それは、ハーレムの道へ
うん、頑張った!
ラルフ「ラピス!!」
レンジ「静かに。」
ラルフは直ぐに口を閉じた。
レンジよ泣き疲れて、寝てしまいましたよ。起きると行けないので廊下に出ましょう。」
俺はラルフさんと一緒に廊下に出た。
廊下にはマーシアさんもいた。
ラルフ「ラピスは本当に治ったのか?」
レンジ「はい、しっかりと治りましたよ。」
ラルフ「本当に良かった…」
マーシア「良かったよ…」
レンジ「ただ、治ったのはいいんですけど
ラピスは相当不安だったと思います。寝るまで泣き続けてましたから。」
マーシア「すまないね。」
レンジ「気にしてませんよ。小さい女の子なのによく頑張ってましたよ。」
はっきりと言うと俺なら生まれた時から
ラピスみたいになっていたら引きこもったりしていただろう。いや、俺でなくてもほとんどの人なら自殺する事だってありえる。
ラルフ「お礼はどうすればいい?」
マーシア「やっぱり高いのかい?」
は〜…
大人だから仕方が、ないよな。
治療代なんて取る気ないしな…
レンジ「要りませんよ。但しラピスを絶対に幸せにして下さい。今回は只の気まぐれです。」
ラルフ「お礼をさせてくれ!このままじゃ俺のケジメが付かない。」
マーシア「なら、貴方がラピスを幸せにしてやってくれないか?」
ラルフ「マーシア本気か?」
マーシア「もちろん本気だよ!ラピスも喜ぶだろうしね。」
ラルフ「?」
アリス『マーシアさんは鋭いですね。これを女の勘と言うのでしょうか?』
お、女の勘か、何か怖いな…
レンジ「それは、私達が決めるのではなく、ラピス本人が決めることですから。」
マーシア「ラピスが良ければ、貴方は良いんだね?」
アリス『ご主人様!』
レンジ『お前いいんだな?』
アリス『はい!』
レンジ「ラピスが良ければですがね。」
マーシア「今の言葉しっかりと聞いたからね。」
レンジ「今日、ラピスを部屋まで運んだら私も寝ます。ラルフさん案内してください。」
マーシア「あの子を助けてくれてありがとう。」
最後にマーシアさんが小さな声で俺に言った。
さてと、ラピスを運ばないと俺が寝れない。
俺はラピスをお姫様抱っこして廊下に出る。
ラルフ「そ、その持ち方は…」
レンジ「どうしました?」
ラルフ「何でもない。ついて来てくれ。」
歩き出す。
ラルフ「なあ?レンジお前は何で顔を隠してんだ?」
レンジ「友達に顔を隠すように言われたからですね。」
ラルフ「怪しい事やってないよな?」
レンジ「無いです。俺は今日この国に来たんですから。」
ラルフ「そうかなら少し話を聞いてくれ。実はな、俺はラピスが苦しんでるのを気づいてなかったんだ。いや、気づいてはいたんだ、どうしたらいいか分からないからずっと逃げてたんだよ。この子の父親なのに本当情けない…」
レンジ「そうですか、ならもう逃げる必要は無いですね。」
ラルフ「そうだな…ありがとう。ここがラピスの部屋だ。」
ラピスの部屋に入り、ベットに寝かせ布団を掛けて部屋を出る。
ラルフ「俺はまだ、片付けが残ってるから仕事に戻るよ。」
レンジ「私も部屋に戻って寝ます。朝から歩いて、いろいろあったので疲れました。!
ラルフは戻っていった。
俺も部屋に戻った。
レンジ『明日は、冒険者ギルドで依頼を受けるから寝ないと。』
アリス『おやすみなさい、ご主人様』
レンジ「おやすみ、アリス」
翌日
あれ?
誰かに名前を呼ばれている?
