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異世界旅路  作者: ∀∀∀∀
迷子のぅゎょぅじょっょ(ry
19/21

おいお前決闘(デュエル)しろよ

すまない、皆

すまない皆、こんな落書きを見てくれて居る諸君、投稿が丸ごと一週間立ってしまったのには理由が有るんだ……


……うん、ダークソウルやってた


詳しく言うならアルトリウスさんのコスプレしようとして新キャラのステータスを作ってた、ちなみにまだ出来てない、ダークソウルもデモンずみたいに心折設計ならもっと楽しかったと思う


まぁそんな作者の事情とかどうでも良いよね、しおりがいつの間にか80になってて指が踊ったけど結局4000文字くらいだった、そんな感じです


どうぞ

茹だるような暑さに玉のような汗が吹き出て来て服を体に貼り付ける、何も世界の果ての滝もかくやと汗を流しているのはそれだけが理由では無いんだが


まぁその事はいいだろう、良くは無いんだがここで区切らなきゃまたうだうだと毒にも薬にもならない考えが次々出てくるんだ、兎に角俺が区切ってでも考えなきゃいけない事は、魔法を使うか使わないか、だ


結局の所俺は生き物を、大きな生き物を、ましてや人間何かに大怪我を付けた事が無い、そんな奴が人に向かって魔法を放つなどと大それた事が出来るだろうか、残念ながら今の所を見るに俺は出来ないタイプの人間らしい


いやー参ったねこりゃ、こうなりゃ俺が使うまい使うまいと心に決めたていたあの封印を解くべきだろうか、……そんな問答こそ無駄な事か……




「こっち来んな!」


「逃げるな!」


「ごめんなさい!!」


「謝るな!!」


「助けてレイチェルゥウウウウウウウウウ!!!」


「気安くあの人の名前を呼ぶな臆病者ぉおおおおおおお!!!」


「く、ふふ、ふふ、ふ、ふふふ、も、もうダメ、め、痛い、い、お腹痛い、ふふ、ふーー」


「……出来ればワタルの事を虐めないで欲しいのじゃがー?」


「虐めなどと!

これは高潔な決闘です!」


「どう見ても違うだろーが!」




刃物を、それも剣を持った男に追いかけられるだなんて貴重な経験を味わっている身としては決闘とかどうでも良いから誰か助けてと言いたい、ヤバイよ、怖いよ、刃物を振り回されるのがこんなに怖いだなんて聞いてねぇ、何だよアレは、上から下に下から上に斜めに横にと振り回される剣の早い事速い事、そらそうだよねヒョイヒョイ避けられる速度で剣を振る訳無いよねわははははははははは


ざっけんなぁああああ、主人公補正来い、善行権エンゼルスタイル、みんなヒョイヒョイ避けたり打ち合ったりしてたじゃん俺にもできるって!


後ろを振り返ると上段に構えた剣を今まさに振り下ろさんとしていた所だった、いける、大丈夫、良くある感じに、俺が飛び込んだらきっとビックリして隙が出来るからその間に……




「無理に決まってんだろクッソがああああああああああ!」


「が、貴様この卑怯者ちゃんと戦えぇええ!」




手頃な樽を叩きつけてまた走る、無理無理無理、最早隙がどうこうとかじゃないよアレ、一瞬で剣が振り切られてるんだもん、目視出来るから避けられる化物しゅじんこうとは違うんだよ俺は!


手頃な物を手当たり次第に投げつけて時間を稼ぐがあんまり効果が無い、体力の限界も近付いて来たし息も絶え絶えだ、これから俺の命も絶える事になるかもと思うとゾッとする


やっぱ魔法を、嫌でも死んじゃうって、威力の弱い魔法を今この場で作り出すか、そんなもん幾らでも思い浮かべられるがどれが本当に威力が弱くてちゃんと使えるか分からんし、何より威力が弱いから電撃や炎に焼かれて大丈夫なんて事は無い、水で打ちのめすか、土で拘束するか、何方にせよ何にせよ最大最悪極悪権化のアレをどうにかしないと魔法は使えない




「くふ、ふ、ふふ、うふふ、キ、キカイジマ?


