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「副長、土方」  作者: 東 清二
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第百七十七話 同盟

ジェネラルと呼ばれている 斎藤一さいとうはじめと、沖田総司おきたそうじらの手柄により、薩長土肥同盟を上回る、奥羽列藩同盟おううれっぱんどうめいが、俺 土方歳三ひじかたとしぞうの署名を最後に、締結されます。不幸の使者が、会津藩あいづはんに居なければ、勝利できる 同盟ですが…。今の登場人物たちの状態、今の俺の名前、状態、思い、平成という元号を名付けた由来、俺が名付けるなら、いずれは成る 新しい元号、恋人枠の女性が選んだモノ、俺に残されたモノも、描かれています。では!

幕末期から 国を閉じていた日本は、過渡期を迎え 明治天皇のモト、国を開いていく 転換点を迎えていた。徳川幕府は、事実上 瓦解し、新選組しんせんぐみが 忠義立てする必要は、なくなった。しかし、新選組しんせんぐみの参戦する者ら は、繋がりのあった 会津地方あいづちほうの為に、最後のさむらい 足らんと、会津藩あいづはんに集結していた。そして、会津地方あいづちほう 担当の若殿 滝沢秀明たきざわひであきや、斎藤一さいとうはじめ 沖田総司おきたそうじらの働きと功績により、奥羽おおう地方の各藩が、会津地方あいづちほうに味方してくれる、奥羽列藩同盟おううれっぱんどうめいが、締結されようとしていた。


「副長、まだ 秋田藩あきたはんが、態度を明らかにしておらず、仮に 奥羽列藩同盟おううれっぱんどうめいに入っても、離脱するかも しれませんが、大丈夫ですか?」と、一番隊 隊長 斎藤一さいとうはじめ

「ああ、問題ない。南部藩なんぶはんに居る 三大長老の最後の1人を、敵に回さなければいい。でも、斎藤さいとうさん。これだけの実力者が揃えば、薩長土肥同盟の新政府軍とやらに、たかだか 日本国内の内戦だし、勝とうとすれば 勝てるよな?」と俺。

「確かに、勝とうとすれば、勝利できます。ただし、会津藩あいづはんに居る 不幸の使者 クソ高倉健たかくらけんを、調子に乗せたくないのと、日本国内での内戦の人的被害者を最小限にする為には、歴史どおり 負ける方が得策です。不幸の王様で 薩賊さつぞくのクソ大和田おおわだの存在も、あります。頭も下げず、何も 差し出さず、勝負には勝って 試合には負ける 方式ですね」と、斎藤さいとうさん。

「もう せっかくの奥羽列藩同盟が 結べるのに、不幸の使者にして 糞詐欺師 クソ高倉健たかくらけんが、会津藩あいづはんに存在しているんだよな。クソ高倉健たかくらけんには、念能力のポイントが、クソ大和田おおわだによって 打たれているから、クソ大和田おおわだたちは、いつでも クソ高倉健たかくらけんの居場所が割り出せる。だから、ここ会津藩あいづはんが、1番の激戦地になる。糞詐欺師の存在さえ なければ、勝ちにいくんだけどな。じゃあ 斎藤さいとうさん、俺の肩書きと血判を押すから、負けるにも 負け方があると、ちゃんと打ち合わせと 示し合わせをして、その後 奥羽列藩同盟おううれっぱんどうめいの締結といこう」と俺。

「かしこまりました。血判書は、すぐに用意します。あとは、糞詐欺師 対策ですね」と、斎藤一さいとうはじめ


ジェネラルという敬称付きで 呼ばれている 斎藤一さいとうはじめと、会津地方あいづちほう 担当の若殿 滝沢秀明たきざわひであきと、会津地方あいづちほうの実力者たち、奥羽おうう地方や 東北地方の実力者たちと、揃って 斎藤さいとうさんに「負けるにも、負け方がある。勝負には、勝てる。戦さでは、負けた事にする」と説明され、各自、奥羽列藩同盟おううれっぱんどうめいの締結に向けて、血判書に 署名と血判を、押していく。


