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【SF 宇宙】

数を減らしておいて

作者: 小雨川蛙

 

 ある時、神様が地上を見て嘆息をする。

 増え過ぎた人間が地球を滅茶苦茶にしていたからだ。


「このままでは地球は滅びてしまう」


 そう思った神様は部下である天使を呼びつけて言った。


「人間の数を少し減らしてくれ。今のまま人間が増え続けると地球は滅びてしまうから」

「どれほど減らしましょうか?」

「そうだな。半分くらい減らしてくれ。だが、絶滅はさせないでおくれ。こんな人間でも世界にとっては必要な種であるのだから」

「かしこまりました」


 丁寧にお辞儀をした天使を見て神様はほっと一息をついた。


「これで安心だ」


 天使が人類の半分である『男性』を全て消したことを知って神様が驚愕するのはもう少し先の話だ。

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― 新着の感想 ―
敵国の女性を連れ去ってしまうとかは、敵国を滅ぼす方法として、今でも実際に研究されていますね。 そうやって子供を産ませなくさせると、仮に寿命が100年であっても、約50年、長くとも70年で、社会活動の維…
人間しぶといから、そのくらいしないと減らないですよね。 冷凍してある子種で、余裕で種は残るから、結果最適解!
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