第37話 モラシシ峠
さゆら達を乗せ、スチールシティを出てベイルシティに向かう馬車は現在峠道を走っていた。
さゆら「うう、酔った、、まじで吐きそう」
エレクトロ「うるせえよ」
さゆら「いじめないでよ」
峠道はとてつもなく長く、同じような険しい道が無限に思えるほど広がっていた。
さゆら「ぜぇ、ぜぇ、なんか酸素うすいマゼ、」
ストーム「やれやれ、峠なんですから当たり前ですよ。」
さゆら「なんでお前らそんなに平気なの?、」
ヨロズ「まあ俺は毎時間筋トレしてるからな!!!!!!はっは!!!!!!!!!!!!」
アクア「やかましいぞヨロズ。」
運転手「そろそろ日も傾いてきて霧も濃くなってきてます。今日はもうやめにして近くの山小屋で夜を越しましょう。」
さゆら「ごめんもう限界吐くわ許してルーシー寝取りバレて事務所でメンバーに土下座」
エレクトロ「そっちの吐くかよ」
アクア「もう、こし、いたいねん」
〜山小屋〜
さゆら「ちょっと隣いい?」
運転手見習い「えっあっ!全然大丈夫ですよ!どうしました?も、もしかして何か粗相をいたしましたでしょうか…」
さゆら「粗相をしたのは俺の方だよ!一目見た時から話したいって思っててさ」
14歳くらいだろうか、恐らく親子で馬車を引いているのだろう。父親らしき運転手に比べて腕もまだまだ細い。そしてなにより…
さゆら「君、何かにずっと怯えてる?」
運転手見習い「…わかりますか」
霧が出てき始めた時辺りだろうか、物音に敏感になり始め、山小屋に荷物を運び出すときなんかは、背後から近づいてきた運転手の足音にも過剰に怯えていた
運転手見習い「峠に入る前にお父さんに言われたんです、霧が出てる時はなるべく外に出るなって。
元々この峠は他の霧がでる峠よりもかなり遭難者が多くて、色々想像しちゃって…」
さゆら「まあ街から離れてきたしちょっとくらい魔物が出てもおかしくないけど普通に崖もあるからなんともいえねえドバ」
さゆら「考えすぎも良くねえわ!もう11時だからガキは寝よう!」
運転手見習い「そうですよね、今日は疲れたし早めに寝て明日も皆さんを無事運べるよう備えます!僕たちは馬車で寝るので山小屋は自由に使ってください!」
見習いが馬車へ向かう
さゆら「なんて健気なガキなんだ」
ジョマジョマジョマ…
さゆら「うわ何この蜘蛛バカでけえし足音気持ち悪」
その時
ストーム「みなさん!2階に来て下さい!!!」
さゆら「は?」
普段7時に寝てるというストームが鬼の形相で2階から駆け下りてきた
ストーム「さゆらさんも手伝いにきて!あなた固有魔法持ちでしょう!はやく!」
さゆら「え、え、え、」
〜2階〜
さゆら「なにがあった!大丈夫か!」
エレクトロ「私もせっかく寝てたのになんかキモすぎる音が屋根裏から聞こえてきて起きちゃったんだけど」
さゆら「ま、マズイぞ、」
アクア「なにが?この音が?」
さゆら「エレクトロに話しかけんなよお前話しかけたら殺す」
アクア「は?」
さゆら「エレクトロ、寝起きマジで機嫌悪い、生理中だしまじでどうなるかわかんない」
アクア「なんで生理中ってわかるんだよきめえ」
ストーム「この梯子の上の階…屋根裏でしょうか?そこが音の出処みたいですね」
エレクトロ「まじで蜘蛛嫌い近寄らせないでねお前ら」
ヨロズ「腹を括るぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!うおおおお!」
パカ
アクア「あ、おい!勝手に入口開くんじゃ」
ワサワサワサワサジョマジョマジョマ
エレクトロ「きゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️」




