表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
105/146

時間事情

故にダンジョン攻略にはシンプルな腕時計が好まれる。


それも、なるべく安価なものが、だ。


何故なら、いくら高価で頑丈な腕時計であっても、モンスターとの戦闘になれば簡単に壊れてしまうからだ。


一部、自分の財力や自分はモンスターと戦っても時計を壊されない自信がある者達がアピールのためにつけていることもおるが、基本的にはある程度動いても大丈夫なレベルの腕時計を壊れるたびに買い換える、というのが『世界と繋がった者』のやり方だった。


一はその事を知った上で、腕時計を買い替えるコストを節約するために、ダンジョン内で時間を確認することを諦めていた。


しかし、超極貧生活を脱出した今は、腕時計を買うのもアリだなと、蘭堂の時計を見ながら思い始めていた。


と、話が本題から逸れてしまった。


今、問題なのは日が落ちるとまずいと言うことだ。


暗いというのはそれだけ視界が狭くなる。


仮に蘭堂の妹が負傷を負うなどして、低い姿勢で身を潜めていたら、それだけで発見は困難になる。


まさか、モンスターのいるダンジョンで名前を呼びながら探せる訳もなく、近くにいても見落としてしまう危険性が出てくるのだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