第肆楽章 参分音符
「御免なさい……デェキャンタちゃん……今日は……ガンバ〜るちゃん? (哀しげな表情を浮かべ)来れなくなっちゃって……すみません(ペコリ)」
ちょっと、演技臭いよな〜?
でも、軽めが良いよね?
「聞いてるよ!」
「あっ……デキャンタちゃん……何時からいたの……?」
「何度も声かけたんだけどね……? ブツブツブツブツ自分の世界に入ってたから、気付かなかったんじゃないのかな……?」
「すみませ〜ん(ペコリ)! ガンバ〜るちゃんから……連絡あったんですかぁ……? 本当に……連絡あったんですか……? あの子忘れてる事とか……多くて……本当に……?」
「あはははははははははははは……そんなに何度も本当にって言う位何だね! ガンバ〜ちゃんから、直接では無いけどね……今、預かってるからって……天照ちゃんからね……」
「ええ! えええええ……? ガンバ〜るちゃん! 天照ちゃんのとこに、行ってるの知ってるんですか?」
「そうみたいだね!」
「何の応援に行ってるんだろう……?」
「雨乞いをお願いしてるみたいだよ……? 聞いた話しによるとね……?」
「雨乞いですか……? 雨乞いって……雨を降らせるんですよね……?」
「そうだと思うけど……他にあったっけね……?」
「ガンバ〜るちゃん? 雨降らせられるのかなぁ? 聞いた事無いけどな……?」
「気合いで降らせようとか、思ってるんじゃないのかな……?」
「ああ、ありえますね! ガンバ〜るちゃんなら!」