「レンジさん、起きて下さい、レンジさん」
揺すっている。
レンジ「誰だ?」
ラピス「ラピスです。ご飯ですよ!起きて下さいレンジさん!」
ラピス?そっか俺、今宿に泊まった。
レンジ「ラピス、おはよう、体は大丈夫?」
ラピス「おはようございます。体はとっても調子が良いです。」
ラピスは笑って言う。
ラピスの笑顔初めてみたけど可愛いな。
レンジ「それなら、良かったよ。それで朝食の時間か起こしてくれてありがとう。着替えをしたら行くよ」
ラピス「レンジさんは、顔を見せてくれないですよね…。」
レンジ「別に嫌いとかじゃないさ、友達に言われたからこの格好してるだけだ。」
ラピス「でしたら、見せて下さい。私は自分を救ってくれた人の顔が分からないのは、嫌なんです!」
う〜ん、どうすればいい?
アリス『ラピスちゃんならいいですけど顔を見せたら覚悟を決めたほうがいいですよ?』
は〜…マーシアさんとの話もあるし、責任は
しっかりと取るしかない。
レンジ「分かったよ。」
俺はフードを外す。
ラピス「…」
レンジ「どうした、ラピス?」
ラピス「いえ、何でもないです。見せてくれてありがとうございます。私先に行ってますね。」
何でもないって言われても顔が真っ赤だし、逃げるように食堂に走ってた?
早く着替えないと。
俺は着替えて食堂に行くと。
マーシア「レンジ、さっきラピスが顔を真っ赤にしながら戻って来たけど何かあったの?」
レンジ「特に何もしてないですよ。」
マーシア「それならいいけど、手を出すなら結婚してからにしなさいよ?」
おいおい、何でそんなに状況が進んでんだ?
ラピス「お母さん!レンジさんに変な事言わないで!」
マーシア「何だい、ラピスも聞いてたのかい?変な事?こんないい人そう簡単に見つからないわよ。」
ラピス「でも、レンジさんが困らせちゃう…」
マーシア「そんな事を気にしてたのかい?」
ラピス「そんな事って!私にとっては凄い大切な事なの!!」
!?ラピスが怒鳴った。
結構怖いと思った。
マーシア「少し落ち着きなさい。言い方が悪かったわね。」
ラピス「?」
マーシア「そこは後でしっかりとレンジに聞いておきなさい。レンジ、お前さんからしっかりとラピスに伝えてくれ。」
レンジ「分かった。そういうことだから、ラピス後で話がある。」
ラピス「はい…」
飯食い終わったし、ラピスと話さないといけないな。
レンジ「ラピス、話いいか?」
ラピス「はい…わかりました…」
レンジ「部屋で話そう。」
俺とラピスは部屋に入った。
なんて話出せばいいんだ?
いざとなると結構緊張するな…でも話をしないとマーシアさんとの約束を破る事になるな…
ラピスややっぱり、私では駄目ですよね。病気を持っていた人なんて好きになんてなれませんよね。」
アリス『ご主人様!!はっきりと伝えてください!!』
急に大きい声で言うから、びっくりした。
わかってるさ、覚悟はしっかりと決めたし、責任をとるつもりもある。
レンジ『分かってる。』
ここで言わないと男じゃないな!
レンジ「ラピス、俺には婚約者がいる。」
アリス『え!そこからですか!?』
え、違うの!?
ラピス「やっぱり、そうですよね。レンジさん格好いいですからね。」
えっと、あぁもう!
レンジ「いいから最後まで聞いてくれ。
婚約者がいるけど、ラピスお前は俺とどうなりたい?」
ラピス「婚約者がいるんだから、無理じゃないですか!」
レンジ「婚約者から許可は取ってある。」
ラピス「それでも…」
レンジ「なら、俺から言わせてもらう
ラピス、俺と結婚してくれないか?」
ラピス「…」
レンジ「強制じゃない。ラピスが決めてくれマーシアさんには話をしてある。」
ラピスが泣き出した。
ラピス「何で私なんですか…」
レンジ「好きになったからだ。
幸せにしたいと思ったからだ。」
ラピス「私を好きになったんですか…?」
レンジ「好きになった事に理由が欲しいか?」
ラピス「本当に私でいいんですか?」
レンジ「ラピスだからいいんだ。」
ラピス「レンジさん、私を貴方だけの女にしてください。」
レンジ「分かったなら、お前は俺だけの物にしてやる。」
俺はラピスにキスをした。
俺は…
数時間後
俺も若い男たがらね!
