【習作】やさしい? メスガキママ。~24歳ニート、メスガキの手により再生中。ママの世話焼き日記続行中!
■ニート、地域のゴミ出し会に初めて参加。そこでメスガキママにけちょんけちょんにされる。「分別できてない!」
溜まったペットボトルゴミを捨てに行くだけだった。
なのに何でこんなに遠出しないといけないんだよ。
両手にぱんぱんのゴミ袋を持って歩いて、30分。
蝉が鳴いているのだろうか、ガヤガヤする田舎道。
サンダルの裏で滑る砂利。
遮るもののない直射日光。
汗で濡れて、くたくたになったプリント用紙に指定された集会場に、ようやく着く。
ああ、家族連れ……イベントみたいに賑わっている。ごみ捨ての集会なのに。
地域の集会場だろ? なんで広い駐車場が専用で設けられているんだよ。
集会場にはテントが複数張られている。
それぞれのテントの下で、人が待ち構えている。来た人のゴミを受け取って何やら分別している。ご苦労なこった。
その集会場のド真ん中に、比較的ちっちゃな赤テントがあった。
ペットボトルや、缶が入ったカゴが並んでいる。
カゴには紙がくくりつけられていた。
何? これ?
よく見ると「10円」と書いてある。
10円?
10円で飲んでもいいってこと?
いや、ゴミじゃん。
「……おじさん。そんなところで立たれると邪魔なんだけど」
は?
おじさん……?
「買うの? 買わないの? 買わないんだったら、さっさとペットボトル捨ててくれば? 右で回収してくれるから」
「いやいやいやいや、俺おじさんじゃねえから。まだ24だから」
赤テントの中から喋りかけてくる、小さなガキ。髪の毛は茶色だ。
「えっ? 24!? うける~、おじさんホントは30とかでしょっ」
ケタケタと笑いやがって……メスガキめ。
小学生ぐらいか。淡いパステルカラーの、カジュアルなワンピースを着ている。
薄いピンクに白いフリルの、胸元がゆるゆるしたやつだ。
「……おじさん。視線えっちすぎ」
「え。はあっ!?」
「ていうか邪魔」
キャンプチェアから立ち上がる。膝上丈のスカートが揺れる。
赤テントから出て、俺の横を通り過ぎて。
メスガキが屈んだ。
何かを握りしめた子どもたちが、俺の後ろに並んでいた。
「待たせてごめんね。これでいい?」
「うんっ、コーラ!」
「僕ラムネ~」
ペットボトル飲料を渡して、10円を子どもから回収する。
子どもたちは早速開封して、かぶりつくように飲む。ぷはっとうまそうに息を吐く。
周りを見回した。
少し離れた場所でも、ほかの子どもたちが笑いながら飲み物を飲んでいる。
ペットボトルを片手に。
「お姉ちゃん! 飲み終わったよっ」
別の子が赤テントまで来て、空になったペットボトルを差し出した。
「ん! きちんとラベルを捨てて、ゆすいでくれてありがとね~。はい、10円お返し」
……もしかして、これゴミじゃないやつ?
「俺も欲しいんだけど」
「はぁ~? あんた大人でしょ? 自販機で買いなさいよ」
メスガキが眉をしかめて、口をへの字にした。
ムカツク……。
相手にしても何にもならん。右側にあるとか言っていた、ペットボトル回収場所のテントへ行く。
「あ~……これはですね、あの、ちょっと預かれない、と言いますか」
ゴミ袋を差し出したところ、婦人から微妙な反応をされる。
何でだよ? ここ、ペットボトル回収場所だろ? 俺のゴミ袋もペットボトルなんだが。
「あのさぁ~おじさん。これ、分別なんにもしてないじゃん?」
後ろから、さっき聞いたばかりの声が聞こえる。
「ラベルはがしてないし。キャップもつけっぱなし! てか袋の中、ベタベタしてるし。飲みっぱなしでゴミ袋に入れたんでしょ?」
振り向くと、またメスガキが立っていた。
……なんだこいつ。母親かなにかか?
