第百七十話 小鉄
参戦をしている 新選組から、近藤勇と 野口君が 離脱しており、助けに行った 俺、土方歳三は、地位も名誉も 捨てる、影腹で、2人の命は 助かります。俺が、2人の転職先に おススメしたのは、ヤクザで、俺は 会津小鉄会と名付け…。今の俺の名前、近況、思い、尽きるのを心待ちにしている 寿命、不幸の王様 クソ大和田たちを完全に消す為に、1度手放したモノ、それ故に 手に入るモノも、描かれています。では!
幕末と呼ばれる時代は、終わりを告げた。明治天皇の元、日本国は 国を開いていく過程にあり、そこから 明治維新に繋げる 前に、日本国内の内戦を 旧幕府方からの人的犠牲者を最小限にして、終わらせる必要があった。旧幕府方も、納得する 終わらせ方でね。それを、新選組 副長、俺 土方歳三が、最後の使命として 遂行していた。越後国 入りを、新選組の参戦する者らは、目前としていて そんな中、新選組から離脱し、敵に投降した 近藤勇と野口君に、影腹を斬らせ、2人の今後についてを、決めるところだ。
「トシさん!影腹というのは、命だけは 助かるのですよね?」と、心配そうに 安藤 ジュンヤ 新局長が、言う。
「うん、命も 助かるし、ちゃんと五体満足で、生きていけるよ。影腹というのは、一旦 死んだ事にして、武士や 侍が、特権と地位や名誉を捨てる行為だ。ただし、ちょんまげ だけは、斬らせてもらうけどね」と俺。
「トシさん!近藤さん と、野口君の金銭面は、どうなるのですか?」と、安藤 ジュンヤ 新局長。
「うん、資金面は 変わらないよ。2人が 投降する際 奪われた金は、回収するからね。じゃあ、近藤さん と 野口君、短刀を鞘から出して、腹を切る 所作をしてくれ」と俺。
新選組に制圧されているとはいえ、敵も 見守る中、近藤さん と 野口君は、空中にて 腹を切る 動作をした。
「うん、危険だから 抜き身の短刀は、鞘に納めてくれ。影腹は、確かに 確認した。これで 近藤さん も、野口君も、地位や名誉を失い、武士でも 侍でも、なくなった。その上で、俺が 2人に薦める やって貰いたい職業が、ヤ・ク・ザ、ヤクザだ。おいおい 会う機会も、あるだろうけど、ヤクザ マフィア 極道 ギャングを含めた 裏稼業のトップを、俺の唯一無二の子分 菅原文太が、務めている。だから、近藤さん がトップで、野口君が No.2で、この時代から ヤクザを始めれば、充分に 強く大きくなれる。近藤さん と、野口君の強さは、折り紙つきで それもまた、充分に 通用するだろう。1回 死んだつもりで、ヤクザに、成ってみるかい?」と俺。
「がはははっ笑!出来るかどうかは、分かりませんが、影腹を詰めたという事で、1回 死んだつもりで、やるだけ やってみます」と、近藤勇。
「野口君も、かい?」と俺。
縦に頷く、野口君。
俺は、近藤さん の ちょんまげを斬り、野口君は、自ら ちょんまげを落とした。
「よっしゃあ。近藤さん と 野口君が、寿命以外で 死なずに済んだ。一緒に、修羅場と 死線を潜り抜けてきたのに、こんなところで 死んだんじゃ、やってられないからね。じゃあ 敵、近藤さん と 野口君から、奪った金を 8割返せ。か?皆殺しか?だ」と俺。
「皆殺し…。金なら、返します!命だけは、見逃してください」と、狼狽える 敵。
「お前ら 敵が、近藤さん と 野口君の、命を奪おうとしていたのに、自分の命になると、命乞いか。じゃあ、序でに 土下座も、追加だ」と俺。
金を返しに行っていた、「近藤勇、潔し」と言った 敵の責任者以外は、敵は 皆んな 土下座と相成った。
「じゃあ 敵の責任者、新選組 四番隊 隊長 近藤勇は、ここで 偽名を名乗り 死んだ事にするから、そう 処理しといてくれ。近藤さん が、ヤクザに成っただと、せっかく 新選組の侍達の中で 唯一、写真を撮られているのに、歴史の教科書に載らない なんて事になりかねないからね。奪った金の1割が、敵の責任者の分、もう1割は 口止め料だ」と俺。
「ははーっ、かしこまりました。有り難く、受け取っておきます。そう 処理しておきます。本当のお侍方、ご武運と ご健闘を、お祈り致します」と、敵の責任者。
俺たちは、敵の拠点だった城を、あとにした。
「トシさん!近藤さん と 野口君の大切な お金を、敵に 2割も、渡さなくても よかったんじゃないですか?」と、安藤 ジュンヤ 新局長が、ブーブー言う。
