表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
「副長、土方」  作者: 東 清二
95/192

第九十五話 始末

池田屋事件の折、反則を使って 歴史を知っていた者たち、クソ大和田おおわだ大和田おおわだの側の人間たち 2人を処分します。斎藤さいとうさん、さすがという話になっております。

時代は幕末、武士の世 平和な世が終わり、諸外国の外圧もあり 徳川幕府の支配力も衰え、時代も日本も 変革の時を迎えようとしていた。徳川幕府が鎖国をしていた事により、均衡と平和が保たれていたが、その反面 帝国主義を標榜する アメリカ イギリス スペイン オランダとの、技術の差や 火力の差が生まれ、その事を知る者たち 特に若者たちは徳川幕府に見切りをつけて、変革へと時代を突き動かしていく。それでも、歴史と伝統を大事にするのが、日本の風土だ。負けると分かっていても、俺たち新選組しんせんぐみは、最後まで 徳川幕府の味方をする事を貫く。そんな中、京の都に火を放ち、天皇をさらう計画の池田屋事件が起きた。池田屋は、新選組しんせんぐみが制圧した。手柄を横取りしようとした、会津藩あいづはん 筆頭家老にして 糞詐欺師 クソ高倉健たかくらけんにも、北野きたの たけし局長の政治力で、手柄を奪われずに済んだ。あとは、斎藤さいとうさんを向かわせてある、天皇の住む 京都御所の状態の確認だけだ。


北野きたの たけし 新選組しんせんぐみ局長と、一番隊 隊員 沖田総司おきたそうじ、四番隊 隊長 近藤勇こんどういさみ、四番隊 副隊長 野口君ぐちくんのたった4人だけで、数十人の敵相手に闘い 勝った。そして、沖田おきたの案内で、俺 新選組しんせんぐみ 副長 土方歳三ひじかたとしぞうと、馬鹿局長が大事にし 俺の宝物でもある 年齢が6歳で固定されている少女 哀姫かなひめとが合流し、京都御所へと向かう。


道中、落ち延びて行く長州藩ちょうしゅうはんの者や、着の身着のまま 逃げて行く 公家の者たちを見る。

「トシ坊!この様子じゃ、天皇も京都御所も、大丈夫そうだな」と、北野きたの たけし局長。

「天皇と京都御所はな。ただし、今は落ち目になった長州藩ちょうしゅうはんが、徳川幕府に対して復讐を兼ね 逆襲するだろうな。長州藩ちょうしゅうはんは、藩としては突出してるし、組む相手が居たら 徳川幕府は倒されるだろうな。戦国時代は 肉食恐竜のような者たちが結果を出したけど、200年以上平和な時代が続くと草食恐竜のような者たちが、持て囃されるんだ。何もしない 人と争わない、問題も起こさない者がね。その結果、今の徳川幕府は 図体ばかりが大きくなった草食恐竜だから、動きも遅いし 戦えない。しかも厄介な事に、京都守護職を引き受けた会津藩あいづはんの筆頭家老が、よりにも寄って糞詐欺師 クソ高倉健たかくらけんだ。越後から会津藩あいづはんまでの豪雪地帯、会津地方あいづちほうが、攻め込まれる大義名分を、糞詐欺師は余裕で与えるだろうね。クソ高倉健たかくらけんは、常にクソ大和田おおわだと繋がりを持ち、その上 自分が詐欺師だと、自覚すら持っていない。クソ高倉健たかくらけんは、村十分で 天国には立ち入り禁止にした。あとは、とっとと寿命を迎え 地獄で、俺に消されるのを待ってろという話」と俺。

「トシ坊、そんなに被害が…。」と北野きたの たけし局長。

「ああ。クソ高倉健たかくらけんは不幸の使者で、クソ高倉健たかくらけんが現れた場所には、不幸の王様 クソ大和田おおわだが現れ、幸せだとか幸福の材料を、根こそぎ持って行く。馬鹿局長は 第三の勢力なので、少なくても関わらないに越したことはないね」と俺。