「ほら、ぼさっと立ってないで! 分別するよっ」
「ふ、分別?」
何でだよ。捨てておしまいでいいだろ。
「もぉ、こっち来て! カゴの上に袋の中身を出すっ」
メスガキに誘導されるまま、テントの中に入る。
デカいカゴに袋の中身をぶちまける……。
「うわわっ、何これ~。缶じゃん! スチールとアルミ、両方あるし。生ゴミも……」
トングを片手にカゴを覗き込むメスガキが、顔を顰めた。
「おじさん……きちんと仕分けないとダメなんだからね?」
まさか今日、小学生に憐れみの目で見られるとは思ってもいなかった。
「聞いてるっ!? 缶はペットボトルと一緒にしちゃダメ! それに自販機の缶とコーンの缶は別々! コンビニのレジ袋でいいから、分けて入れるように。わかったなら返事!」
……返事はしない。
しぶしぶ手を動かして、トングであれこれわけていく。
ペットボトル、缶1、缶2……ああめんどくさい。
「はあ、だいたい終わったろ。これで帰っていいか?」
「何言ってんの!? 出すだけ出して、放置して帰る気?」
隣で作業していたメスガキが、目を開いて俺を見上げる。
「ちゃんと洗って、ラベルをはずして、キャップもはずして、空にして! 綺麗にしてから捨てないとダメなんだってばっ」
はぁ~。俺はゴミ袋を持ってきただけなんだけどな?
小学生に指示されるまま軍手をして。
きったねぇペットボトルを持って。ひたすらキャップを外して、ラベルをはがす……。
婦人たちが苦笑しながらこっちを見ている……。
あ~~~~最悪だ!
頭を掻きむしったら、べたっとした不快な感触が髪についた。
「……おじさん、ウケる」
メスガキが目を細めて、クスクスと笑う……。
まじで最悪なんだが。
■ニート、家に逃げ帰る。すごく汚い家をメスガキママに掃除してもらう。
思いつきでペットボトルのゴミを捨てにいったのは失敗だった。
疲れた……今まで通り、部屋に溜めておけばよかったんだ。
空になったふたつのゴミ袋を持って、また30分かけて、家に帰ってきた。
何なんだよ。べたついた袋なんていらねえし。なんで持ち帰り制なんだよ。
玄関に靴を放って、リビング兼寝室の万年床にどかっと寝転がった。
「はぁ~~……」
……ていうか。
隔週土曜日の午前中にしか、ペットボトルゴミの回収を行わないってのが最悪だろ。
指定の場所に、わざわざ持ち込まないといけないとか。今のインターネットの世界に反してるわ。
これしかやり方がないって、市は何を考えているんだ? 自治会費を返せ。
わざわざゴミを捨てるために、多大な苦労で足を運んで。こんな追加作業、何であるんだよ。
ゴミの分別ルールなんて、知ったこっちゃねえよ……。
ごろん、と寝返りを打つ。
疲れた目で部屋を見渡す。
一人暮らしの1K。薄暗い宙に埃が舞う。
いろんな物で床の上がごちゃっとしている。
ティッシュ、食いかけのパスタ、テレビのリモコン、ポテチ袋、1日も使っていない筋トレマシーン……。
たった4ヶ月しか住んでいないが、それでこんなに汚くなるものなのか。我ながら何というか。
掃除しようと思ったことは、一度もない……。
床に転がっていた雑誌が、風に吹かれてぺらっと捲れた。
……風?
