第八十七話 無心
いつものごとく有利な優位な立場にいる、会津藩 筆頭家老で詐欺師の高倉健に、挨拶に行きます。クソ高倉健に、新選組の名を騙った無心があり、俺が金を用意する羽目になります。全く、やっと寿命で死に クソ大和田の側の人間に成った、この糞詐欺師は…。
時代は幕末、戦国時代に女子供が渇望した戦のない世、江戸時代と呼ばれるものや 徳川幕府における武士の世が、徐々に終わろうとしていた。そんな時代に、最後まで徳川幕府と 繋がりのある会津地方に味方する、侍の集団が時代の中心たる、京の都に存在した。その名も、新選組。正しい事を最後まで正しくする、最後の侍たちだ。
そんな新選組のトップ 局長は、最近破産しそうになった中年の星 北野 武。新選組 副長に、俺 土方歳三。一番強い 一番隊 隊長に、斎藤一。一番隊 隊員に、沖田総司。同じく 一番隊 隊員に、安藤 ジュンヤ。もう1人の一番隊 隊員、口の聞けない リュウスケ。強くなければ死ぬ 生き残れない、四番隊 隊長に、武骨で気骨のある 豪快な漢 近藤勇。四番隊 副隊長に、陰日なたで 近藤さんを支える 野口君。新選組 最後の隊、主に後方支援を目的とする、末広がりの八番隊に、沖田の保護者 井上源三郎と、そんな源爺を慕う 新選組 唯一の女性、安藤 ユウコさんがいる。新選組では、学問も教えていて 先生を務めるのが、北野 勝君。他に 銃火砲部門で、内田 ジュンという男が、日夜 研究に励んでいる。
新選組が侍の集団としても、また 強くなければ生き残れない組織として固まってきたので、ちょっくら会津藩 筆頭家老に、挨拶でもしてくることにした。斎藤さんの報告によると、会津藩筆頭家老は よりによって高倉健とのこと。この詐欺師 高倉健は、約束は守らない 約束の時間には、何も起きてないにも関わらず大幅に遅れる、そして必ず失敗する 必ずしくじる男だ。失敗する度にしくじる度に、田中裕子という女を使い、その女が哀姫に相談しお願いする。哀姫が断りきれず、俺にお願いする。そんで俺が、糞詐欺師 クソ高倉健を、助けなくちゃいけなくなる。せめて匿名にしようと、俺の名前を出さないようにして、高倉健を助けた 誰かさんという事にしたが、助けられる度に 糞詐欺師 クソ高倉健は、増長する。そんな詐欺師に、俺が挨拶に出向こうとしている。
会津藩 藩邸へ行き、「新選組 副長、土方歳三だ。会津藩 筆頭家老とやらに、挨拶に来た」と伝え、丁重なおもてなしで 奥の部屋へと通される。少し待つと、仏頂面をしたクソ高倉健が現れ、上座へと座る。そして開口一番「また無心ですか」とだけ言う。
「新選組 副長、土方歳三だ。今日は、挨拶だけをしに来た。無心てのは、何の話だ?」
「いくら、必要ですか?」と、クソ高倉健が質問に質問を返す。
「今日は、挨拶だけをしに来たと言ってるだろ」と俺。
「はいはい、その挨拶の後に いくら必要ですか?」とクソ高倉健。
「挨拶だけだと、言ってるじゃねえか。新選組の者が、会津藩 筆頭家老のお前に、金をタカリに来たのか?」と俺。
すると、クソ高倉健は、仏頂面で いつものだんまりだ。
話が通じないので、会津藩の藩邸で働いている者に、俺は 事と次第を話すように伝える。すると新選組の近藤 育史と名乗る男が、何度も 金の無心に来たとのこと。
「近藤 育史は、新選組の者じゃねえよ。ただのクソ大和田の息子で、エタ非人以下のチョン公以下の偽善者の糞野郎だ。新選組は、侍の集団なんだ。そうそう金の無心になんか、来ねえよ。今 俺が着ている、新選組の羽織を着ていたか?」と俺。
「着ていませんでした…。」と、会津藩 藩邸の者。
「この新選組の羽織を着ているだけで、京の都に存在する 不逞浪士たちに、いつ斬られてもおかしくないんだよ。それで、その新選組の者ではない、クソ近藤 育史とやらに、合計 いくら渡したんだ?」と俺。
「合わせて、四百五十両とちょっとです…。」と、会津藩 藩邸の者。
「はーっ、なかなかの大金じゃねえか。帳面はつけてるのか?五百両あれば、足りるか?」と俺。
「帳面は、つけてます!五百両あれば足りますが、新選組の名を騙った 騙しに、引っかかった 筆頭家老がいけません。新選組の副長様に、返していただく義理はありません」と会津藩 藩邸の者。
「新選組の名を騙った詐欺です。返せると言うなら、五百両でも一千両でも 返してもらおうじゃないですか」とクソ高倉健。
「詐欺師が詐欺を語るとはな。この筆頭家老とやらが居る時だけ、俺の周りをうろちょろしてやがる クソ大和田が、調子に乗るだろ?」と俺。
「はい。会津藩 筆頭家老なのに、売ってはいけない物まで売って、大和田という名の男に屈し、人を騙しては その責任も取りません」と会津藩の藩邸の者。
