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「副長、土方」  作者: 東 清二
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第百八十九話 転地

朝鮮籍の軍艦を沈めた、越後国に 居る、俺たち 新選組しんせんぐみの一行は、越後国を 会津小鉄会あいづこてつかいの2人、近藤勇こんどういさみ野口君ぐちくんに任せ、会津藩あいづはんに向けて、転地を開始します。たかだか 日本国内の内戦、勝とうとすれば、勝てますが、これ以上 旧幕府方から 被害が出ないように、負け方について 話し合います。その事を、新局長は 納得せず…。今の俺の名前、年齢、近況、思い、寿命、俺にとっては 本当の自分の存在、恋人枠の女性、念能力者に成った後のプランも、描かれています。では!

幕末と呼ばれる時代は終わり、混沌と内乱の後、日本国は 明治天皇のモト、国を開き 新しい時代を迎えようとしていた。幕末期、さむらいとして駆け抜けた 新選組しんせんぐみ 副長、俺 土方歳三ひじかたとしぞうは、徳川幕府が 無くなっても、旧幕府方として戦い、越後国にて 攻め込んできた、朝鮮籍の軍艦を沈め、チョン公 2人を射殺し、海の藻屑にした。しかし その間、会津藩あいづはんが 糞詐欺師 クソ高倉健たかくらけんの存在もあり、牙を抜かれた 新政府軍とやらにも、防戦一方で、俺たち 新選組しんせんぐみの参戦する者ら も、会津藩あいづはんに向かわなくては、ならなかった。


越後国には、会津小鉄会あいづこてつかいの会長、近藤勇こんどういさみと、No.2 野口君ぐちくんが 居て、担当もしており、本来だったら 戦勝祝いに、宴会をしたかったが、日本国内の内戦の収拾と、会津地方あいづちほうの事を考えると、残念ながら そんな場合では、なかった。


「じゃあ、俺たち 新選組しんせんぐみ一行は、会津地方あいづちほうを通りながら、会津藩あいづはんへ向かうよ。これで もう、越後国が 攻め込まれる事も、ないだろうからね。安藤あんどう ジュンヤ 新局長を、会津藩あいづはんに残して いく筈が、越後国に連れて来てしまった為に、会津藩あいづはんが危うい。急ぎ、会津藩あいづはんへと転地しよう」と俺。

「トシさん、新政府軍なんかを相手に、何で 会津藩あいづはんが、危うくなるのですか?」と、安藤あんどう ジュンヤ。

「うん、ジェネラル・斎藤さいとうさん も居なくて、銃火砲部門の内田うちだ君も、居ない。そんで、会津地方あいづちほう 担当の若殿 滝沢秀明たきざわひであきも、窮状を伝えに こちらへ向かっている。しかも 今 会津藩あいづはんに居る者たちは、要らない奴ら 使えない奴らしかいない。そんで、不幸の使者にして、糞詐欺師 クソ高倉健たかくらけんが、指揮を執り始めやがったから、間違いと失敗しかない。よくは分からないが、クソ高倉健たかくらけんは、必ず 間違える、必ず 失敗する 男だからね。薩賊さつぞく クソ大和田おおわだを、全宇宙の支配者に押し上げた、糞詐欺師だけあって、そういう星の下に生まれているのだろう。会津小鉄会あいづこてつかいの2人、近藤勇こんどういさみさん に野口君ぐちくん、越後国の事は、任せたからね」と俺。

「かしこまりました」と、近藤勇こんどういさみ

野口君ぐちくんも、了解したみたいだ。


越後国の漁師や 民たちに、大感謝を伝えられ 見送られながら、俺たち 新選組しんせんぐみ 一行は、越後国から 会津藩あいづはんに向けて、出発した。


源爺げんじい、もうすぐ 滝沢秀明たきざわひであきと合流できるけど、会津藩あいづはんで 巻き起こっている この戦さ、もう 負け戦さ でも、いいかい?これ以上、日本人が 内戦なんかで、死なないようにね。源爺げんじいの判断を、聞かせてくれ」と俺。

「常に 大儀の有る存在のトシ君、ここまで 良く戦いました。私の知っている 歴史上も、この先 負け戦です。人的犠牲者を少なくする為にも、負けたことにして、新政府軍を会津地方あいづちほうから、通り過ごして もらいましょう。その代わり、この井上源三郎いのうえげんざぶろう 最後の人生、トシ君を看取るまで、北上しながら最後まで、戦い抜く 所存です」と、源爺げんじい

