第3話 称号:魔王
自身が死んだことを自覚した霧谷であったが
「で、結局ここ何処よ?」
当初の疑問は解決していなかった。更に、
「・・・眠いし、また後で考えよ。」
とか言いながらその辺の柔らかい草の上に寝転がった。あんだけ寝といてまだ寝るのか。そうして意識が沈みかける中、
ー魔王の称号適合者の出現を確認しましたー
脳内に声が響いたと同時カッと目を開けた霧屋の目の前に、ゲームのステータス画面のような物が浮かび上がる。そこには
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ミスト(人間)
ジョブ:賢者 Lv174
HP 243000 MP580000
物理攻撃力:12000
魔法攻撃力:890000
物理防御力:1140000
魔法防御力:1450000
アクティブスキル:
治癒士呪文Lv5(MAX)
魔術師呪文Lv5(MAX)
高位治癒士呪文Lv5(MAX)
高位魔術師呪文Lv3
パッシブスキル:
魔法防御力上昇Lv5(MAX)
物理防御力上昇Lv5(MAX)
魔法攻撃確率無効Lv5(MAX)
物理攻撃確率無効Lv5(MAX)
回復呪文威力上昇Lv5(MAX)
魔法攻撃威力上昇Lv3
状態異常無効
詠唱破棄
称号: 魔王 new!
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「ーーーへ?」
何処からどう見ても、つい今朝方まで完徹してプレイしていたオンラインゲーム『ユグドラシル』での、霧屋のステータスであった。ーーーある一点を除けば、だが。
「ユグドラシル!?ってことはまさかの異世界転生とやら?
ん?称号?・・・・・魔王?」
ー適合者のステータスを確認ー
ー『称号:魔王』により、一部ステータスを上昇ー
ー『称号:魔王』により、全スキルの限界レベルを上昇ー
ー『称号:魔王』により、スキル:魔法防御力上昇・物理防御力上昇・魔法攻撃確率無効・物理攻撃確率無効 をレベルアップー
ー『称号:魔王』により、ランダムで選出されたスキル:『反転』を付与しますー
ー完了しましたー
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ミスト(人間)
ジョブ:賢者 Lv174
HP410000 MP800000
物理攻撃力:12000
魔法攻撃力:1880000
物理防御力:2790000
魔法防御力:3560000
アクティブスキル:
治癒士呪文Lv7
魔術師呪文Lv5
高位治癒士呪文Lv7
高位魔術師呪文Lv4
反転 new!
パッシブスキル
物理防御力上昇Lv7
魔法防御力上昇Lv7
物理攻撃確率無効Lv7
魔法攻撃確率無効Lv7
回復呪文威力上昇Lv7
魔法攻撃威力上昇Lv3
状態異常無効
詠唱破棄
称号: 魔王
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