「うん、今この高倉健という 詐欺師の自覚すらない糞野郎が、会津藩 筆頭家老をしているのも、クソ大和田の仕業だろう。越後から会津藩までを、会津地方と呼ぶのだけど、今後 会津地方のことは、京都守護職の綾野という名の男と、新選組の斎藤一を頼ることだな。金の方は、当座無いので4日くれ。借金してでも、4日以内に五百両 用意するよ」と俺。
「これから会津地方のことは、綾野様と斎藤一様を頼る。かしこまりました。お金の方は、どう考えても 新選組 副長、土方歳三様の所為ではありませんよ」と会津藩 藩邸の者。
「まあ、いいさ。何とか工面するよ。じゃあな」と俺。五百両、どうしたものか?と、案じながら 会津藩 藩邸をあとにする。
糞詐欺師に会い、金を用意しなければならず、どんよりとした気分で 新選組の玄関へ帰ると、生臭坊主こと 仏教の高僧 久米さんの姿があった。
「生臭坊主!丁度 俺から、久米さんに会いに行こうと、思ってたんだよ」と、これは運命なのか?必然なのか?生臭坊主の姿を見たら、途端に気持ちが軽くなった。
「トシ君、また大きくなって 強くなって。トシ君の方から 、私に会いに来ようとしてくれるなんて。私に出来ることなら、何でも言ってください」と久米さん。
「詐欺師に一千両渡さなければならない。相手は、糞詐欺師 クソ高倉健だ。借りなんか、つくりたくもねえ。生臭坊主は、殺生はしないんだよな?」と俺。
「はい。仏教徒が、殺生をするわけには いきません。ただしトシ君の頼みなら、お金なら いかほどでも用意することは、出来ますよ」
「久米さんにとって、殺せるものなら殺したい 糞野郎とか糞女とかは、存在するよな?」と俺。
「はい!山ほど居ます」
「じゃあ 其奴らを殺すから、一千両分の殺し としてくれ」と俺。
「かしこまりました。すぐに、殺したい輩の 住所と人相書きを手配します」と久米さん。足早に、新選組の玄関をあとにした。そして、悪人の住所と人相書きを久米さん自ら、持って来た。
《久米宏、この頃は仏教の高僧をしていて、のちに少なくても日本一のニュースキャスターにまで登りつめた男。優しくて子供好きで、賢く いつの時代も結果を出し、金に困るような男ではない。俺も過去に、三日間だけニュースキャスターをして、高視聴率を叩き出したことがあるが、スポンサーには感謝されたが、テレビ局のお偉方が「もう、もたない。続けたいけど、支えきれません」とニュース番組ごと降板した。毎日とはいかないけど、俺が這い上がり 本当の自分、大天使長 ドン・リュシフェルに成ったら、週一ぐらいのペースで、久米っちと ニュース番組を持ちたい。2017/07/21今現在の俺は、2回目の東 清二として最後の最後の人生、その分 最低最悪のシナリオさえ超える どん底の人生を送っているけど、あと長ければ15年 耐え難きを耐え偲び難きを偲び、粛々と寿命まで生きればいいだけだ。こういう時にひょっこり顔を出し、俺と俺の側の人間たちに甚大な被害をもたらし、俺の宿敵 全宇宙の支配者 クソ大和田と その側の人間たちに、多大な利益をもたらす男 糞詐欺師 クソ高倉健は、やっと寿命を迎えやっと死にやっとクソ大和田の側の人間になった。もう次に会う時は、クソ高倉健もクソ大和田も、ぶっ消す時だ。あとは15年待つか?俺の念能力よ!とっとと戻って来い。ちゃんと、クソ田中裕子もクソ渡辺真理も、ぶっ消すから。この2人がまだ存在していたのは、俺の甘さで失敗だった…。全員の助かる道など、なかった。俺、しゃんとしろ!》
こうして 詐欺師としての自覚すらない糞詐欺師 高倉健に渡す為に、金を作らなければいけなくなった。この詐欺師は、俺のことを人生全部とうして きよじ君と呼び、俺が思っていることの反対のことを言うと、思い込んでいた。尚且つ 会津藩 筆頭家老をしているように、俺と俺の側の人間たちの、存在や情報を クソ大和田に売り、自分だけ有利な優位な位置を保ち続ける。2017年7月21日今現在は、やっと死にやっと寿命を迎え クソ大和田の側の人間の、一番下っ端になったとさ。地獄が存在する分、天国も存在し クソ大和田や大和田の側の人間たちは、天国に立ち入り禁止にしておいたので、天国へ行ける資格を持つ人は、安心です。ちなみに俺は、天国に関所の意味も兼ね存在するリュシフェルズカンパニーの奥にある、天上界へ 死んで本当の自分 ドン・リュシフェルに成り、行き住みます。次回の話は、悪人を処分し その見返りに、お金をつくります。さて、どうなることやら。以上。
読んで頂き、どうもありがとうございました。宜しければ、続編も 楽しみにしてくれると、嬉しいです。それでは!