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波止

モンスターというのはある種のプログラムのようなモノだという考え方がある。


人類に敵対行動を取るというプログラム。


生態こそ野生動物をトレースしているかのような挙動は見られるが、明らかに無から発生しているのかのように現れ、自身の命を省みずにこちらを襲ってくる。


今まさに、一によって狩られ続けているというのに、モンスター達は騒がしい方向に……一に向かってくる。


(……今後、周辺のモンスターを狩りたい時、使える方法かも)


「くっ……稟、いないのかっ!?」


騒ぎを起こして30分程、経っていた。


蘭堂は叫び疲れて、膝に手をつく。


「『ファイアボール』っ!」


一もMPこそ、まだまだ残っているが、戦い続けることに、気疲れをおこしていた。


そんな中だった。


「……?」


モンスターの波が止まった。


「何だろう?この辺のモンスターを狩り尽くしてしまったのかな?」


「……」


一は何か嫌な雰囲気を感じていた。


「蘭堂さん、少し待って下さい」


「え、あ、うん」


辺りを見渡す。


草木をかきわけるガサガサという音、そして同時に木が力任せに折れるバキバキっという音を聞いた。

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