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寝れない理由

現実問題として、一の眠気はかなりのモノだ。


油断すれば、すぐに眠りに落ちてしまいそうだった。


それは、ダンジョンという場所で一人でいることを考えると余りに危険だった。


今の一はこの『ミダスの森』で敵になるモンスターなど、

それこそ、あの怪物以外はいないだろう。


しかし、それでも無防備に眠ってしまうというのは余りにも危険だ。


例えば、幼い子供が大人に対して、殺意を持って殺そうとしたところで、腕力に差がある以上、銃のような圧倒的な武器がなければ、まず不可能だろう。


しかし、大人側が無防備に眠っていたとしたら、

武器は銃でなくとも、刃物などで充分殺すことは可能だろう。


要はそういうことだ。


ちなみに、初めてヘルハウンドと対峙した時のレベルアップ前の一ではナイフほどの武器……つまりは強さがなかったから、戦うという選択はなかった。


しかし、今の一とモンスター達の関係は大人とナイフを持った子供くらいの力関係だと言えた。


故に無防備に眠る訳にはいかないのだ。

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