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疲れた
山田さんに会った時より
疲れた・・・・
「ふぅ、で、カナデとショウは何しに来たの？」
「いきなりいなくなったカゲを探してたんだよ！」
「あ〜、僕がガン無視された時か」
まぁ、僕のせいだけどね
「ちょっと！私とショウも気づけなくて落ち込んだんだから！」
「ごめん、からかい過ぎた」
「それで、カゲはこれからどうするんだ？俺もカナデもカゲについていくつもりだけど」
「とりあえずマイルド様が戻ったら王都に戻るかな、カナデは知ってると思うけど、魔王討伐の報告があるから」
「え？魔王を討伐したのか！？」
「カナデそれは本当かい？」
ショウとマルボさんの圧が凄い・・・
「本当だよ！カゲの記憶から見たし」
カナデは話を合わせてくれたか
「現物有るけど見る？」
「「是非！」」
マルボさんとショウがハモったw
「いでよ！魔王！」
影からズズイーっとな
「おぉ」
「これをカゲが？」
「俺１人で倒した訳じゃないけどね」
「なるほど、マイルドが走って戻るわけだ」
「死んでもこの迫力か、生前はどれだけ凄まじかったんだ？」
「うーん、僕とか黒牙が冷や汗が出るくらいにはヤバかったかな」
「基準が分からん」
「今後の参考にしたかったんだけどな」
「そうだなぁ、マルボさんとショウとカナデに確認だけど、僕が本気で威圧しても良いかな？」
「威圧？カゲオの威圧がどう関係するんだ？」
「魔王と対峙した時の感覚を再現しようと思いまして」
「なるほど、私は良いけど二人はどうだい？」
「私は全然大丈夫だ」
「俺は魔王が、どの程度か体験したい」
「三人が良いなら全開でやるね」
すぅーはぁ〜
《威圧》全開！
『ビリッ』
◇カゲオが全開の威圧を放った瞬間大気が揺れた
「ぐっ」「がはっ」
「くっ・・・カゲ！ギブ！やめて！」
威圧解除っと
「もう良いの？」
「はぁ、はぁ、私は限界！皆もヤバそうだよ・・・」
「ん？皆？」
あちゃー
黒牙と四焔の三人以外は座り込んでるよ
「カゲオ、凄まじかったぞ！オデも寒気がした！四焔も何とか立ってられたみたいだしな、魔王より凄かったぞ」
「ふぅ、魔王超えって、カゲの力はどうなってんだよ」
「ただ威圧しただけなんだけどな〜、殺気は混ぜなかったから大丈夫かと思ったんだけど、ナナ達は大丈夫？」
「だ、大丈夫デス、カゲオ様凄すぎデス、皆デスるかと思ったデス」
うん、ナナはデスデス可愛いな
「今のだけで武器になるな」
「あーそういえば、第二王子とかは漏らして気絶してたな〜」
「お漏らしは嫌だね、トラウマだし誰かに見られたらもっと最悪」
『・・・オ』
「ん？」
『カゲオ！』
「呼んだ？」
「なにが？誰も呼んでないと思うけど」
『妾なのじゃ！』
ん？あー！
クロノスか！
「ごめん、ちょっと呼び出しきたから数分影に潜るね」
「呼び出し？誰から？」
「クロノスって神様、それじゃまた後で」
「神様？」って皆驚いてるけど
マイルド様以外には言ってなかったっけ？
ま、良いか
「クロノス何かよう？」
「酷いのじゃ！放置して！」
「ごめん、とりあえず予定が狂った件もごめん」
「そっちは良いのじゃ、山田とか名乗ったあやつが言っていたことは気にならんのか？」
「敵の存在について？」
「それなのじゃ！何で聞きに来ないのじゃ！」
「うーん、クロノスが嫌がったら困るから聞き方を考えてたんだけど」
「・・・・妾の為に悩んでたとは・・・・お人好しめ、友達なら気にせず聞くと良いのじゃ！」
友達だからなやんだんだけどなー
「わかったよ、クロノス、敵とは誰なの？」
「神なのじゃ」
「神様？クロノスみたいな？」
「そうなのじゃ、この世界は神々が暇潰しに作ったボードゲームの盤上なのじゃ」
「ゲーム？」
「そう、世界を四分割にし領土を取りあい最後に残った神が勝ちとなるのじゃ、山田はおそらく妾と知己のロキの配下だと思うのじゃ」
山田さんは神の代行者ってことか？
「おそらくって対戦相手を知らないの？」
「そうなのじゃ、ロキは妾達姉妹と同じくこのゲームに否定的だったのじゃ、命を弄ぶこんなゲームは駄目なのじゃ！」
なるほど、それでクロノスはゲームの駒に感情移入して
我が身を犠牲にしても守ったのか
「神様って介入出来るの？」
「この世界に直接だと妾のように命を掛ければ可能なのじゃ」
「神様が神様に介入するのは？」
「この世界に介入するよりは簡単なのじゃ」
対戦相手がわかればプレイヤー間の直接攻撃は可能か
「そっか、因みに僕達は転移者は切り札的な感じ？」
「そうなるの、だがそれなりに神力を消耗するから多くは無理なのじゃ、だからカゲオ達は40人だと山田に言っていたのは、おかしいのじゃ、クロノアは何故こんな無理したのじゃ」
「あー、なるほど、山田さんが言ってた意味がわかったよ」
「なに！教えるのじゃ！」
「たぶんクロノア様に他の神様が介入して来たんだよ、クロノア様を騙したか操ったかはわからないけど、大量に転移をさせて消耗させ、ロキ様と潰し会わせる為に」
「・・・・確かにそれなら納得なのじゃ」
「クロノア様と接触するチャンスはある？」
「敵の首領を倒した報告をする時には神と面会出来るルールなのじゃ」
「因みに神様って殺せる？」
「何を言っておるのじゃ？まさか！」
「そのまさかだよ」
「・・・それならば妾を復活させるのじゃ」
「クロノスが殺る気？」
「いや、妾では無理なのじゃ、神同士では殺せないのじゃ、だがカゲオに加護を与えれば神殺しは出来るのじゃ！」
神は神を殺せないか
もしかすると・・・・
「わかった、頭、左腕、右腕、右足、胴体の５つだよね？」
「そうなのじゃ！」
「今いる面子は信用できるから、すぐに取りかかるよ！場所はクロノスが把握してるんだよね？」
「妾の体だからの、パスも繋がっとるから問題はないのじゃ」
「了解！それじゃあ行ってくるね！」
時間が無い、急がないと
第一章が終わらないだと・・・
思いつきだから構想が常に変わるので章が完結しない！
たぶんあと数話のはず！