え〜と、もう昼になる。
はい、もうご察しの通りです。
最後までやりました。
アリス『ご主人様…獣ですね。』
なんて言われた…。そうですよ獣ですよ!
だって凄く可愛いから仕方ないじゃん
昨日会ったばかりの子と何やってだよ俺…。
レンジ「ラピス、悪いやりすぎた。」
ラピス「レンジさんは、激しかったです。」
レンジ「さっきみたいにレンジでいいよ」
ラピス「恥ずかしいので言わないで下さい。」
ラピスの顔が真っ赤になりながら、服を着ている。
ラピス「やった後で何ですが、レンジの婚約者は何処にいるのですか?挨拶に行かないと。」
レンジ「それなら、アリス!」
アリス「こんにちは、ラピスちゃん。」
ラピス「…?」
固まってる。そんなに驚くことか?
アリス「私が婚約者1号のアリスだよ?」
ラピス「は、初めましてラピスです!」
アリスがラピスに近づき、俺に聞こえない声で話している。
アリス「うん、ずっと見てたからしってるよ。」
ラピス「ずっと?」
アリス「激しかったね。」
ラピス「うわ〜〜!!」
レンジ「ラピスどうした!?」
ラピス「恥ずかしい!!」
アリス「ほらほら、落ち着いて。大丈夫気にしてないから」
ラピス「う〜…すいません…」
何かアリスがラピスを慰めてる…
また、俺に聞こえないように話して始めた…
えっとね少しだけどね、本当に少しだけど寂しい…。
アリス「私ね、ご主人様のスキル何だよ。けどね、子供作れるんだよ。」
ラピス「確かにスキルから作られたとは思えないです。人みたいです。子供も…」
アリス「そうだよ。ラピスちゃんもでしょ?」
ラピス「は、はい!」
何の話をしているのか分からない…
何であの2人会ったばかりなのにあんなに
気があってるんだ?
それは、良かったがあとは大事な物を渡さないと。
レンジ「アリスとラピス、これを受け取ってくれないか?」
アリス「何ですか?ご主人様。」
ラピス「はい?」
アリス「指輪ですね?」
ラピス「です。」
レンジ「婚約指輪だよ。」
アリス「…」
ラピス「…」
アリス「本当にいいんですか?」
ラピス「私も?」
レンジ「結婚式は今すぐには無理だけど、2人に婚約指輪を受け取って欲しい。」
アリス「やった〜!ラピスさん!指輪ですよ!婚約指輪!」
ラピス「私凄く嬉しいです!アリスさん!」
2人が喜んでくれてよかった。
昨日らこっそりと造った甲斐があったよ。
レンジ「あと、その指輪には2人を守ってくれるスキルがある」
神王の婚約指輪
全状態異常無効
スキル
神王の守護
(敵意あるもの害あるもの全てを弾く)
アリス「凄いスキル…」
ラピス「神王?」
レンジ「気にしなくていいよ」
はっきり言って、俺もよく知らない!
アリスはそこら辺のことはあまり話してくれない。
ラピス「そうですか?」
アリス「特に意味ないですからね」
ラピス「わかりました」
しっかりと渡すものを渡したし、これで婚約者か…結婚式も挙げないと。
ラピス「あ!!ずっと仕事忘れてた!」
レンジ「俺もギルドいくのを…明日でいいか…。」
ラピス「私戻ります。」
レンジ「俺も手伝うよ」
アリス「私はご主人様の中に戻るねれ
あれ?ラピスの歩き方が変だ。
…そっか、なら。
ラピス「きゃ!」
レンジ「マーシアさん達に言っておくから部屋で休んでろ。」
ラピス「でも手伝わないと…」
レンジ「俺がやってやるから、強制的に連れてくからな。」
俺はラピスをお姫様抱っこしながら部屋に送りに行く。ラピスが急に顔を近づけてきて。
ラピス「ありがとうございます。」
リア充爆発しやがれ!!
って叫びたいです…。