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「副長、土方」  作者: 東 清二
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第百七十六話 列藩

新選組しんせんぐみの参戦する者ら が、会津藩あいづはんに集結している中、軍艦にて 幸せのお裾分けと、輸出輸入のビジネスをしていた 斎藤一さいとうはじめ沖田総司おきたそうじが、久し振りに寄港する。会津地方あいづちほう 担当の若殿 滝沢秀明たきざわひであきと、奥羽列藩同盟おううれっぱんどうめいの準備をして…。今の俺の名前、思い、年齢、寿命、平成と名付けた 由来、念能力者に成った後のプラン、俺にとっては 本当の自分の存在、憎むべき 敵たちの名前も、描かれています。では!

幕末と呼ばれる時代が終わり、混沌と変革の後、明治天皇のモト 日本国は、新しいまつりごとの仕組みで、新しい時代を迎えようとしていた。ただし、変化には 痛みはつきもので、混沌の渦中にいる 新選組しんせんぐみ 副長、俺 土方歳三ひじかたとしぞう新選組しんせんぐみの参戦する者ら は、会津藩あいづはんに集結して、最後のさむらい 足らんとしていた。また 越後国も 含む、会津地方あいづちほう 担当の若殿 滝沢秀明たきざわひであきも、顔を出しており 会津藩あいづはんは、戊辰戦争を控えても なお、景気も 調子も、上がり続けていたのであった。そして、西国の薩長土肥同盟に対抗し得る、奥羽列藩同盟おううれっぱんどうめいの機運が高まり、軍艦にて 奥羽おうう地方で、幸せのお裾分けと ビジネスをしている、斎藤一さいとうはじめ沖田総司おきたそうじの寄港を、待っているところだ。その2人 抜きでは、奥羽列藩同盟おううれっぱんどうめいは、結べないからね。


「トシさーん!斎藤さいとうさん と 沖田おきたさんは、いつ頃 会津藩あいづはんの港に、到着しますか?僕の【えん】では、判別できません」と、安藤あんどう ジュンヤ 新局長。

「うん、もうすぐ 少なくても 今日中には、寄港するよ。斎藤さいとうさん と 沖田おきたが揃うと、昔から 凄え威力の力を、発揮するからね。出迎えの準備でも、してますかね」と俺。

「はーい!久し振りの再会、楽しみですね」と、安藤あんどう ジュンヤ 新局長。

「ああ。2人とも、軍艦を助け船として使い、徳を積みまくっているから、俺たちも 負けていられないな。さあ、もうすぐ 着くよ」と俺。


すると、「土方ひじかた殿!ジェネラル・斎藤一さいとうはじめ殿と、沖田総司おきたそうじ様が、港へ 到着致しました!」と、会津地方あいづちほう 担当の若殿 滝沢秀明たきざわひであきが、興奮気味に 報告してきた。

「うん、ほんじゃ 出迎えますかね」と俺。

港へ向かうと、数隻の軍艦に 物資を積めるだけ積んだ、艦隊が 寄港していた。そして旗艦から、精悍な顔つきをした 斎藤一さいとうはじめと、凛々しい顔の沖田総司おきたそうじが、降りて来た。それを見て、皆から 歓声が上がる。