何を、逃げてるのかしら、魔法を使ったら良いじゃない」


「何ッ!?」


「魔法じゃと!?」


「は、……


恥ずかしくて言えるかぁああああああああああ!」


「うふ、ふふ、ふはは、はーっはっはっはっ!!!」




詠唱、それはつまり自分の想像を確固たる物にするのに必要な物で、必要無いのに使うのは恥ずかしいと言うか、今この瞬間思い浮かんだ詠唱が全て悶絶物だと言うのが問題なのか


まずい、本当にまずい、もうどうしようもなくなったら流石に使うだろうけれど、できる事ならレイチェルに助けてもらいたい、そもこんな事になったのもレイチェルの所為じゃないか、レイチェルがジンに従者は一人で充分などとのたまうからであり、ええいもうそんな事はどうでも良いやるべき事は決まってる


腰に差していた剣を引き抜き奴に全力で投げつける、流石に驚いたのか剣で叩き落とせずにガードしていたが、ガードを解いても未だに此方に切りかかってこない


行くぜ伸るか反るかの大勝負




「ワタル貴様何を考えている、勝負を捨てたか?」


「黙れこの卑怯者めが!!!」


「何を!」


「人が手を出さずに居れば調子付きやがって、馬鹿か子供みたいに剣を振り回しやがって、剣すら構えぬ俺に怯えて剣を振りやがって!


てめぇそれでもレイチェルの隣に立ちたいだ何だと抜かしやがるかてめぇは!?


来いよジン、剣なんか捨ててかかって来いよ!」


「言わせておけばぁああああ!」




やった勝った、馬鹿だコイツ!


剣を投げ捨てて殴りかかってくるジンを取り敢えず鞘で殴りつける、足元を蹴って転がした所を馬乗りになる、その顔には驚愕が刻まれていた、だけど俺からしたらそんなに不思議な事でもない、拳と鞘とは言え鞘は長物、どちらが有利かなんて考えるまでもない


オマケとばかりに言わせれば、ジンはきっと武器を捨てろと言った張本人が武器を使うだなんて思わなかったに違いない




「き、貴様武器をッ!?」


「勘違いするなよ、これは鞘だから武器じゃない、ああ武器じゃないともさ、そも敵の前で武器を捨てるだなんて良くもまぁ出来たな」


「ワタルだって捨てたじゃないか!」


「いや俺は鞘を武器にするつもりだったし」


「やっぱり武器じゃないか!」


「お前が!

降参するまで!

殴るのをやめない!」


「グッ、や、やめーー」




殴って殴って殴り倒す、そこに少しばかりイケメンだってボコボコならイケメンじゃなくなるんじゃと言う考えもあったが、どちらかと言うと確実に気絶させる方法が分からなかったし、何よりいきなり決闘などと訳の分からん物を始めた事に対する恨みもあった訳で


と言う訳で、殴って殴って殴り倒す


押さえ付けてるジンを一心不乱に猛打する、お前が憎くて殴ってるんじゃないんだ、お母さんの拳だって痛いのよ


なんて茶番を考えていると肩に何かが触れた、そちらを見るとやや満足げなレイチェルが肩に手を載せていた




「充分よキカイジマ、良く頑張ったわね


少し位不細工な勝利だったのは許してあげるわ」


「許すも何もこんな面倒な目になってるのはレイチェルの所為だった気がするんだが」


「気のせいよ、それよりコレで分かったでしょう?


私の隣にはキカイジマが居るの、貴方の場所は無いわ、せいぜいその娘の隣で我慢なさい」


「我慢じゃと!?」


「うわぁ飛び火したぁ……」


「行くわよキカイジマ、そろそろ夜だわ」




何だかユフィには申し訳ない気持ちで一杯だ、今度機会があったら優しくしておこう


地団駄を踏むユフィにまた今度と言って近くに落ちてた剣を拾ってレイチェルの後を追い掛ける、扉の前で待っていたようなので扉を開けてレイチェルに続いて中に入る、折り畳んだ日傘を受け取ってレイチェルの隣に並んで歩く


僅かに揺れる船内を言葉無く歩いていく、ついついついさっきのユフィと居た時と比べるが、俺としてはどちらも嫌いじゃない、所か好きだと言って良い、ソコに可愛い女の子と一緒だからなのかと問われれば間違いなくそれも有るが、一応一緒に居て楽しいだとかも有るわけで、いやしかしどっちのが好みかなぁ?