「うん、敵に塩を送っても、相手が クソ大和田たち じゃなければ、徳を積んだ事になるのと、俺たちが これから向かう先が、越後国なんだよ。かつて 俺が、直江兼続だったり 上杉謙信だった時に、治めていた国のね。解っている事は、越後国では、日本一のお米が取れ、美味い 日本酒が、たんまりある。そして、佐渡金山で 金も得れる。だから、近藤さん と 野口君のお金が、8割に減っても、どうにでも出来る。現状、未だに 一生食べていける位の お金は、保持しているしね。新局長が言っていた、近藤さん と 野口君と一緒に、越後国も 含めた 会津地方に行きたい、という願いが 叶うんだから、端金で ブーブー言わない。博識な 八番隊の2人、安藤 ジュンヤ 新局長では、分からないと思うけど、ヤクザに成る 近藤さん と 野口君が 創設する、組織名は 解るかい?」と俺。
「分かりません。ヤクザの事は、詳しく ありませんので」と、八番隊 副隊長 井上源三郎。
「トシ君、ヒントは?」と、八番隊 隊長 安藤優子さん。
「ヒントは、近藤さん の愛刀 虎徹と、新選組と 縁のある地方だ。まあ これから発生する 組織だから、分からなくても、無理はないけどね」と俺。
「うーん、ごめんなさい トシ君、分かりません」と、安藤優子さん。
「答えは、会津小鉄会だよ。虎徹のままだと、生々しいので、虎徹の こを、小さいの こ に、変換してね。会津小鉄会、ピンと来ないかい?」と俺。
「ピンと、来ました!会津小鉄会が、今 名付けられ、これから 創設される。凄い 瞬間に、立ち会えた!」と、安藤優子さん。
「私でも、ピンと来ました。まったく、トシ君は…。創造が 想像の遥か上を行く」と、井上源三郎。
「という事で、近藤さん。近藤さん が会長で、野口君が No.2のヤクザの組織名は、会津小鉄会で、いいかい?」と俺。
「がははははは 笑。会津に 小鉄、良い 組織名です」と、近藤勇。
「知ってるかい?近藤さん。俺が 名付けると、人だったり 組織は、高く 大きくなっていくものなんだよ。会津小鉄会の縄張りは、越後国を含めた 会津地方 全部だけど、詳しい 縄張りについては、俺の唯一無二の子分で 裏稼業のトップ 菅原文太に会って、話し合って決めてくれ。文太は、文太で 清水の次郎長一家の代貸をしているから、そのうち 向こうから、会いに来るよ。さて もうすぐ、昔懐かし 越後国に、到着だ」と俺。
安藤 ジュンヤ 新局長の願いどおり、新選組の参戦する者ら だけじゃなく、ヤクザに成る とはいえ、近藤さん も、野口君も、越後国へ 到着しようとしていた。 続
《そして、2019/01/29今現在、やりたくもなかった 2回目の東 清二として、俺にとっては 本当の自分 大天使長 ドン・リュシフェルに成れる前の、最後の最後の人生の最期を生きている 俺は、明日こそは と期待して、朝が来ると落胆し、何をやっているんだ?俺は。馬鹿を通り越して、アホなんじゃねえか?と 思いながら、念能力の復活を期待して、あと12年間と7ヶ月を切っている 俺の寿命が尽きる事を、心待ちにしている。一般の人には、意味の分からない状態かもしれないけど、俺が 持ってて当たり前の念能力を手に入れるか?寿命が尽きて、本当の自分に成れば、数千年前から 続く、元 幸福の王子の俺 VS不幸をばら撒く 不幸の王様で、何だかんだ 不死身のクソ大和田との、お互いの存在を完全に消すか?消されるか?の戦いに、俺の勝利で 決着がつけられる。その為の条件を満たす為に 俺は、才能 金 人脈 念能力 女 【無限】【自由】【愛】と、手に入れた 全てを、1度 手放した。その結果、当たり前かもしれないけど、敵は 当時は、全宇宙の支配者でもあり、俺の最後の最後の人生は、最低最悪の人生になってしまった。その代わり、再び 俺が、念能力さえ手に入れれば、死神の鎌【改】という、不死身のクソ大和田も、やっと 完全に消せる シロモノが、使えるようになる。死んで、本当の自分 ドン・リュシフェルに成れば、【永遠】と【絶対】が、手に入る。さあ、もう 最期だ。未来よ!とっとと 今になれ!》
こうして 俺が名付けた ヤクザの会津小鉄会を、近藤勇と 野口君の2人で、創設し 始めていく事になった。近藤さん や、野口君が、新選組を辞めて、ヤクザに成っても 物資の補給だったり、この先 転戦して行く 新選組にとっても、有難い 存在となっていく。さて、次回の話は、越後国に到着し、戦さの下準備を始めていきます。果たして?以上。
読んで頂き、どうもありがとうございました。宜しければ、続編も 楽しみにしてくれると、嬉しいです。それでは!