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オーガキング撃破!

どうして、こうなった・・・・・











すみません

ただ言いたかっただけです!


えーただ困惑してます!


オーガキング討伐後

スルスル、ヌルヌル進めて

気付けば魔王城前!



「カゲオどう思う?」


「まぁ、脅威じゃないと舐めてるのか、部下じゃ勝てないからと無駄な血を流させないようにしてるかだろうけど、どっちにしろ不気味だね」


「そうだな、門番すらいないのは異常だ」


「とりあえず僕はスキル全開で行くから、黒牙達は警戒しながら進んで」


「了解だ、お前達も行くぞ!」


「「「「はっ!」」」」





◇魔王城・王の間

「よく来た、久方ぶりの強き者達よ」

世紀末覇王的な大男ですな


だけど隙だらけ?

わざとか?誘われてる?


悪意も滲み出てるし

悪者確定かな?


久々の首ちょんぱ!

いっくよー!


最速で移動して

居合い抜きで

ちょんぱ!

ん?


◇『ゴト』っと首が落ちた音が響き渡る


なんか違和感があったような




「グハハハ!酷いではないか、痛かったぞ」


「なに?首が落ちたのに生きている?アンデット系の種族か?」


「お主らが報告にあったオーガが進化した者達か?うむ、朕ですら知らぬ種族がいるとは、本来有り得ぬのだがな・・・」


頭と体が離れても平気?

魔物だから?

黒牙が言ったようにアンデット?

何より血が出てないし

断面がおかしい・・・・・


「それにしても今の攻撃はどうやったのだ?朕が一切感知出来ず首を切られるなど有り得ぬのだがな」


さっきから有り得ぬ有り得ぬ

五月蝿いな

細切れにしちゃお


「まてよ、まさかな、念のため確認させて・・」

◇数百の斬撃が瞬く間に放たれ一瞬で細切れにされた


ついでに聖水ドバっと


生命反応なし

魔力も感じられない

死んだな

でも聖水に反応しなかったから

アンデットではなかったのかな?



「黒牙お疲れ様」


「カゲオ!凄まじい斬撃だったな!流石に魔王も耐えられなかったようだな!」


「う〜ん、倒せたけど何か違和感があるんだね」




「「「「「「酷いことするの〜朕でなければ死んでいるぞ」」」」」

◇細切れにされた破片せれぞれから声が聞こえてくる


「なっ?生きてる?」


◇逆再生のように破片が繋がり元に戻った

「お主が、先の攻撃の使い手か、よもや『コチラ側』の者が敵として現れるとは驚いた、お主は何者だ?」



「『コチラ側』?何の話しだ?」

◇咄嗟に影王として振る舞う


「惚けているのか?いや、その様子だと知らない?まぁ、よい今からお主達を朕の鑑定眼にて見定めてくれよう、《開眼》」


くっ、寒気がする

何もかも見透かされているような

嫌な感じ・・・・


「なるほど、理解した、しかしお主達、いや景雄はかなり特殊な存在のようだの」


ヤバイ、名前が知られたってことは

影王じゃないとバレた?

「・・・・・」


「うむ、そう警戒するでない、鑑定眼にてお主達のステータスを見た非礼は詫びよう、因みに鑑定阻害のスキルや魔法は通常朕には無意味だから、落ち込まなくてよいぞ、ただ景雄のステータスは全部は見れんかったがのう」


「ステータスを見て何を確認したんだ!?」


「その説明は暫し待て、お主達には真の姿を見せよう」


「?真の姿?」


「《傀儡解除》」

◇魔王は糸が切れた操り人形のように脱力し倒れ粒子になって消えた


「消えた?」


「ぷっ!なかなか良いリアクションをしてくれるではかいか!」


◇景雄のように影から何者かが姿を現した


「なに?景雄と同じ力?」


「え?日本人?」

◇30代くらいの日本人が立っていた


「驚いたか?朕、いや、俺は山田太郎!日本人だ!」


「山田太郎?偽名?」


「在り来たりな名前だからって逆に怪しむなよ!碓井景雄、お前も日本人だろ?」


「・・・予想外の展開に頭が回らない、山田さん?は敵なの?」


「質問に質問で返すなよ、まさか転生、転移者が自分だけだと思ったのか?とりあえず敵か味方かは何とも言えない」


「・・・すみません日本人です、他に同じ境遇の人はいるかと考えましたけど、まさか魔王だとは・・・・」


「素直で結構、確認だけど今回は1人か?」


「今回?転移の話であればクラス全員なので40人です」

なんか敵意も何も感じない・・・

どうなっているの?


「40人か必死だな・・・おっと、そんな困った顔をしなさんな、お兄さんが色々教えてやろう、まぁ俺も聞きたいことあるし、あと君の部下?そろそろ警戒を解いてくれないか」


「ああ、黒牙達、もう警戒しなくて良いよ、この人は人間だ、敵意もない」


「・・・・わかったカゲオが大丈夫と言うなら信じる」


「凄いね魔物からこんなに信頼されるなんて!」


「まぁ皆は友達ですから」


「ほぅ、友達か良いね、俺は孤独に魔王をやってるから、羨ましいな」


「山田さんは何故魔王を?それに『コチラ側』って何ですか?」


「まずはソコが気になるよな、良いよ教えてあげよう!最初に魔王をやってるのは依頼されたからかな、誰かは言えないけど俺のスキルと魔法が、魔王を演じるのに向いていたから、因みに魔石を使ってこんなことが出来る、《魔創造》」