「トシさん!僕も 奥羽列藩同盟おううれっぱんどうめいの血判書に、名前と血判を押せばいいのですよね?」と、楽しげな 安藤あんどう ジュンヤ 新局長。

「うん、ただし 俺と ジュンヤと リュウスケと 安藤優子あんどうゆうこさん には、この先の次の人生があるから、血判は ちゃんと押して、署名は、新選組しんせんぐみでの肩書きを記しなさい。血判書が、不幸の使者にして 糞詐欺師 クソ高倉健たかくらけんに見られたり、不幸の王様 クソ大和田おおわだの手に 渡る可能性も、あるからね。この先を考えると、用心にこしたことはない。源爺げんじいは、フルネームで 肩書きと本名を、記していい。この先の人生は無く、天国行きだからね」と俺。

「そうか…。僕にも リュウスケにも、この先の人生があるのか。じゃあ トシさん、僕の場合は、新選組しんせんぐみ 新局長と記し、血判を押せばいいのですね?」と、安藤あんどう ジュンヤ。

「ああ。その代わり、リュウスケの場合は、次の人生では 口が聞けるようになるだろうしね」と俺。


奥羽列藩同盟おううれっぱんどうめい 締結の為の血判書は、斎藤さいとうさん の計らいで、俺の順番は、1番最後になった。

その間、仙台藩せんだいはんの者らは「元 伊達政宗だてまさむね公、現 新選組しんせんぐみ 副長、土方歳三ひじかたとしぞう 殿の為になるなら、我ら 仙台藩せんだいはんの者は、この命 惜しくはありません」と、告げられる。

また、徳川幕府より 調達をした軍艦にて、幸せのお裾分けと ビジネスをしていた、斎藤一さいとうはじめ沖田総司おきたそうじと 徳川幕府の残党たちと、余程 為になって有り難かったのか?一生食べていけるだけの準備が、整ったようだ。だから 皆 会津地方あいづちほうの為に、新選組しんせんぐみの陣頭指揮のモト、奥羽列藩同盟おううれっぱんどうめいの枠組みで、この戦さ 命を賭す と、覚悟も ある。俺は 人を、無駄死にさせることは、嫌いなので 俺自身も、覚悟を持って これからの戦さに、備えようと決めた。


「トシさん、僕も リュウスケも、血判書に 署名して、血判を押しました。これで、日本国内での内戦、戦い抜くのですよね?」と、安藤あんどう ジュンヤ 新局長。

「ああ。勝とうとすれば、勝てる。でも、負けた事にして 各地を転戦だね。せっかく 同盟を結ぶのに、その者たちの中からの人的犠牲者を、最小限にしたいしね。源爺げんじいは、この戦さの歴史の証人となって、天国へ 行ってくれ。どんな内容だったかもね」と俺。

「かしこまりました。奥羽列藩同盟の血判書に、私の本名をフルネームで、記しました。トシ君たちと 一緒に戦える この戦さ、不謹慎かもしれませんが、ワクワクします。ただし トシ君、死ぬ事だけが、武士道では ありませんからね」と、八番隊 副隊長 井上源三郎いのうえげんざぶろう

「了解。生き残るにしろ、死ぬにしろ、京にて 俺の帰りを待ってる、哀姫かなひめを迎えに行かなきゃいけないから、胸張って 会えるように、しっかり戦うよ」と俺。


「副長、奥羽列藩同盟 締結の血判書、副長の署名が あれば、発効です。如何様にも、してください」と、斎藤一さいとうはじめより、皆の署名と血判の付いた 紙を渡される。

「うん、じゃあ 署名するけど、皆の者、よく聞いてくれ。新選組しんせんぐみ 副長、俺 土方歳三ひじかたとしぞうが、存在するから この戦さ、大義は 我らにある。ただし、日本国内での日本人同士の戦いなんだ。だから、奥羽列藩同盟おううれっぱんどうめいに連なる 者たちに、少しでも 犠牲者が出たら、敗北を認めたことにしよう。その代わり、新政府軍とやらには、何も売らず 何も渡さずにね。既に 大事な人間は、ここ会津藩あいづはんから、越後国に 避難している。その分、要らない奴、死んでもいい人間が、1番の激戦地になる 会津藩あいづはんに、送られてもいる。其奴が 戦死したら、俺も ここを離れ、転戦する。天国は、確かに存在するし、奥羽列藩同盟おううれっぱんどうめいの署名のリストを見ても、全員 天国行きの資格を持っている。負け戦だけど、派手にいこうぜ!」と俺。

