仮説
一応、賞の期間が終わったので、
他の小説を書くペースを戻していこうと思います。
なので、集中的に更新していたこちらのペースが落ちるとは思います。
ちなみに賞に関してですが、あらすじ以上の内容は現時点で書けてないのであまり自信はありません。
ただ、次回以降や他の賞もあるので、継続して書き続けようと思っています。
「そう……ですか。
でも、現時点で10億なんて到底払えるとは思えません」
「大丈夫よ。それは私の判断だから」
「え?」
「私が不動くんなら、レベル2になればそれだけ稼げると思った。
結果的に払えきれなかったとしても、それは私自身の判断ミスってだけよ」
「どうして、そこまで俺を買えるんですか?
必要経験値から潜在能力があるとはわかりますが、
能力が上がっても、経験則という意味では経験不足だと思いますが」
「確かに、本来必要な経験を積まないのは不安要素ね」
経験値仮説……レベルアップに必要な経験値は実際にその能力を扱うのに必要な実体験としての経験を意味するのではないか?
『世界と繋がった者』とレベルアップのいう現象について、調べていた学者が打ち立てた仮説だ。
証明はされてはいないが、レベルアップに経験値が必要な理由として、最もポピュラーな説である。
「でも、不動くんなら対応出来ると思うわ」
「どうして……ですか?」
「不動くんには、潜在能力とは別に、『世界と繋がった者』としての資質があると思ってる」