NO.1 七川冷 著 「猫として」
冷ちゃんは、慌てて徒歩15分の高校へ行く。
朝稽古の為に
・・・お弁当、忘れてるよ?
~現実世界の冷ちゃんのお家~
七母「冷、自転車のかごに置いといたら取りに戻ってくるよね?」
七父「またか、高校生だと言うのに・・・はぁ~」
冷ちゃんの両親は、自転車のかごに弁当を置いて各自の仕事場へ行っちゃった。
悟も、サイボーグ世界へ行っちゃったから
僕1人で、ニコッとタウンからサイボーグ世界へ行って功徳林さんに頼んで
いざ、現実世界へ猫として行く事にした。
~現実世界の教室付近~
難なく、到着♪
さて、問題は・・冷ちゃんはどこ?
冷ちゃんが4月に言っていたのは2-5だったけど・・・303~306のどこなの?
その時に、窓側にいた生徒が
*「おい、猫いんで!」
僕の姿を見つけて他の生徒を巻き込んでざわついた。
*「おい、授業中ですけどよろしいでしょうか?・・・ん?窓に何があんねん?」
白衣を着た男性も僕の姿をのぞき込んだ。
僕は、ちょっと怖くなって逃げようとしたら
七「・・・玲治!あなた、玲治でしょ?!?
・・何で・・・あ、弁当を届けに来てくれたの?ありがとう!」
*「弁当を届けに来させる事でペットを連れ込んだのか?それとも生物の教師の私へのプレゼントか?」
七「先生、少なくても後者は私の全部の骨に賭けて絶対に有り得ませんからご心配なく。それから、笑えないオヤジギャグとご冗談で教室を北極にでもするおつもりですか?」
先「君の冗談も充分笑えないけどな・・・。なら、この猫にも授業を受けるという事でいいでしょうか?」
この生物の時間は、僕と冷ちゃんはかなり目立っていたのは言うまでもなかったよ。
それにしても、免疫の働きとか血球の種類とその役割を覚えるのは大変だな~。