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ずっと声が消えない

作者: こころ

頭に浮かんで即書いたのでおかしな部分があるかもしれないですが気にしないでください!

あの声が僕の中から消えない。

どれだけの月日が過ぎても僕の中からあの声が消えない。

ずっと頭の中からあの人の声が聞こえてくる。

どうしてなんだろう。僕が考えても分からない。


彼方(かなた)!」


僕の名前を呼ぶ声が聞こえてきた。あの人の声ではない、(まな)という友人だ。


「どうがした?」


「どうかした?じゃないでしょ。学校いつまで休むつもりなの?」


「愛には関係ないだろ。今は1人になりたいんだ、ほっといて。」


心配してくれてる人にこんな酷い言葉を言ってしまった。だけど本心だ。1人になりたいし誰かと話す気力もない。

そのまま僕は海へ行った。

そして僕は呟いた


「どうして君は、」


僕は叫ぶようにして言った


「どうして死んだんだよ・・・!」


考えないようにしていた、だけどあの人の声が頭の中に響くからどうしても考えてしまう。そして思い出してしまう、あの楽しかった思い出を。

まだ、ずっと聞こえてる。だけど僕は忘れたい。思い出すと辛いし悲しいから

でも忘れたくない。忘れてしまったらあの人との思い出が消えるから。

目を瞑ると色々な思い出が蘇る。楽しかった思い出や苦しかった思い出。今となればもう二度とあの人と楽しいことが出来ない、喧嘩も話すことも出来ない。そう思うと涙が溢れ出てきて、嗚咽混じりにこう呟いた。


「ひとりにしないで・・・」


その瞬間に誰かが僕の肩に触れた感覚があった。振り返っても誰もいない。間違いなんかじゃない、絶対に肩に誰かの手が触れた。だけどそこには誰もいなくて、僕1人しかいない。


「もしかして君なの?だとしたら、酷いよ。忘れさせてくれないだね。ずっと君の声が聞こえるよ。君の声が消えないよ。」


でもあの人は死んでいて、この世に居ない。だから僕が次に進むために告げる。


「さよなら」


これからもずっと僕の中で君の声が聞こえるだろう。

だけど僕は次に進むと決めたから、君の声と一緒に頑張るよ。


「本当にさよなら__」







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