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時空 まほろ 詩集・言の葉の庭たち

天泣

それは天の涙

雲が無いのに降る雨


天は何を嘆いたのだろう

何を悲しんだのだろう

何を哀れんだのだろう


それは天の涙


子どもたちは空を指さして言う


「お空が悲しくて泣いているんだよ」

「神様が泣いているんだよ、きっと」

「地球の涙かもしれないよ」


大人たちは空を見上げて言う


「傘持っていないんだよな」

「ツイてない」

「濡れちゃうじゃない」


もしかしたらその「差」に悲しくて

天は雨を降らしたのかもしれない


純粋さを失った大人たちに嘆いているのかもしれない


わたしは、天使の涙だったらいいな、と思っている


天泣(てんきゅう)

天が泣く

天の涙


雲がないのに降る雨は

地球が人に投げかけた疑問の結果なのかもしれない

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― 新着の感想 ―
[良い点] 天泣、近頃は、天も大泣きしますね。それも、しょっちゅう。キツネの嫁入り、は、キツネの合同結婚式になってるみたいです。 純粋さ、素直さ、を晴れの日の雨に会ったら、思います。 天泣、という言…
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