第9部 僕は出所する
第1章 旅立ち 第9部 僕は出所する
酒場に衛兵たちが乗り込んできて、あっという間に囲まれた。
罪状は不敬罪と暴行罪らしく意味が分からない。
周りの客達も味方になってくれたお陰で、僕が悪くない事は、僕なりには分かった。
結局、逮捕はするらしく、酷い冤罪に腹が立った。
するといきなり後ろから金属の棒で殴られた。
あれ…。やはり痛くない…?
殴った後にニヤリと笑った衛兵も、全く効いた素振りを見せない僕に腹を立て、ガンガン殴られた。
でも、やっぱり痛くない…?
僕の身体はどうかしちゃったのだろうか…??
ぜぇー、はぁー息切らす衛兵。他の衛兵に逆らう気はない事を伝え、素直に捕らわれの身となった。
街を連行されながら歩く。普段、触れ合う人々がこちらを見つめる。
ほとんどに人が、どうして?と言ってくれている。良かった!
城に入り、衛兵の詰め所をスルーして?なぜか、下の方へ連れて行かれる。
いきなりの地下牢…。
冗談かと思ったら、本当に入れられてビックリした…。
正直、ここに至っても、未だに状況が掴めない。
というか、意味が分からない…。
どうしようかな……。
レオンたちにお願いするか、ペンドラゴンさんにお願いするか、フェンリルたちにお願いするか、どれが良いだろうか…。
悩んでいると、お隣さんから声を掛けられた。
「何をして連れて来られたんだい?」
こんな所で、優しい声のお隣さんに安らぎを得る。
「酒場で変な男の子にいきなり襲われて、そして現れた衛兵にいきなりボコボコに殴られて、街中を引き回されて連れて来られました…」
本当にどうなっているんだ…。
真実の宝玉が廊下に置いてあり、もちろん反応しない。
「おや?君が言っている事は……、本当に!?」
「本当ですよ!」
ほら、真実の宝玉もそう言ってます。
「だとすると、なぜ捕らえられたのかな…?衛兵が来るまでの前後の会話を教えて貰えるかい?」
仕方がないので、お隣さんに愚痴る事にした。
帝国って酷い!帝国って最低!!なんてね…。
「何となく、冒険者として上手く行かない事を楽しそうに言った事に、その男の子は反応したかも知れないね?仕事が上手くかないのに嬉しそうにしている、不審な羽振りの良い冒険者…?」
えーーーっ!?
「そんなの言い掛かりじゃないですか?!雑貨屋さんで買った金属探知器を持ってウロウロしてたら、何とか食べれているだけですよ??貯金も無いし…」
ここは真実の宝玉君から辛い沈黙。
「……。君、名前はアレク君?」
なんで!??!
「そうか侯爵から聞いた謎の少年は君かい??レベル1なのに、超威圧して魔物を寄せ付けないという!」
ペンドラゴンさん何ですかその紹介??
「君の自信は、強さに裏付けられている。と言うことかな?」
「そんな訳ないじゃないで〈チーン〉すか…?」
真実の宝玉君。初めて仕事をしましたな。壊れて無かったのね…。
「……。君の戦力があれば、帝国を滅ぼせる。と?」
「いやいや!そんな訳な〈チーン〉い…」
「帝国なんて楽勝と?」
「いいえ〈チーン〉」
『……。』
「なんから地上の国家も全滅させられると?」
「僕はどんな破壊神です〈チーン〉か…」
『……。』
「帝国を滅ぼしたい?」
「いいえ…〈チーン〉」
『……。』
「申し訳ありません。アレク様。私はこの国の第1皇子ヘンリーと申します。今すぐわたくしとお越し下さいませ」
お隣さんは、僕の牢の前に立っていた。
クラス 亜神
職業 亜神
レベル 69
HP 80+30
MP 73+15
物攻 73+30
物防 71+15
魔攻 71+30
魔防 70+15
体力 78+30
機敏 72+15
運 ∞-50
スキル 意思疎通 上限突破 各無効
アイテム 探知器 魔殺の鎖 大魔道の書
ミスリルタリスマン
ペンドラゴン家のプレート
装備 エクスカリバー
加護 神剣の加護
呪い 魔殺の呪い
所持金 170ゴールド
従者 地上の魔物