表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
145/146

彼女?の真実

「フム……まァ、そういうカンガえかたもアル、か」


「……御託はもういいだろ。

答えろよ、何で人間に成り替わろうとする?」


「アあ……ソリャあ、人権ナンテものはあったホウがいいダロぉ?」


「人権……?モンスターに……いや、そもそも、お前はなんなんだ?モンスターなのか?」


「ソノ答えは、主観とスルか客観とスルかで答えはカワルダロうな」


「なに?」


「客観視スレば、ワタシはモンスターだと呼ばれるダロうな、カナシいコトに」


「と言うことは、お前は自分自身のことを人間だと思っているのか?」


「ソノトオリだよ」


「……」


一は口元に拳を当てて、視線を彷徨わせた。


そうして、思考を巡らせて至った推論に思わず、バンテージの隙間から見えていた手の甲の皮を噛んでしまった。


「思考や思想を持っているからって、人間だというのは暴論だ。

そうでないと言うのなら……何か理由があるのか……」


影は一の反応を見て、その口?らしき発声器官が三日月状に開いて、笑っているように見えた。


「ソウだ。ワタシは……いや"ボク"は元々人間だったんダ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