表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
144/146

危険なのは何か

「世の中ニハ知らないホウがいいこともアルってことサ。

知ってしまえば、"消される"かも知れないコトだってあル」


「例えば……お前の存在とか?」


影はキュッとその顔らしき表面がしまったかと思うと、「プハッ」と噴き出した。


「ははハはハ!確かに、ソウかもナ!」


「余計な忠告だ、今更」


「はハ、待て待テ。確かにワタシを存在を知った時点デ、深入りしてシマッタかも知れないが、

それは偶発的なモノだろう?

シカシ、踏み込んで知ってシマッタらそれはそちらのイシということにナル。

ここは重要なテンだとオモワないか?

それとも、毒を食わらば皿まで、トでもいうつもりカ?」


「……」


確かに一にとって、影の正体を知ることは好奇心を満たす以上のメリットはないかも知れない。


必要以上にリスクを背負ってまですることではないだろう。


と、考えられたが、一の結論は違った。


「それを判断するのはお前じゃない。

そして、俺でもないだろ」


「うン?」


「それこそ、お前の存在を知られたら困る奴らがいるとしたら、お前と接触した時点で危険だ。

"そいつら"がどう判断するかなんてわからない。

なら、何も知らないままより、何かを知っておくほうがマシだ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