勿論女の子としての意味では無く一緒に居るのが好みと言う意味でだが、毒にも薬にもなりゃしないなこの考え、結局の所選り好みなんて出来ないのに


チラリと横を見るとお姫様のような少女が一人、黒いゴスロリドレスに赤色が所々見受けられる上品な衣装、色白で真珠のようなきめ細かい肌、可愛さを残しながら上品な顔立ちとルビーのような血のような瞳、黄金その物を魔法で変えたかと思われる水のように流れる金髪、物憂げな顔や何処と無く影が差した顔などはそう言うのが好きな輩なら昇天する程の破壊力を秘めて居るだろう


ーーだがヴァンパイアだ


その白く細い腕は成人男性など片手で軽く投げ飛ばせる力を持って居て、その小さな体躯には信じられない程の魔力と魔法の知識を持って居て、艶があり小ぶりな口には鋭い牙が有り血を吸われ、物憂げな顔や何処と無く影が差した状態の彼女に話し掛けて機嫌が悪ければ文字通り昇天してしまう


元より選択肢など無い、どんなに中が良くとも俺とレイチェルの関係は『脅す側脅される側』何だから……


……やめようか、コレまでの旅で築いた物全て台無しにするようなこんな考えは


それでも、一番最初の彼女を思い出してブルリと体を震わせる、この可愛い恐怖を怒らせないようにしよう、そう思っているともう部屋に着いた、扉を開けてレイチェルを先に入れて続いて俺も入る


部屋に置いて有る椅子に座って腕組みをしたレイチェルがキッと睨み付けてくる、まさか誓った瞬間既に怒らせてるだなんて誰が予想出来るんだよ




「それで、どう言う事なのかしらキカイジマ?


貴方、彼女とは出来るだけ関わり合いになりたくないなどと言ってなかったかしら?」


「あはい、申しておりました」


「で、さっきの事はどう言う事なのかしら?」


「どう、と言われても……」


「何故あんな何処の馬の骨とも知れない小娘を肩に乗せて居たのかと言う事よ」


「あー、……なりゆきで」


「ふぅ、貴方ねぇ


なりゆきで何て行っているけれど実際の所はどうなのかしら、あんな小娘を肩に乗せて何が嬉しいのかしら」


「えー、その、なんだ」


「肩に乗せた感覚はどうだったのかしら?


抱き付かれて居たけれど気持ち良かった?


私を放り出してあの小娘と遊んで居た時間はさぞ楽しかったんでしょうね?


ねぇ、キカイジマ?」




怖い、マジ怖い、流石にレイチェルを部屋にほっぽり出して俺一人で船内を探索したのは不味かったか、紅茶も出さずに居る所を見るとコレはそんなに長くないか、考えたくもないが出す事を忘れる程に怒っていらっしゃるのか、やべぇ泣けて来た


レイチェルからの冷たい氷のような視線が突き刺さって冷や汗が止まらない、視線が一所に留まらないのを自覚するがレイチェルの目を真っ直ぐ見詰めると物凄い怖いので仕方ないと思う


ふと視線を横に向けた時、体に変な負荷が掛かったと思ったら、思った時にはーー


ーー体が宙を舞っていた




「ぅ、お、おお、げふ!?


ちょ、なな何事ぉぶぅ!?」


「大丈夫痛くはしないわ、ただーー


ーー限界まで搾り取るだけよ」




気付いた時にはベッドの上で、気付いた時にはレイチェルが上に乗っかってて、気付いた時にはレイチェルに抱き付かれるように体が重なってて、気付けば首筋に牙を立てられていた


今までとは比べ物に鳴らない速度で俺からレイチェルへ血液が流れていく、既に意識が薄くなり始め頭が働かなくなって来た




「ちょ、限界ってーー」

「ーー大丈夫死にはしないわ、かぷ」




レイチェルが一度首筋から上げた顔をもう一度首筋に埋めた時、また一段階ほど吸血速度が上がったのか、一瞬で眠るように意識を落とした

なに、貴族風の男が一瞬で変態になっただって?

男はみんな変態さ


そんな感じで出来上がったのがコレ、読者の中に『前の話の設定と違うんだけど』『前の話と絡めると矛盾が発生するんだけど』『そもそも名前が違うんだけど』と言うような事が有ったら是非とも言ってくれたまえ、作者完全に忘れてるから


そんな鳥頭は置いといて、まだまだ恐いから言っておくがな、こんな物は落書きだからな!

後から、こんなつまらない物を見せやがって賠償金払いやがれ!

と言われても作者にはどうしようもないので辛辣なコメはご勘弁をば


それではまたいつの日か、……次の投稿までにはステータス決めたいなぁ……

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