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【1】王子の日記

 王都歴 2181年8月


 おお、神よ! 今宵のシーナン公爵邸での夜会は参加してよかった。すばらしい美女がいた!

 ピアンジュ公爵家の娘、マリエラというらしい。華やかな金色の巻き毛、紫の瞳、凛とした目鼻立ちの大変な美女だ。すらりと手足は長く、胸も大きく……。話しかけたけど、社交界のエチケットブックの範囲内でしか話してくれない。どうやったら彼女を抱けるだろうか? いや、焦る必要はない。どんな女でも最後はぼくに惚れて夢中になるのだから、彼女だってそうなるに決まっている。

 でも、彼女を見てから、ぼくの頭の中は彼女のことでいっぱいだ。あんな素敵なレディがいたなんて!


 そうだ。忘れていた。ぼくの子を宿したファルソン伯爵令嬢は、デイビスが引き取ってくれることになった。デイビスはぼくの従弟だし、ぼくと同じ金色の髪にエメラルドグリーンの瞳だ。万事都合がいい。見返りは、デイビス個人の借金を肩代わりすること。それらを三人で父上に報告したら、ろくでなしのクズめ! とぼくと、デイビスは強かに殴られた。いいじゃないか、丸く収まったんだから。変な父上だ。国王というのはあんな堅物で

 いいのだろうか?

 まぁいいや。ぼくは、マリエラをどうにかする計画を立てなくちゃ。


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