「……うわ。おじさん、これは流石に……」
万年床から、がばっと起き上がる。
家の扉が開いていた。
薄いピンク色のワンピースを着た、さっきのメスガキが玄関に立っていた……。
「……何か、変なにおい?」
メスガキがすんすんと鼻を動かして、きょろきょろと見回す。
「いや、これは、違うから! ほら、食いかけの残飯とかの臭いだから!」
「おじさん、ホントにドン引きだよ。テーブル無いの? お皿があるとはいえ、食品を床に置くのはどうかと思うし。食べきらないのもダメだよ……」
さっきまでの小馬鹿にした風ではなく、本気で目の色を暗くしている……。
「……何でお前が、ここを知っているんだよ。不法侵入だろ!」
「ふんっ。はい、これ」
鼻を鳴らしたメスガキが、ずかずかとリビング兼寝室にあがってきて。
俺に板を渡してくる。
「回覧板。ずっと不在で渡せなかったんだから! あんた、アシハラリョータローさんでしょ?」
……芦原 遼太郎。たしかに俺の名だ。
暮淀市一丁目自治会の回覧板。内容は、「ようこそ暮淀市へ」というようなものだ。
「ほら、日付見て! ここ、4月。空白だよ?」
回覧板の閲覧確認の用紙をつきつけられる。
ほかの住人の欄は、8月まではんこが押されている。
俺の苗字の欄だけ、4月から空白が……。
「おじさん。やるべきこともやらないで、部屋も汚くて。これじゃ家事なんて全然できてないね~?」
メスガキが鼻で笑ってきやがる……。
「掃除するよ~っと」
「……えっ? ちょっ、おま……何だよ、勝手に!」
立ち上がって、メスガキを追っ払おうとしたが、
「うるさい! 黙って見てなさいっ!」
ビシッという効果音が聞こえそうな鋭い視線と声色で、黙らされた。
ついでにびしりと指先をつきつけられた。
「ほら早くっ。さっさと準備してっ!」
「……えぇ。俺もやるのか?」
「当たり前でしょ、自分の家なんだから。てか、ペットボトルのゴミまだあるの!?」
そりゃそうだ。気まぐれに、2袋ほど処分しに行っただけだ。
あんなに手間暇かけて2袋処理したことを褒めてほしいね。
「はぁ~、あとでゴミもまとめて、もう一回捨てに行くからねっ」
やれやれという感じで、メスガキが首をすくめる。
こいつの態度……むかつくなぁ……。
「で、どうすりゃいいんだよ?」
「掃除機! まずは掃除機で部屋の隅っこから掃除して!」
「そんなもの家にないぞ」
「……それホント?」
メスガキが目を点にする。
24歳で、掃除機を用意していないのもどうなんだろう……いや、考えるな、俺は今療養中なんだ。
「……じゃあ雑巾で」
メスガキがため息をつきながら、キッチンへ向かった。
蛇口をひねろうとしたところで手を止めた。
「シンクのお皿っ、いつから洗ってないの!?」
「あー……入居したときだから、4カ月か?」
「最低っ!!」
メスガキが目をひん剥く。
「もう! いいから床に置いた食器、全部こっちに持ってきなさいっ! お皿も、カップも!」
「いや、何するんだよ?」
「洗い物に決まってるでしょっ!?」
「俺んちのだぞ? 別にいいよ、やらなくて。諦めろよ」
「諦めないしっ!」
メスガキがキッと睨んできた。
俺は渋々従った……。
メスガキは、俺がこの生活でただの一度も使わなかったスポンジと洗剤を使って、猛烈に洗い物をこなしていく。
物で埋まって、もはや使えなかった台所が、どんどんきれいになっていく。
「はいっ、シンクはこれでいいや! 次は冷蔵庫……は怖いな、床やろ~」
鼻歌交じりに、メスガキがリビングの床のゴミを集め始める……。
「うわ~……ゴミ袋、すぐぱんぱんだよ~」
しばらく見ていると、床は足の踏み場を取り戻してきた。
「おじさん、雑巾絞って!」
「ええ? ないぞ、家に雑巾なんて」
「シンクに使ってないクロスがあったからっ! それを濡らして絞って、あたしに渡して!」
しょうがないな……。
水で濡らしたクロスを絞って、メスガキに渡した。
床のフローリングをくまなく拭いてくれる。
「……これ、ゴミ袋のゴミ袋?」
万年床にさしかかったところで、メスガキが袋を手にした。
新品のゴミ袋の中に、さっきのペットボトルで使ったゴミ袋を入れてある……。
「……うるさいな。べとべとで、もう使えないからゴミだろ」
「もったいなっ」
メスガキが屈託なく笑う。
何がそんなにおかしいんだ……?
