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「副長、土方」  作者: 東 清二
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第百七十九話 口上

最後のさむらい足らんと、繋がりのある 会津地方あいづちほうの為に、参戦した 新選組しんせんぐみの者ら。新政府軍とやらを、一蹴し 交渉の場が、設けられます。長州藩ちょうしゅうはんの者は、ともかく 薩摩藩さつまはん西郷隆盛さいごうたかもりが、別人で…。双方、撤退しろ と、主張して…。いつになったら、土方歳三ひじかたとしぞうが、地球に来て 官房長官を務められるか?の条件、今の俺の名前、年齢、寿命、思い、俺のキー 念能力を手に入れた後のプランも、描かれています。では!

幕末と呼ばれる時代が終わり、混沌と変革ののちに、日本国は 明治天皇のモト、新しい時代を迎えようとしていた。国を閉じ、将軍と 大老や老中といった 経験値を積んだ者より、幕末の志士と呼ばれる 若者たちの手に、新しいまつりごとの仕組みが、委ねられようとも、していた。ただし、変革に 痛みはつきもので、日本国内での戦さ、薩長土肥同盟の新政府軍とやらを、新選組しんせんぐみの参戦する者ら は、最後のさむらい足らんと、会津藩あいづはんにて 一蹴した。そして、新政府軍とやらから、矢文が届いたところだ。


本陣に、新選組しんせんぐみ 副長、俺 土方歳三ひじかたとしぞうと、安藤あんどう ジュンヤ 新局長、ジェネラルという敬称がつく 一番隊 隊長 斎藤一さいとうはじめ、そして 会津地方あいづちほう 担当の若殿 滝沢秀明たきざわひであきが居り、敵から 届いた 矢文の中身を、確認する。矢文の中身は、火力と戦闘力の違いで、新政府軍に 甚大な被害が出た事と、交渉の場を持ちたい、出来れば 降伏してくれ と、記されていた。


「うん、まず 交渉の場を設けることは、構わないけど、まだ 降伏は しないよな?」と俺。

「戦さは、始まったばかりです。奥羽列藩同盟おううれっぱんどうめいの存在や、今後の事を考えても、例え 負けるにせよ、降伏なんて したくありません」と、安藤あんどう ジュンヤ 新局長。

「ああ。ジュンヤ 新局長の言う通りだ。例え 降伏しなくてはいけなくても、順序とタイミングが ある。副長の存在で、大儀は 俺たちに あるし、奥羽列藩同盟おううれっぱんどうめいの締結で、この戦さ 勝とうとすれば、勝てる。敗北しなくちゃいけない理由が、同じ 日本人同士による 内戦なのと、不幸の使者 高倉健たかくらけん会津藩あいづはんに居ること だけだ。薩賊さつぞくに関しては、不幸の王様 クソ大和田おおわだが、居るから 勝手に自滅していくだろうし」と、斎藤一さいとうはじめ

「じゃあ、俺と新局長、滝沢秀明たきざわひであきに、3人という 最も安定しない人数を避けるために、沖田おきたでも 連れて、交渉をして 口上を述べてくるよ。斎藤さいとうさん達は、何か あった時の為に、戦える 準備だけ、しててくれ」と俺。

「かしこまりました。まだ、クソ大和田おおわだが 到着していないので、大丈夫でしょうが、道中 お気をつけてください。いつでも 新政府軍を、滅ぼせる 準備だけは、しておきます」と、斎藤一さいとうはじめ