「おいら、第三の存在か…。トシ坊や 沖田おきた君、せめて哀姫かなひめの味方ぐらいは、出来るようになりたいけどな」と北野きたの たけし局長。

「カナチャリングは、馬鹿トチーヤイと、ずいーっとずいーっと一緒に居たいヤイ!」と哀姫かなひめ

「そんなガキンチョは…」と俺。

「そんなガキンチョは?」と哀姫かなひめ

「こちょこちょ、くすぐっておこう」と俺。

俺が、哀姫かなひめの脇腹をくすぐると「こちょこちょ禁止!こちょこちょ禁止!」と哀姫は、嬉しそうに言う。哀姫かなひめが笑顔になったところで、物々しい空気に包まれたと京都御所へと着いた。そして、後ろ手に縛られた奴が3人居て、其奴らは クソ大和田おおわだに、大和田おおわだの軍師 クソ木村公一きむらこういちに、大和田おおわだの息子 クソ近藤こんどう 育史やすしたちだった。正しく池田屋事件において、天皇をさらう計画の実行犯たちだ。そんなことだろうと、思ってた。


新選組しんせんぐみ 副長、土方歳三ひじかたとしぞうだ!実行犯のそいつら3人の素っ首 叩き斬るのが先か、天皇の無事を確認するのが先か、あるいは斎藤一さいとうはじめが居る筈なんだけどな」と俺。

すると、警備に付く者たちがどき「副長、天皇は無事です。長州藩士ちょうしゅうはんしも、長州派の公家たちも 下野しました。あとは、この事件の首謀者 そこの3人の処分だけです」と、一番隊 隊長 斎藤一さいとうはじめが、語る。

「さすが、一番の漢だね 斎藤さいとうさんは。斎藤さいとうさんの隣に居るのが、確か 今の天皇だよな?」と俺。

「ひえーっ、トシ坊!あの斎藤さいとうさんの隣に居る男が、天皇なのか?」と北野きたの たけし局長。

「ああ、俺がガキの頃 一度 会った事があるしね。天皇!天皇の役目は?」と俺。

「はい!戦争に勝つ事と、大災害を防ぐことだけです」と天皇。

「今の元号が、何だか 俺は知らないけど、天皇の代と元号が変わる時は、俺に 挨拶に来いと伝えておいてくれ。次の元号は、俺が決める番だからね。じゃあ 天皇が、攫われずに無事なのは確認したから、現 天皇は御所へ戻って。池田屋事件の首謀者の、糞みたいな野郎を省略して、糞野郎の3人を処分しないといけないからね」と俺。

「天皇、御所へ帰れ!」と斎藤さいとうさん。天皇は、斎藤さいとうさんと 俺たちに礼を言い、御所へと帰った。


「副長、この糞野郎3人は、打ち首ですよね?」と斎藤さいとうさん。

「ああ。打ち首で、晒し首だ。それにしても、この土方歳三ひじかたとしぞうとしての人生で、クソ大和田おおわだを叩き斬るのは、2回目なんだけどな。死んだら 死んだで、雨後の筍のようにまた現れる。クソ大和田おおわだを全宇宙の支配者にして、クソ大和田おおわだを擁護する、クソ高倉健たかくらけんが寿命を迎えてくれないと、またぞろ クソ大和田おおわだ大和田おおわだの側の人間たちも、入れ替わり立ち替わりで姿を現す。そして、不幸をばら撒く。根本的に、不死身の者を完全に消せる念能力を手に入れないと、駄目だな。じゃあ、クソ大和田おおわだ大和田おおわだの側の糞野郎たち、和泉守兼定いずみもりかねさだで打ち首になるのと、虎徹こてつで打ち首になるのと、どちらがいい?」と俺。

