第19話 天賦の才
ちんつはごく一般的な家庭で育ち、ごく一般的な環境で学び、目立った特徴のない平凡な子に育った
ただ1つ、他人と違うところは
そんな自分を変えたい
…と心から思っていた所だろう。
彼は魔法を学んだ。体術も、索敵術も。自立して
旅をしたかったから。自分探しをしたかったから。
全部のステータスが普通なら
目立った向き不向きも無いということ
全部を底上げしちまおうって思った。
…でも、限りがあった。
魔法と体術は徐々に伸びなくなった。
でも索敵に関しては誰よりも優秀な成績をスクールで残し続けていた。
ちんつ(今の俺にはかつてすぐ追い出されたパーティーメンバーじゃない。ここまで共に歩んだ"心の底から大切"と言える仲間ができた…
少しでもこいつらの役に立ちたいって思っちまうようになっちゃったんだよ俺は!)
ちんつ「…………見つけた…!ここから西へ400m!小川の前の森で1番の大樹に化けてる!」
さゆら「おぉ!お前索敵なんて出来たんだな!」
エレクトロ「もともとこいつは索敵が一番の得意技よ。これくらいしてもらわないとね」
ちんつ「場所は炙り出した…とどめはお前ら2人でさせ!いけ!やつが移動する前に!この犬は俺に任せろ!」
さゆら「言われなくても!」
エレクトロ「ありがとう!ゆっくり休んでて!盲導犬の相手はもう飽きた!」
さゆら「うおーまってろよアルゼンチンのやばいやつ!」
ちんつ「なんて言ってみたが 俺にはもう犬の相手をする体力も残ってねえ、ここまでのようだな、」
ネオンはちんつを睨み立ち尽くしている。
ちんつ「最後にあいつに会いたかったな、」
ネオンはちんつに向かって一直線に走り出し ちんつの脇腹を噛みちぎった。
ちんつ「、、、」
ちんつは昔の事を思い出し口角を上げた。
...........
さゆら「あの木だ!!行くぞ!」
エレクトロ「走ります。」
2人は全力で大樹に向かって走った。
さゆら「よし、この木に向かって魔法を撃つぞ」
さゆら「いくぜ!初級陶芸魔法・ダートス...」
ドカァン!
エレクトロ「さゆら!大丈夫?!!」
大樹のツルがさゆらを叩き潰そうとした。
さゆら「あっぶねーーー!特訓した俺を舐めるなよ?」
エレクトロ「私は上級魔法を撃つわ!時間を稼いでもれ!!」
さゆら「任せろ!」
アストロン「はっはっは いくら魔法をぶっぱなそうったって無駄だ この大樹が折れそうになったら別の物に乗り移るだけだからな!」
さゆら「そんなー!」
エレクトロ「話なんて聞かなくていいわ!」
バーン ドーン いぇーい!!
さゆら「はあはぁ、そろそろきついぞ!」
エレクトロ「いくわよ!上級水魔法!ハイドロプレス!!」
プシャャャーン!!!
エレクトロ「やったかしら!」
グサッ...
さゆら「あっ、」
エレクトロ「さゆらーー!!!!」