◇魔石に魔力が注入され姿を形成し、魔王が現れた


「おっと、警戒しなさんな、コイツは意思の無い人形だと思ってくれ、で、更に俺の職業傀儡士の力で操ると」


「グハハハ!朕が魔王である!」

魔王人形がグ〇コのポーズをしながら喋りだした


「こんな感じで魔石を媒介に魔物を作り操ってたわけだ、因みに力の注ぎかた次第では君の友達より強いのも作れるし、ある程度自律した自動人形も作れる、あとオーガキング程度の魔物なら時間はかかるけど3万体は作れるよ」


「3万!目的は何ですか?クロック王国が狙いですか?」


「う〜ん、まあ喋っても良いか、クロック王国は眼中に無い、一応危機感を持って貰うために何度か攻撃はしたけど、死者は出してないよ、どちらかと言えば向こうにいる敵が狙いかな」

◇山田はクロック王国とは逆の方向を指差した


「向こう?」


「おっと流石に、これ以上は教えられないかな、まだ君は知るべき段階に無い、気になるならクロノスに聞いてみな」


「!クロノスを知っている?」


「君からはクロノスの神性が感じ取れるからね、俺は面識無いけど立場的に色々詳しいんだよ、彼女を助けてあげれば何か教えてくれるかもね」


「山田さん、あなたはいったい・・・」


「そこはまだ秘密かな、あと君からの質問は『コチラ側』についてだったね、全部教えちゃうのは面白くないから、ヒントを出そうかな、ヒントは『法則・ルール』これは答えに近い意味を持つ言葉かな、因みに俺は『代行者』だとも言っておくよ」


「法則にルール?代行者?僕にも何か『代行者』のようなものがあるんですか?」


「良いね、悩んでるね!う〜ん君のは教えられないけど、君の友達は『抗う者』かな」


「抗う者?」

「オデ達もカゲオと同じ?」


「ふふ、よく悩むと良いよ、じゃあ俺からの質問良いかな?」



「答えられることなら」


「君の進化の力はどこで手に入れた?」

◇一瞬にして雰囲気が変わった


「どこでと言われても怪我をした友達を助けようと魔力を注いだら、進化しました」


「・・・・君のステータスは完全に確認をすることが出来なかったけど、最初から持っていた訳ではないんだね?」


「そうですね、最近ステータス見てなかったから何時からも分からないですけど」


「そうか、もしかすると君の力が必要となる可能性があるから、その時は頼むよ、あとそれは進化じゃないからね、後でステータスを確認するといいよ」


「進化じゃない?、あ、協力出来ることなら、協力します」


「ありがとう、一つお礼に忠告だけど存在を消すスキルは気をつけた方が良い、君のスキルは飛び抜けて強力だから、多様すると人々の記憶からも消え最後は自分自身すら認識出来なくなる恐れがある」


「え?」


「驚いただろうが、俺は最悪の結末を迎えた君と同じような存在を『知って』いる、だが安心して良い、スキル全開は必要な時だけにして、あとはスキルのオートオフを使いながら色々な人達と触れ合うんだ、そうすれば存在証明が出来、スキルの影響を落とせる」


「分かりました、気をつけます」

おどけた様子は無くかなり真剣だったから気をつけよう

だけど記憶からも消える存在を『知って』いる?



「はは、ちょっと真面目に語りすぎたかな、魔王はクロック王国を攻めないから安心て帰りなよ」


「あ、山田さん魔王を倒せば元の世界に戻れるって言われたんですけど、本当ですか?」


「・・・・・それは誰が言ったんだ?」


「クロック王国のクリスティア様が召喚時の説明で、魔王を倒せばクロノア様が帰してくれるようなことを言ってました」


「そうか・・・そちらから攻めてきたか・・・・わかった、ちょっと待っててくれ」


「はい」

攻めてきた?




◇山田は空中から禍々しい魔石を取り出す

「とっておきを見せる《魔創造》魔力注入Lv.MAX、魔王創誕」


「くっ、な、何を?」

凄い存在感だ、正に魔王・・・

黒牙達も身構えて冷や汗をかいてるな



「こうするだよ」

◇剣を取り出した山田は魔王の首を一閃

「この首と、死体を持って行くと良いよ、先代魔王の魔石を使って体の構造も再現した力作だ」


「先代?ですか?」


「人間側は何代目の魔王かなんて知らないから、あと魔界から魔物が攻撃しないよう統制しとくよ、それを女神に差し出すと良い、鑑定でも間違いなく魔王と表示されるから安心してくれ」


「そうですか、確かにこの死体なら魔王討伐になるかもしれません、だけど良いんですか?こんなに貴重な魔石を」


「本物じゃないと意味が無いからね、女神は約束を違えない、約束を破るのは神の行いではないからね、裏技みたいなものだけど、これで君のクラスメートは帰れるだろうさ、それに俺にもメリットがあるから気にせず持って行ってくれ」


「色々ありがとうございます」


「俺は基本魔王城にいるから、何かあれば来れば良いよ、魔王城に配置している兵士は俺の人形だから、君達を敵と認識しないよう設定しとく」


「それじゃあ、魔王討伐を報告してきますね、また来る時はお土産持って来ます」


「律儀だね、楽しみにしとくよ、またね」


「失礼しました」






◇景雄達が去った後

「景雄君か、ふふ、全く感知出来なかったのは初めてだな、間違いなく今後を左右する存在だ、あとはクロノア、いやアイツがどう動くかだな」


第一章はそろそろ終わるはず!

ノリで書いてるので変更もあるかも

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