「うしっ、源爺げんじいの了解は、取れたか。あとは 徹底抗戦派の安藤あんどう ジュンヤ 新局長の、了解も得ないとな。ジュンヤ、負けた事にするけど、大丈夫かい?」と俺。

「トシさん 怒!僕は、イヤですよ。新政府軍なんか、トシさん が その気になれば、いつでも潰せるのに、何で 負けた事にしないと、いけないのですか?」と、安藤あんどう ジュンヤ 新局長。


「うん、確かに 新選組しんせんぐみの参戦している者ら や、会津地方あいづちほう 担当の若殿 滝沢秀明たきざわひであきの存在、それと 奥羽列藩同盟おううれっぱんどうめいがあるから、勝とうとすれば、勝てる。でも それじゃ、たかだか 日本国内での内戦で、旧幕府方からも、多大な 人的犠牲者が出る。俺たち 新選組しんせんぐみが、味方する 者たちや、俺たち 新選組しんせんぐみに、味方する者たち からもね。ジュンヤ、それでも この戦さ、継続するかい?」と俺。

「それでも…」という言葉を飲み込み、黙ってしまう 安藤あんどう ジュンヤ 新局長。

「まあ、今すぐ 決めなくても、いいさ。滝沢秀明たきざわひであきと合流して、話し合って決めなさい」と俺。

「はい」と、安藤あんどう ジュンヤ。

程なく、俺たち 新選組しんせんぐみ 一行は、会津地方あいづちほう 担当の若殿 滝沢秀明たきざわひであき 一行と、合流した。 続


《そして、2019/06/10今現在、やりたくもなかった 無駄に2回目のひがし 清二きよじとして、それでも やっと、俺にとっては 本当の自分 大天使長 ドン・リュシフェルに至れる、最後の最後の人生を送っている 俺は、想定していた以上の最低最悪の人生になったなぁ と、痛感している。クソ大和田おおわだ大和田おおわだがわの人間たちを、完全に消せる 条件を満たす為に、それ相応の不利益とリスクを背負い込むしかなかった。そしたら、リスクが爆発した…。敵の手の内から 出ることが、やっとで 37歳と ちょっと に成った俺は、未だに 俺のキーとしてしまった 念能力を有しておらず、あと12年間と2ヶ月を切っている 俺の寿命が、早く尽きてくれる事を願っているという、意味の分からない状態だ。もともと 皇太子として始まった、この最後の最後の人生において、俺が 神道の儀式をしていたのは、12歳までなので、その後は 日本に、大災害が 降り注ぐ結果となり、俺が 念能力者に成るまでは、そのまま続行だ。ただし、土方歳三ひじかたとしぞうも含む 俺の過去たちや、天国に居る 俺のがわの人間たちも、俺が 念能力者に成り次第、地球へ来れるようになる。現状、地球に居る 俺のがわの人間たちは、大概 這い上がっているしね。さあ、もう最期だ。俺の全ての人生通しての宝物、ピノコ・ナディア・哀姫かなひめと巡り逢い、この挫折と敗北の人生を、終わりにしよう。双子の天使に成る 子猫、ニケ姫とミケ姫、俺の恋人枠の女性だったのに、何一つ 決定権が あったにも関わらず、決められなかった女性 浜崎あゆみ、売れてる女優さんが多い 準女枠の女性、抱くべき女性を抱いたら、復讐をして、死に 復讐を完遂すれば、未来は まばゆいぐらいに明るい。日本国には、バブルの本体が やってきて、俺のがわの人間たちが、動き出せば、世界も 高止まりで、安定する。さあ この生き地獄、あと どのくらい続くのだろうか?俺の心なら、とっくに折れているのに…。》


こうして 戦勝祝いの宴会も、出来ぬまま 移動を開始して、会津地方あいづちほうにて、会津地方あいづちほう 担当の若殿 滝沢秀明たきざわひであきと、合流した。そして 残念ながら、この先の戦さは、負けた事にする 戦さ続きとなる。次回の話は、これ以上、会津地方あいづちほうの者らに、被害が 及ばぬように、新局長と滝沢秀明たきざわひであきとで、どう 負けた事にするか?の根回しと合議です。果たして?以上。

読んで頂き、どうもありがとうございました。宜しければ、続編も 楽しみにしてくれると、嬉しいです。それでは!

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