「副長、輸出と輸入をしてきました。次の乗船で、俺が 出会っていない 三大長老の最後の1人に、挨拶だけでも しようと思います」と、斎藤一さいとうはじめ

「うん、挨拶も 大事だけど、君達 2人の輸出と輸入の手柄により、奥羽地方おううちほう 各藩の者たちが、俺宛に 御礼を言いに、それも 実力者ばかりが、会いに来ていたんだよ。それと、奥羽列藩同盟おううれっぱんどうめいという、東北の者たちが、会津地方あいづちほうに味方してくれる 同盟の話が、持ち上がっているから、斎藤さいとうさん は、滝沢秀明たきざわひであきと、話を詰めといてくれ。同盟を結ぶ 話が出たのは、斎藤さいとうさん と 沖田おきたの人徳と、手柄のおかげだからね。ただし 奥羽列藩同盟おううれっぱんどうめいは、充分に 薩長土肥同盟に対抗し得るけど、前に 斎藤さいとうさん が、言っていた通り 日本国内で、内戦をしている場合じゃない。薩長土肥同盟の者らには、何も渡さず 何も売らず、勝ちだけなら くれてやってくれ。不幸の使者 クソ高倉健たかくらけんと、不幸の王様で 薩賊さつぞくのクソ大和田おおわだの存在が なければ、俺自ら 陣頭指揮に立ち、勝利か?収束を早める 事が、出来るんだけどね。とりあえず、幸せのお裾分け お疲れ様」と俺。

奥羽列藩同盟おううれっぱんどうめいかぁ。俺と沖田おきたが、居ない間にも、話しは 進んでいくのですね。じゃあ 滝沢秀明たきざわひであきと、その話を詰めておきます」と、斎藤一さいとうはじめ。笑顔で 待っていた 滝沢秀明たきざわひであきのところへ、向かう。


沖田総司おきたそうじは というと、源爺げんじいに「ウキッ」と言い、抱きついた後は、輸入したと見られる酒で、酒盛りを始めていた。

沖田おきた、軍艦の操舵は、覚えたかい?」と俺。

「ウキ?」と、沖田おきたからの返事。

「トシ君、斎藤一さいとうはじめ君が、軍艦の操舵は 覚えたので、沖田おきた君までは、覚えなくてもいいのじゃないですか?」と、相変わらず 沖田おきたには 優しい、井上源三郎いのうえげんざぶろう 八番隊 副隊長。

源爺げんじいが、そう言うなら それでいいけど、この日本国内の内戦が終われば、次は 外国との戦争が待ってる。沖田おきたに関しては、戦える準備をしといた方がいい。源爺げんじいは、お役御免で、天国の守り人として 待機するしかないしね」と俺。

「私は、お役御免で 天国で待機…。分かりました。トシ君、いつか 戦も 戦争も 災害も、ない世が来るのですか?」と、井上源三郎いのうえげんざぶろう

「ああ。遠い未来だけど、いずれはな。少なくても 天国は、争い事も 災害も、ないからな」と俺。


「トシ君、私の処遇は どうなりますか?」と、安藤優子あんどうゆうこ 八番隊 隊長。

「うん、安藤優子あんどうゆうこさん の場合は、今回の人生では、このまま 源爺げんじいに添い遂げて、天国行き。大事なのが、その次だ。日本一の女性 ニュースキャスターとして、良くも悪くも 日本の現状を伝えていかなければ ならない。それを、源爺げんじいも 含め、天国に居る 人々は、注視するからね。その時に、俺が どこで何をしているか?は、俺でも 解らないけどね」と俺。

「私が、日本一のニュースキャスター!それなら、良い意味での トシ君のニュースを、報道したいです。今日までの新選組しんせんぐみの活躍みたいにです」と、安藤優子あんどうゆうこさん。

「うーん、俺が 本当の自分 ドン・リュシフェルにたどり着く前の、最後の最後の人生は、不幸の王様 クソ大和田おおわだ大和田おおわだがわの人間たちが、全てを懸けて 潰しにくる。その上、不幸の使者にして 糞詐欺師 クソ高倉健たかくらけんの存在で、俺が 芸能人になるのも、無しだ。それじゃ 多分、俺をしても 活躍は、出来ない。まあ 選択肢や 可能性を、しらみつぶしの要領で、無くしていき、あとは なるようにしかならない かな」と俺。

