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暮し  作者: 山方直人
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告白

この話は、ホラーですが胸糞悪いところもあります。と言うか、主人公がど変態のクズ野郎で書いてる私もたまに吐き気がします。読む前にトイレとお風呂は済ましましょう。

私は世間で言うところのいわゆる変態だ。何故かだって?それなら聞くが、あなたは人を殺すことで性的な意味で興奮するか?どうだい?引くだろ?だが、私はその変態だ。あなたが、これから見ようとしているのは、私の変態行為を綴ったもので、私からすればいい官能小説だが、あなたからすればスプラッタ系の変態サイコ野郎の犯行告白書だとも言える。


その前に、自己紹介をしておこう。私の名は山方 直人(やまがた なおと)。身長は183センチで、年齢は26歳。藤川市の住宅街からは少し離れた所にある、曽祖父の代から受け継ぐそこそこ大きな家に住んでいる。仕事は、この話には関係ないので省く。好みの芸能人はガッキーだ。

言っておくがキラークイーンと名付けて呼んでいるスタンドはない。女性の手を持ち歩いたりもしない。



8月1日、夏休みに入ってこの時期くらいからは私の住む街に人が来る時期だ。私の住む街にはサーファーが好む波が、多いビーチがある。そしてまた、オシャレでインスタ映えするケーキ屋もある。夏になると人が集まって来るのだ。私は、男を殺すことはない。それは興奮しないからだ。殺すなら美人がいい。穢れなき純粋な女性も、性に淫らな女性も関係ない。見た目だけが大事だ。



私の家からはビーチが見える。それが丁度いい。ビーチに行く途中の女性を、確認できる。そこで気に入った女性の写真を撮り、その人のことを調べ上げる。同時に2人は調べない。浮気はしない主義だ。

今日はとても良い身体をした美人がいた。スマホで写真を撮っておく。


調べた結果、名前は新井由紀(あらいゆき)、年齢は23歳。山梨県在住で、彼氏にフラれた傷心旅行だ。趣味は海で泳ぐ事と、男漁りだ。好みは、黒髪で高身長のキリッとした男で、当然だが清潔な人らしい。丁度私に当てはまる。翌日の彼女の予定を調べ、偶然を装い接触を図る。


「あの?この財布落としましたよ?」

「え?嘘?あ、本当だありがとうございます。」


勿論、後ろから近付きカバンから抜き取ったものだ。


「あの、実は…初対面でこんなこと、言うものではないですが、先日彼女にフラれましてこの頃滅入っていたんです。あなたには、何か惹かれる。ご旅行でしょ?旅の思い出程度でいいので、私と食事しませんか?」

「え?えぇまぁいいですよ?私も実は、彼にフラれた傷心旅行なんです。夏休み前にフルなんてあり得ないですよね!」

「ありがとうございます!この近くの『銘々庵』などはどうですか?」

「…‼︎実は私そこに行こうとしていたんです‼︎奇遇ですね!」


お分かりだと思うが、調べておいた。

それからは簡単だ。食事のあと2人でビーチに行き、海ではしゃぐ。適当に仲良くなって行くだけで、あとはあっちから食いついた。


「実は、私の泊まってるホテル、ベッドが固くて合わないんです。山方さんのうちのベッドて柔らかいですか?」

「えぇとても。でも少し広くて、1人で寝るのは寂しいんです。」

「今夜は寂しくないですね?」

「えぇ、眠らないかも知れませんがね。」


朝の5時までずっとだった。途中からはゴムがなくなったが、彼女は構わないと言うので続けた。そして彼女が眠った後、裸の写真を撮ってから麻酔薬を打った。こうすれば何をしても起きないだろう。

まずは大きな胸の真ん中にナイフを突き立てる。骨を砕きながら心臓にナイフを指す。吹き出す血を浴びて興奮したモノを収める。そして、メタメタにした後綺麗な写真の姿と見比べる。この時が私の絶頂だ。


血のついたシーツで彼女の死体をコンクリートブロックとともに包み、それを夜中のうちに海に捨てる。この際、ビーチからではなく、防波堤から捨てるのがいい。ビーチでは海の中には沈まないだろう。こうしておけば、蟹や魚などがシーツを破って喰らってくれる。私は当日にあい、そのままその日に殺した。2人でいた。証言は確かに残るが決定的な証拠も動機もない。私はこの手法で、10年間1度も捕まっていない。しかし、たまにヒヤッとすることは起きる。そう言う時、本当にキラークイーンが欲しくなる。もしくはデスノートだ。これなら、私のいないところで大勢の前でいきなりナイフで自分を解体するというショーができる。私はこれを、数メートル離れたところから、怯える周りの人々に紛れつつ楽しむのだ。



因みに、私は人に自分を認識させないことができる。そう言う能力とでも言うのか、生まれつきそう言うことができる人間だ。

これはフィクションであり、実在の人物と言うか

私本人にはこんな性癖はありません。そこのとこを理解した上でのご意見ご感想をお待ちしてます。


なお、この話の舞台は私の連載作品【Mud Lover】と同じ街です。あちらは中学校が舞台で出てくるのも大体学生だから絡んではいないが、山方直人の能力も彼らと同質のものです。名付けるなら【Secret Silent】ですね。

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