矢文を送り返し、交渉の場を設けることにした。


戦線の真ん中に、机と椅子が用意され、新政府軍とやらの敵が、恐縮している中、俺たち 4人は、ピクニック気分で、はしゃぎながら 着席した。

新選組しんせんぐみ 副長、土方歳三ひじかたとしぞうだ。まず、てめえら は、誰だ?名と肩書きを、名乗れ」と俺。

長州藩士ちょうしゅうはんしと 思われる者は、「新選組しんせんぐみ 副長、鬼の土方歳三ひじかたとしぞうを、敵に回していた…」と、言葉を失っている。

「新政府軍 総大将、西郷隆盛さいごうたかもりで ごわす」と、鳥羽伏見の戦いで、遠眼鏡越しに 観戦だけは していた、小便たれ 西郷隆盛さいごうたかもりとは、明らかに違う者が、西郷隆盛さいごうたかもりと、名乗った。


「新政府軍とやらの総大将が、本物だか 偽者だか、判別できないんだけどな。薩賊さつぞくには、同姓同名の西郷隆盛さいごうたかもりが、2人も 存在しているという事か?新局長、鳥羽伏見の戦いの折は、今 目の前に居る 西郷隆盛さいごうたかもりと名乗った男は、居なかったよな?」と俺。

「居ませんでした。さすが、薩賊さつぞく。交渉の場を持ちたいと、矢文を送りつけておいて、新政府軍の総大将と名乗った上で、偽者が 顔を出した。ちなみに僕は、新選組しんせんぐみ 新局長 安藤あんどう ジュンヤです」

「待って下さい!私は、長州藩ちょうしゅうはんの者です!この西郷隆盛さいごうたかもりが、偽者なのですか?」と、狼狽する 長州藩ちょうしゅうはん士。

「ああ。少なくても、鳥羽伏見の戦いの時の小便たれ クソ西郷隆盛さいごうたかもりの方じゃねえ。薩賊さつぞくは、薩賊さつぞくと呼ばれる 要因、汚い手口ばかり だから、そもそも 信用ならねえ。この交渉の場に、薩賊さつぞくで チョン公の不幸をばら撒く 不幸の王様 クソ大和田おおわだが、居ない事が せめてもの救いだ。でっ?本物か 偽者かは、定かではないが、新政府軍とやらの口上を述べよ」と俺。


「おいどんが、西郷隆盛さいごうたかもりか?は、おいどんも、判りません。薩摩さつま大和田おおわだという名の男に、新政府軍の総大将を務めるように言われ、この戦さの交渉の場に、居りもうす。まず、おいたち 新政府軍の方が、最新式の武器を使っている筈が、火力の差で敵わず、 薩摩藩さつまはん 主力部隊が、全滅しもうした…。その訳を、教えてくれもんそ」

「ああ。徳川幕府の主力部隊が 使わなかった、お前ら 新政府軍とやらには手に入らない、最新式の武器を調達しているからな。使い方、戦い方は、俺流だけどな。訳は 教えたから、これで 交渉は、終わりか?せっかく 新政府軍とやらが、口上を述べられる場だけどな」と俺。

「待ってください!長州藩ちょうしゅうはんの軍役の者として、降伏を勧告致します。徳川幕府も、無くなり 旧幕府軍には、戦う理由が ない筈です」

「戦う理由なら、会津地方あいづちほうの者が、新政府軍とやらの使者の 余りの傍若無人振りに、斬って捨てたみたいだ。それと、要らない人間や こんな奴、死んでもいいという奴らが、この戦さ場 近くに送り込まれているから、そいつらに新政府軍とやらから 奪った武器で、戦わせるよ。在庫一掃セールでな。大事な人間、必要な人間は、安心安全な場所へ、避難させたしな。これで、戦ってみよう」と俺。


「待ってください!使者が、無礼を働いたのなら、申し訳ありません。降伏を勧告しに来たのに、宣戦布告を なされるのですか?」と、長州藩ちょうしゅうはん 代表。

「ああ。昨日の戦闘で、先に発砲したのも、お前ら だしな。俺としては、お前ら 新政府軍に、これ以上の被害が出る前に、とっとと撤退するように、勧告するよ。お前らの行く先々は、敵地だしな。それに、薩賊さつぞくで 不幸をばら撒く 不幸の王様 クソ大和田おおわだも、こちらへ向かっているしな。俺としては、要らない奴らが、全員 戦死したら、撤退して 北上しながら、転戦していく。以上が、口上だ。次の交渉が、もし あるのならば、新政府軍とやらには、もっと条件が悪くなるからな。クソ大和田おおわだの不幸のばら撒きは、底知らずだしな」と俺。