クソ大和田おおわだの口に付けられていた、猿ぐつわが外される。

「待て!何で、火の手が上がっていないんだ!?歴史上、京は火の海になり 天皇は、オレたちの言いなりになるはずだぞ!?」とクソ大和田おおわだが、ほざく。


この幕末期、クソ大和田おおわだの軍師で 大和田おおわだの側の人間のNo.2クソ木村公一きむらこういちが、反則を使って 未来から、歴史の教科書を持ち込んでいた。なので、クソ大和田おおわだ大和田おおわだの側の人間たちも、歴史を知った上で京の都に姿を現した。歴史といえば、俺が名付けた新選組しんせんぐみという名も、存在も 新しい歴史で、俺がこの時代に存在しなければ、生まれなかった新しい歴史だ。


「俺 今日、何の手柄も立てていないから、俺の和泉守兼定いずみもりかねさだで、糞野郎3人 打ち首で問題ないぞ」と俺。

「副長殿、今日の虎徹こてつは、良く斬れます」と、大和田おおわだの手によって、名字を真似された、本物の方の近藤勇こんどういさみさん が言う。

「そんな事を言ったら、おいら だって何の手柄も立てていない。ここは、おいらの虎徹こてつで処分しよう」と北野きたの たけし局長。

「そんじゃ、どうせ晒し首にするんだし、京都御所の真ん前じゃなく 晒し首にする河原にて、斬りたい奴を斬ろう。ここが、汚い血で穢れるのを防ぎたいしね。晒し首にする河原なら、もう穢れているし」と俺。


クソ大和田おおわだに、大和田おおわだの息子 クソ近藤こんどう 育史やすしに、大和田おおわだの軍師で 大和田おおわだの側の人間のNo.2クソ木村公一きむらこういちたちのケツを蹴り上げ、河原へと連れてく。

「じゃあ、処分しよう」と俺が言うと、凄い速さで 物の見事に、斎藤さいとうさんが、クソ大和田おおわだとクソ近藤こんどう 育史やすしとクソ木村公一きむらこういちたちの素っ首を、叩き斬った。

そして 斎藤さいとうさんは、「こんな奴らの穢れた血で、局長と副長と四番隊 隊長の名刀が、穢れるのは嫌ですので」とだけ、言う。この場に、史上最強 スリー・トップの1人 使える男 斎藤一さいとうはじめが居た事を、忘れていた。結局、この日は、俺は何の手柄も立てられなかった…。

晒し首の算段も、斎藤さいとうさんが付け、この日は お開きとなった。


《クソ大和田おおわだに、大和田おおわだの側の糞野郎と糞女たち。類は友を呼ぶで、クソ大和田おおわだのところへ 糞野郎や糞女たちが、行く当てもなく集まり、大和田おおわだの側の人間へと成っていく。クソ大和田おおわだは、いちいち説明しないが、一度 大和田おおわだの側の人間に成ると、死んで消えて無くなるまで、大和田おおわだの側の人間は辞められない。2017/09/12今現在も、きっと 全宇宙の支配者は、クソ大和田おおわだだろうけど、いずれは俺の手で完全に消す。クソ大和田おおわだも、大和田おおわだの側の人間たちもね。最低でも、2017/09/12今現在から、14年以内に。若しくは、俺の念能力が復活したら 直ぐにね。そして俺の全ての人生通しての本当の自分、大天使長 ドン・リュシフェルに成り、俺 ずっと全宇宙の支配者に成る!》


こうして、長州藩士ちょうしゅうはんしに脱藩浪士、そして クソ大和田おおわだ大和田おおわだの側の人間たちによる池田屋事件は、新選組しんせんぐみには勿論、京の都にも天皇にも、 被害無しで始末がついた。あとは新選組しんせんぐみの屯所へと帰り、後方支援を行う八番隊に、哀姫が俺の宝物だと、紹介し 一風呂浴びるだけだ。本来の歴史とは違う結末の、池田屋事件がこうして収縮した。次回の話は、後方支援を目的とする 八番隊の出番と、やっと哀姫かなひめ新選組しんせんぐみの場所を、覚えてくれます。さて、どうなることやら。以上。

読んで頂き、どうもありがとうございました。宜しければ、続編も 楽しみにしてくれると、嬉しいです。それでは!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