「うおーっ!」と、皆の衆。

俺は、新選組しんせんぐみ 副長と署名して、血判も 押した。これで、薩長土肥同盟を上回る、会津地方あいづちほうと 東北の実力者たちの奥羽列藩同盟おううれっぱんどうめいが、締結され 発効したのであった。 続


《はーっ…。そして、2019/03/19今現在、土方歳三ひじかたとしぞうは 天国にて、出番待ち。俺としては、官房長官になってもらうつもりだ。北野武きたのたけしは、いつでも 内閣総理大臣に成れる位置をキープしている。斎藤一さいとうはじめは、本名のオダギリジョーとして 当時の俺が、勧めた 役者をしている。沖田総司おきたそうじは、天国の異次元にて、源爺げんじいと一緒に、出番待ち。ジュンヤと、口が 聞けるようになったリュウスケは、児童養護施設にて 後輩として、暮らした。そして、やりたくもなかった 無駄に2回目のひがし 清二きよじとして、俺が関わっていない 知らない未来を生きている俺が、俺のキーにしてしまった 念能力を、有しておらず、皇太子として 始まった この最後の最後の人生が、現状 社会の最底辺で、燻り中といったところだ。俺が、俺にとっては本当の自分 大天使長 ドン・リュシフェルに成れる前の この最後の最後の人生は、寿命を終えるか?念能力者に 成れれば、不幸をばら撒く クソ大和田おおわだたちを完全に消せるように、条件を厳しくした。そしたら、俺の最後の最後の人生を担当した、俺の唯一無二の子分で、ヤクザ マフィア ギャング 極道を含めた 裏稼業のトップ、菅原文太すがわらぶんたのミスが、多発した。敵が 主導権を握っていた、俺の最後の最後の人生は、それにより 破綻し、被害を被るのは、俺と哀姫かなひめと、ひいては日本国だった。平成という元号は、俺が まだ皇太子として、東宮御所を建て 住んでいた頃に、平和になるようにと、日本国民が 平静で 過ごせるように、という思いを込めて 名付けたが、平和になったかもしれない 平静で いられたかもしれないけど、神道の儀式で、大災害を防ぐことが 唯一の役割の皇室が、偽者たちに占拠されているので、災害に塗れた 時代となった。次の元号が、何になるか?は 知らないけど、俺は 念能力を手に入れるまでは、深海にて 息を潜めて、待機するしかない。2019/03/20 今さっき、歴代元号を調べてみたら、Aで表せる 永久えいきゅうという元号が、過去に 存在している事が、解った。だから、俺が 次の元号を名付けるなら、Aで表せる 永対えいたいとする。俺が、手に入れようとしている、最後の概念、【永遠】と【絶対】を組み合わせた元号だ。俺の恋人枠の女性 浜崎あゆみ が、選んだのが【今】。それを真似して、クソ大和田おおわだも、【今】を選んだ。消去法で、俺に残されたのが【未来】。 さあ、念能力さえ 使えるようになれば、輝かしい未来を約束しよう》


こうして 俺が、坂本龍馬さかもとりょうまの中身をしていた時に 創った、薩長土肥同盟を超える、奥羽列藩同盟おううれっぱんどうめいが、締結された。不幸の使者に、不幸の王様の存在と、明治天皇のモト 一致団結しなければ いけなくなければ、たかだか 日本国内での内戦、勝てたんだけどね。次回の話は、戊辰戦争へと繋がる 戦いの火蓋が、切られます。果たして?以上。

読んで頂き、どうもありがとうございました。宜しければ、続編も 楽しみにしてくれると、嬉しいです。それでは!

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