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1-14

給仕の人はガチガチに緊張してたけど

紅茶の淹れ方は一流だったと思う、たぶん


だってめっちゃ美味いよ


さて黒牙達とお茶を楽しみつつ

雑談をしていたら

マルボさんがやってきやした


「失礼するよ、遅れて申し訳ないね」


「あ、マルボさんどうも、マイルド様は今領主館に一回戻ってます」


「何か爆走してるマイルドぽい人影を見たけどやっぱりか、アイツ走って戻るとは余程のことがあったのか?まぁ、そんなことよりお客様の紹介をしてもらえるかな!」

なんかワクワクウズウズしとる


「そうでしたね、僕の横にいるのが黒牙です、黒牙自己紹介してもらえるかな」


「・・・・・・」

ん?黒牙がマルボさんを見て固まってる


「黒牙?どうかした?」


「カゲオ、私は彼らに何か失礼なことでも言ったかな?」

マルボさんも動揺しとる

黒牙どうしたんだ?


「黒牙?大丈夫?」


「・・・・あ、あぁ申し訳ない、私は黒牙、元オーガニア第一王子で今は進化しオーマンの代表をしています、後ろにいる者達は部下になります・・・・あのマルボ様一つ伺っても良いでしょうか?」

なんかいつもと違うな


「黒牙様、私に様は不要です、私に回答出来ることなら何でもお答えしますよ」


「ありがとうございます、あと私にも様は不要です」


「元王族なのですよね?様を付けなくて良いんでしょうか?」


「元ですから大丈夫です、それで伺いたいんですが・・・・・・・私を覚えていますか?」

ん?


「?・・・申し訳ないですがお会いするのは今日が初めてでは?」


「・・・・あ、失礼、質問を変えます、昔オーガの子供を助けた記憶はありませんか?あとこの布も」

いつも腕に付けてる布?


「・・・!まさか!あなたはあの時のオーガの子?その布は確か私が食料を分けた時に使ったスカーフ!」

え!マジかい!


「やはり!マルボさんがあの時の人間!あの時は本当にありがとうございました!」

黒牙が興奮してマルボさんに抱きつきおった

なんか良いね


「そうか、大きく立派になったね!嬉しいよ!あの時の行動が間違っていなかった・・・・」

マルボさんが泣いてる!

飄々として泣かないイメージだったのに

うん、良いね

感動の再会!

そうか今日が最終回か!

こんなに感動的何だからきっとそうだ!

後愛読ありがとうございました!










「あの〜、感動の再会中に申し訳ないんですが、私達を放置とかカゲオ酷くない?」


「ん?あ〜カナデとショウいたのか!」


「なっ!いたのか!って酷い!」

「カゲの奴わざとだな」

うむ、ショウ正解!

マルボさんと入ってきた段階で気づいてたね


「それで二人はどうしたの?」


「あ、すまない、彼らはカゲオの知り合いだと言っていたから連れて来たんだよ」

マルボさんは黒牙に会えた興奮で

素でわすれてたみたいだね


「なるほど」


「なるほど、じゃないよ!私達も感動の再会だよ!ほら!」

カナデが手を広げて待ってる

よし!


「カナデ会いたかった!」

がっちりホールド!






「・・・・・なんで、ショウに抱きついてんのよ!」


「あ、間違った!テヘ」


「くっ、カゲがその気なら、私だって考えがあるんだから!」

やべ、カナデ怒ったかな


「あー、カナデごめ」

「問答無用!《記憶読み取り》発動!」

いきなり魔法!

なんか、僕の頭から光が出て

カナデの杖に吸い込まれていく!


「・・・・ぷっ!へぇ〜誰からも認識されないスキルかぁ、ふふ、なるほどね〜」


「記憶を見られた!?な、なんの記憶を見たんだよ!」


「え?言っちゃって良いのかな?俺のこの手が真っ赤に燃える・・・とか?ラブではなくてライクとか?」


「グハッ!全部見とるやんけ・・・終わったOrz」

僕の中二メンタルが終了しました・・・


「あと、アリアちゃんて誰よ?」

知ってるくせに!