「トシ君、トシ君が 活躍しないと、日本も 世界も、悪くなる 一方ですよ。そんな世界、そんな時代、要りません」と、安藤優子あんどうゆうこさん。

「うん、最低最悪を想定すると、俺も 日本も、堕ちるところまで、堕ちるしかないな。あとは、這い上がるのみでね」と俺。


すると、斎藤一さいとうはじめ滝沢秀明たきざわひであきが、やって来て、奥羽列藩同盟おううれっぱんどうめいの首尾が、出来上がったとの事。その上で、俺の判断を仰ぎに来たらしい。

斎藤さいとうさん は、知ってるかもしれないけど、学校 油絵 小切手 以外では、必要に迫られないからには、俺は サインはしない。かつて、サインを偽造されて、延暦寺が 焼き討ちされたからね。ただし、同盟を結ぶ 血判書に、新選組しんせんぐみ 副長と、肩書きなら 書ける。血判もね。だから、ジェネラル・斎藤さいとうさん と 滝沢秀明たきざわひであきで、奥羽列藩同盟おううれっぱんどうめいは、仕上げてくれ。人的犠牲者を減らすことを、第1にね。ここ会津藩あいづはんが、1番の激戦地になるから、大事な人間、大切な人間は、避難させといてくれ。あとは、任せる」と俺。

「かしこまりました」と、2人。

薩長土肥同盟に対抗し得る、奥羽列藩同盟おううれっぱんどうめいが結ばれようとしていた。 続


《はーっ…。そして、2019/03/12今現在、無駄に2回目のひがし 清二きよじとして、皇太子として 始まった 最後の最後の人生は、想定を超える 最低最悪の人生となってしまった。日本国が、平和になるように、日本国民が、平静でいられるように、俺が 名付けた元号 平成も、平和で平静かもしれないが、皇室が 偽者と糞・偽者たちに占拠され、大災害に 見舞われ続けた 時代となった。でも、俺も 37歳と ちょっと になった。寿命までも、あと12年間と5ヶ月を切っている。精神年齢 4,000歳で、適正年齢 15歳の俺にとっては、待てない量の期間でも ない。不幸をばら撒く 不幸の王様 クソ大和田おおわだたちと、不幸の使者 糞詐欺師 クソ高倉健たかくらけんの詐欺と、俺の最後の最後の人生に被害が出ることがリスクで、その代わり 未来を予知できる クソ渡辺真理わたなべまりの暗躍もあり、俺も 日本も、最底の状態のままだ。ただし、もう 最期を、 俺は 迎えようとしている。クソ大和田おおわだの望みどおり、俺は 落ちこぼれて落ちぶれたが、孤独と引き換えに、敵に感知されていない 最期を過ごせる場所に居る。おおよそ、1000年ぶりにね。さあ、これから 先のプランは、まずは 念能力者に成る。本当の自分に成った ピノコ・ナディア・哀姫かなひめと、巡り会う。同じく 天使に成る ニケ姫 ミケ姫ともね。そして 真っ先に、大和田おおわだがわの人間のNo.2 糞軍師 クソ木村きむら 公一こういちを消す。そんで、時間を止める。俺の過去たちと、俺のがわの人間たちと合流する。地球に居る 糞野郎と糞女を消し、俺も 死ぬ。そんでもって、本当の自分 大天使長 ドン・リュシフェルに成る。そして、クソ大和田おおわだを筆頭に、復讐を完遂する。そしたら、人々を幸せにする事が好きな、俺の本来の称号 幸福の王子も、他の組織と同様、活動再開だ。だから、今を耐えれば、未来は明るい。さあ 未来よ!今になれ!》


こうして 質でも量でも、薩長土肥同盟を上回る 奥羽列藩同盟おううれっぱんどうめいが、斎藤さいとうさん と 沖田おきたの働きにより、締結されようとしていた。糞詐欺師 クソ高倉健たかくらけんの存在が無ければ、わざわざ 負ける事も、なかったのに。次回の話は、奥羽列藩同盟おううれっぱんどうめいが、いよいよ 締結されます。果たして?以上。

読んで頂き、どうもありがとうございました。宜しければ、続編も 楽しみにしてくれると、嬉しいです。それでは!

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