ゴミをまとめ終わり、メスガキは洗濯機の前に立つ。
「予想はしていたけど、おじさん滅多に回さないでしょ、洗濯機」
「……ああ」
「1週間分なんてもんじゃないよ? この溜まった服。明日の着替えあるの? てか、最後にお風呂入ったの、いつ?」
……2週間は入ってない気がする……。
「え!? じゃあ、いつ入ったの!?」
「まだ何も言ってないだろ!? 2週間だよっ、多分!!」
「この夏場で、2週間も……」
メスガキが顔を顰めた。
「くっっちゃぁ~~……」
「あーもー、悪かったな!! どうせ俺は社会不適合者だよ、ほっといてくれ!!」
吐き捨てた俺に、
「はぁ~。はいはいっ、わかりましたよっ」
メスガキはため息混じりに肩をすくめた……。
「別に、嫌な臭いなんて言ってないのに。むしろ、何か好き……」
「……え?」
「――もう、キモすぎるっ! おじさんお風呂入れっ! その間に掃除しとくからっ!」
「はあっ!?」
勝手に家に入ってきて、洗い物やって、掃除して、風呂に入れとか命令、えーと……。
「うるさい、口答えしないっ! 早くお風呂入ってキレイにしてくるっ!」
「……なんでだよ……」
「洗濯も回しちゃうからねっ! あっ、おじさんが今着てるやつも……いいやっ、量多いから後に回すっ。おじさん、ぼさっとするな!」
もうやけくそで、言いなりだ。
メスガキが脱衣所から出て行ったのと入れ替わりに俺が入り、服を脱いでシャワーを浴びる。
浴室の扉の向こうで、ピッピッと洗濯機の電子音が聞こえた。
うぃ~ん……と久し振りに稼働する白家電。
風呂からあがると。
洗濯機の上に、俺の着替えのシャツとパンツと、バスタオルが丁寧に用意されていた。
「おじさんはそこで座ってなさいね~♪」
風呂上り。
万年床以外はきれいになったリビング。
床も壁も、数少ない家具もピカピカだ……。
床の上に置きっぱだった衣服も、気づけば回収されている。
もはや俺の居場所は、4カ月ずっと変わらない、この万年床の上だけになってしまった。
「はいっ、風呂上りの一杯っ」
「……お、おお」
ぴかぴかのコップを渡される。
中でしゅわしゅわと音を立てて、氷がカランと鳴った。
飲むと、爽快な冷たさに、甘い駄菓子風味のサイダー。
「にへへっ。美味しい?」
「……ああ」
「がんばったおじさんには、あたしが10円おごってあげるっ」
メスガキが手に持っているのは、ペットボトル。
さっきの集会場で子どもに渡していたラベルと同じだ。
「……何者なんだ、お前?」
「別に~。ただの自治会長の娘ですよぉ。……飲み終わった?」
空になったコップを回収される。
「ほらっ、立つ! 甘いものを飲んだら歯ブラシ! 歯磨き粉、新しいの出したからねっ!」
「いやいやいや、別にいいだろ食後じゃねぇし!」
「はぁ~……おじさんってさ、本当にめんどくさいねっ!」
メスガキに睨まれた……。
「おじさんが嫌だって言ってもっ。あたしが無理やりやってあげるんだからねっ!!」
「はあっ!?」
「ほらほら~♪ お口のナカ、汚いもん~。ちゃんと歯を磨かなきゃダメなんだよ? 歯茎も腫れてるし、歯は黄色いし~」
メスガキが俺の口を覗き込んで、にやぁっと目を細めて、くすくす笑う……。
「じゃ歯ブラシ持ってくる」
洗面所に行こうとしたものだから、咄嗟にメスガキの肩を掴んだ。
「待てっ、わかった! 自分で磨くから!」
「あ、そーぉ? それならいいけどぉ~」
畜生……。