「不幸の王様に、行く先々が 敵地…。薩摩藩さつまはんは、何を やらかしているんだ!?」と、長州藩ちょうしゅうはん 代表。

「申し訳ございません。頭なら、いくらでも 下げもうす。おいどんが、本当に 西郷隆盛さいごうたかもりなのか?おいどん にも、分からなくなりました。口上と交渉は、以上です」


「ウキキーっ」と、沖田おきたは言い、薩摩さつまのイモざむらいを、元気付ける。

土方ひじかた殿、今回の交渉、何も 失わずに 済みましたね」と、滝沢秀明たきざわひであきも 嬉しそうだ。

「じゃあ、本陣に戻って、要らない奴らに 要らない武器を持たして、戦いますかね」と俺。

結局、何も 変わらないまま、双方 口上を述べて、交渉は 決裂に終わった。 続


《はーっ…。そして、2019/04/03今現在、未だに 土方歳三ひじかたとしぞうが、日本国の官房長官じゃないんだよなぁ。やりたくもなかった 無駄に2回目のひがし 清二きよじとして、やっとの最後の最後の人生を送っている 37歳と ちょっと になった 俺が、あと12年間と 4ヶ月を切った 寿命を終えるか?俺のキー 念能力を、使えるように ならなければいけない。その間にも、不幸の使者にして 糞詐欺師 クソ高倉健たかくらけんが、名付ける 必ず 災厄の訪れる元号でも、俺が 初めて感知しない 名付けてもいない、令和れいわという元号の 新しい時代が、始まろうとしている。俺が 名付けた、平成という元号は、そりゃ 日本は 平和だったけど、皇室が 偽者だらけで、大災害に見舞われ続けた時代と、なってしまったしね。でも これで、平成という元号の重荷だけは、俺の肩から おろせる。新しい時代は、災害が なければいいけど。さあ、念能力を手に入れよう。そして、俺の全ての人生 通しての宝物で、やっと本当の自分になる ピノコ・ナディア・哀姫かなひめに、巡り逢おう。双子の子猫、ニケ姫 ミケ姫 ともね。復讐をして、渋滞が 起きている お姫様シリーズを攻略し、俺は 死んで、待ち焦がれた 本当の自分 大天使長 ドン・リュシフェルに、成る。そうすれば、元 幸福の王子の俺VS不幸の王様 クソ大和田おおわだとの、お互いの存在を完全に消すか?消されるか?の 数千年に及んだ戦いも、やっと 俺の勝利で、終わらせられる。不幸の使者も、不幸の王様も、大和田おおわだがわの人間たちも、糞・黒人ニグロも、存在しない世界。糞野郎も 糞女も、存在しない 全宇宙。俺が、念能力者に成った 後なら、実現できる。そうすれば、人々を幸せにすることが 好きで始めた、俺の本来の称号 幸福の王子も、止まっている 俺のがわの人間たちの組織も、晴れて 活動再開だ。だから、早く 念能力を返してくれ!》


こうして 新政府軍とやらと、こちらの口上を述べた 交渉は、双方 撤退しろ と主張し、物別れに終わった。クソ大和田おおわだの本拠地、薩摩さつまと 朝鮮が、絡むと 大抵 交渉は、上手くいかない。不幸の王様は、不幸だけは ばら撒くけどね。次回の話は、旧幕府方からは、要らない奴ら 要らない武器で、新政府軍とやらと再戦です。果たして?以上。

読んで頂き、どうもありがとうございました。宜しければ、続編も 楽しみにしてくれると、嬉しいです。それでは!

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