第壱楽章
第壱楽章
「ガンバ〜るちゃん、遂にこの日がきたね!」
「うん、みんな! 有り難う!」
「でも? オーボエのわたしと、和楽器ちゃん、トライアングルちゃんの編成でダイジなの……?」
「問題無いよ! わたしの声は、めっちゃ調子良いし!」
「ファンファーレちゃん、来るって言ってたよね?」
「う〜ん……確か、わたし出落ちじゃんて言ってたからな〜っ?」
「良いんだよ良いんだよ……みんな忙しい中での、ボランティア何だからさ! 今日集まったメンバーが、今日の縁何だから! オッケーだよ!」
「まあ、主宰のガンバ〜るちゃんが良いなら……良いんだけど?」
「心配なのは……和楽器ちゃん、今日は何?」
「はい! 今日は尺八の日です、頑張りま〜す」
「だっ、そうよ?」
「いいじゃん! さあ、始まるよ! チュ〜ニング開始して! チアーズちゃんとこ、パタパタ準備いいかな〜っ!」
「整ってるよ」
「う〜ん……どっちが良いかな? よし! トライアングルちゃん、出だしお願いします!」
「心得ましたよ〜っ! では、わたしのチンチンチンッの合図でスタートで〜す!」
「ランゲッタ〜ッたち〜っ! ダブダブの陣形だよ〜っ!」
「はいな! はいな! はいなぁ〜っ!」
チン! チン! チ〜ン!
ヴォフォ〜オオォ〜〜〜ッ!
チ〜ン チィチン チィン
チィン チン チン チ〜ン
ピィッピィッピィ〜ッ
ピィヒョロヒョロ〜ッ
がぁ〜ん がぁ〜がっ
ががんがぁ〜っ
ががんがぁ〜っ
がんばぁ〜れぇ〜っ
がぁ〜ん〜がっ
がぁ〜んっ がぁっ がぁっ
がぁ〜ん〜っ がぁ〜っ
がぁっ がぁ〜っ
ヴゥフォ〜〜〜〜オオ〜〜〜〜ッ
「がんば〜れ! かんば〜れ!」
「が〜んば! がんば! がんば〜れ!!」
がががが〜っ がんば〜れっ
がん〜ばぁ〜れ〜っ
がががが〜っ がんばっ
がががが〜っ がんばぁっ
ああっ ああ〜れっ!
がぁ〜ん〜っ ばぁ〜っ
あ〜あぁ〜れ
がん〜ばぁ〜ああ〜れ
がんがん ががががぁっ
ががっ がんが〜っ
がんがん がががが〜っ
ががっ がんが〜っ
がんがぁ〜がぁ〜っ
が〜んば〜れ〜っ
「がんが! がんが! がんが!」
「がんば〜れ! がんば〜れ!」
チ〜ン チ チン チンチン!
チンチン チ〜ン!
ピィ〜〜〜ヒョロロロロ〜〜〜ッ!
ヴフォオオ〜〜〜〜オオ〜〜〜ッ!
ヴフォ〜オオォ〜〜オオ〜〜〜ッ!
「ガンバ〜る応援団!! 第壱楽章でしたぁ!」
パチパチッ! パチパチパチパチッ!
パチパチパチパチッ! パチパチパチパチッ!
ピュンピュンッ! ピュンピュンピュンッ!
「いたあ? 痛い痛い痛い!」
「すみませ〜ん! 投げ銭はよしてくださ〜い!」
「みんな〜っ! 慮る心の、熱い投げ銭頂いたよ〜っ! 回収して〜っ!」
「皆々様〜っ、有り難う御免いました〜っ!」
パチパチパチパチ! パチパチパチパチ!
ピュンピュンッ! ピュンピュンッ!
ピュンピュンッ!
ピュンピュンピュンピュンッ!
「痛い! 痛い痛い痛い! 有り難う御座いました! 回収! アンド、撤収〜っ!!」