「おじさんって、何歳なの? もしかして20代後半? それとも30代?」
「24だっつーの!」
「信じられな~い! じゃあ、14歳年上でしょ? なのにおじさんにしか見えないよっ! 一生おじさんって呼ばせてもらうね~」
……クソガキ……。
ムカつきながら歯を磨く。
というかまだ帰らないのか。歯磨きをしながらリビングに行くと。
さっきの俺の使ったコップを、丁寧に洗ってくれるメスガキがいた。
「……ふぁに、ひひぇくれぇへんだ……?」
「おじさん、何言ってるかわかんないよ。ていうか床に歯磨き粉垂れるから! 洗面台行って!」
怒られる……。
くちゅくちゅぺっと吐き出して、口をゆすいだ。
改めてリビングに戻ると、メスガキは玄関にいた。
「じゃ、帰るから」
メスガキの足元。
俺の靴が、理路整然とされている……。
当のメスガキはゴミ袋4つを器用に両手で持っている。
「どこに持っていくんだよ?」
「……もう。ちゃんと分別して捨てるって言ってんじゃん。集会場!」
メッチャ面倒くさそう……。
「じゃ、行ってくるね~。キッチンにまとめた家庭ごみ、置いてるから。曜日を守ってアパートのゴミ捨て場にやって!」
「……おう」
「もう溜めないでよね~。家庭ごみは市の指定の袋に。かんびんペットボトルは別々に! 缶は種類を分けること。わかった?」
「……めんどくせぇな」
「もぅ~!」
メスガキが目を細める。
「ホントおじさん、ダメだね! はぁ。自分で分別できるように、これ持っててっ」
メスガキが、玄関を超えた地面にペットボトルの袋を置いて。
リュックサックを降ろして、ごそごそ漁る。
俺にノートを渡してくる……。
なんだこれ?
表紙を開いて、1ページ目を見る。
『分別』……ペットボトルは1本ずつ出し、ラベルをはずす……か。
どのページをめくっても、よく書き込まれている。
「これで分別できないなんて言うんだったら……あたしも本気で怒るからねっ」
メスガキが眉を寄せる。
「また来るからっ」
サンダルを履いて、メスガキはあっという間にいなくなった。
……何だったんだ?
ノートの裏を見た。
『3年A組 九重 夏』と書かれていた。
……腹減ったな。
きれいになった台所を見渡す。短時間で、かなり片付くものだ。
冷蔵庫を開けた。
すっからかんな空間に、ラップされたお皿がひとつ置かれていた。
何だこれ?
覗いてみるとパスタ系だ。赤い。食いかけだったのはカルボナーラだったから、あれとは違う。
レンジを開けると、中がしっかり掃除されていた。
温めを待っているときに、台所の上にメモを見つけた。
『おじさんのパスタ捨てちゃった! 代わりにこれ食べてね♡』
レンジがチンッと鳴った。
温まった皿を取って、ラップを外す……。
スパゲティをフォークで絡めて、口へ運んだ……。
「っ……うまっ!?」
これ、買ってきたのか!? でも、いや、そんな時間あったか……?
ていうか、仮にあいつが作ったのだとしても、俺がシャワー浴びている短時間でできるものなのか。
メモを見る。
裏返す。
『おじさんの食生活ヤバすぎでしょ♡ 明日からあたしがご飯つくるから、鍵はポストに入れておいて!』
……まじか……。
次回
■メスガキがニートの世話を焼く。小学校に通う前の30分で、家の掃除だとか、料理だとか。せっかく片づけたのを汚されるのは勘弁みたいな理屈で押しかけられる。
もしよければ、評価をお願いします。励みになります。
高評でしたら続きを計画します。