「領主様の娘さん」


「なんで即答で結婚を拒否しなかったよの!」


「まぁ、流れで?かな?」


「私と言うものがありながら!カゲオ酷い!」


「取り込み中悪いがカゲオ、カナデは君の彼女なのかい?」

「はい!」

カナデ神速の回答!


「カゲが悪い」

やっとショウが喋ったら批判?


「ショウ、僕が悪い?」


「カナデは前からカゲを好きだったし、アピールもしてただろ?まさか知らなかったとは言わないよな?」


「・・・・」

うん、知ってた

カナデは学校で一番人気くらい

容姿端麗、頭脳明晰

だけど周りが距離を置く変人


まぁ変人なのは僕に対する熱量

周りが告白とかを諦める程

僕のことが好きなんだよな〜


僕もカナデは嫌いじゃない

だけど、親友的な感じなんだよな


よし!逃げよう!

スキルオートオフをOFF!

更に影の中にダイブ!


「あ!カゲが消えた!」

「逃げたな」


「甘いよ!私は既にカゲオ探知魔法を完成させてるんだから!」

え?探知魔法?


「見せてあげるよ私の魔法で唯一詠唱文が必要な《カゲオストーカー》を!」

なんですか!その物騒な魔法は!


「『カゲオどこかな?ここかな?違うかな?あっちかな?そっちかな?そこだね!《カゲオストーカー》』」

なんじゃい!その詠唱文!


「なっ!なんだこの大魔法は!」

黒牙達が驚いてる!

ん?外が明るいな!


「外が凄いことに!」

給仕の人が駆け込んで来たね

外に移動してみるか





なっ!

やばっ!空を覆い尽くす特大の魔方陣!

僕でもわかる

たぶん世界最高クラスの魔法

魔法の無駄遣い


「見つけたよ!」

え?



「そこの影の中だね!」

正解!

でも潜ってれば安心?


あり?

影から引きずり出される!

体が動かない!


「ふふ!《カゲオストーカー》は見つけるだけじゃなくて、サルベージまで出来るんだから!」

なんじゃそりゃ!


「はぁ、僕の負けだよ・・・」


「にひひ♪大成功!」


「カゲオ様の仲間はやっぱり規格外なのですね」

レオがなんか呟いとる


「カナデ、質問だけど、その変態魔法が使えるなら異世界転移魔法も使えるんじゃない?」

マルボさんに聞こえないよう耳打ちする


「お!流石はカゲだね!使えるよ!ただ戻ってこれるか分からないから使ってないけど、へへ♪変態とか照れるな」

あー、確かに向こうでは魔法が使えない可能性があるか



「カゲ、もう諦めろ、カナデはこの魔法を完成させる為に既に数百の魔法を数日で作ったんだから」


「はぁ、わかった、諦める」


「あ、そうだ!ついでに《マーキング》っと」


「え?何?今の魔法」


「そのままの意味だよ!カゲが何処にいるかわかるように目印!」

ん?ならマーカーで良くない?

なんか嫌な予感がする


「カゲオ、その二人を紹介してくれるか?」


「あ、ごめん黒牙達を放置して遊んじゃって、この二人は幼なじみでこっちがカナデ、そっちがショウリだね」


「もっとちゃんと紹介してよ!黒牙さん、私はカナデです、カゲオの彼女で!今は魔法使い、得意魔法は《カゲオストーカー》です♪」

転移しても相変わらずか


「俺はショウリ、聖騎士で凡人です」

いや!ショウは凡人ちゃうやろ!


「凡人?カゲオとは種類の違う何かを感じるんだが」


「ショウリは身体能力チートじゃん!蹴りでゴブリン暴散するし」

なにそれ怖い!


「ちーと?」


「チートは規格外的な意味で考えれば良いよ」


「なるほど」

黒牙がなんか納得してる


「とりあえず部屋に戻ろっか」

なんかめっちゃ疲れた

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