第百六十七話 無血
旧幕府方から、憎しみの連鎖につながる 無駄な血を流さない為に、斎藤一と沖田総司が、交渉に向かいます。斎藤さん の実績と、沖田の誠実さがあれば、大抵の交渉は、上手くいき…。ワンピースでの、沖田と俺の話、今の俺の名前と年齢、状態と思い、俺にとっての本当の自分の存在、今の日本が 自然災害大国になった理由、もう 手放さない、俺の宝物と浮気相手の座をゲットしている 少女の存在も、描かれています。では!
幕末と呼ばれる 時代は、終わりを告げ、徳川幕府の元 国を閉じていた 日本国は、明けて治める という意味で、俺 土方歳三が 命名した元号で、明治天皇の元 藩レベルではなく 国レベルで、物事を決める仕組み作りと、国を開いていく過程だった。薩摩のイモ侍は ともかく、国を憂いていた 長州藩には人材がおり、新政府軍は 外国につけ込まれないように、日本国内での内戦を、本来ならば 速やかに、収縮せねばならなかった。それを会津地方に味方する 俺や 新選組の参戦する者らが、負けるにも 負け方があると、気を吐き 気を配っていた。そして、江戸の西部 多摩地方に集結している 新選組の参戦する 侍達は、血を流さずに 江戸城を明け渡す為に、江戸城へ向かった 斎藤一と沖田総司の帰りを待っているところだ。
「トシさーん、転戦する準備が 整いました。明治天皇が住む為に、血を流さずに 江戸城を明け渡す、斎藤さん と、沖田さん の、交渉の行方は どうなっていますか?」と、安藤 ジュンヤ 新局長。
「うん、上手くいっているよ。斎藤さん の武力と実績に、沖田の裏表のない誠実さ があれば、大抵の交渉は 上手く運ぶ。新政府軍とやらの旗頭 小便垂れ 西郷隆盛は、影武者を立てたり、不幸をばら撒く 不幸の王様で 薩賊の1人 クソ大和田への反感と愚痴をこぼしたり、色々 仕掛けてるみたいだけどね。仮に、江戸城無血開城が成立しなかったら、長州藩士は ともかく、薩賊は、俺たちの手で 皆殺しにしよう。俺たち 新選組なら、それが 容易にできる。交渉が、どっちに転んでも、対処できるようにしないとね」と俺。
「薩賊たち、皆殺しかぁ。それも、いいですね。僕も、新選組 新局長として、手柄を立てたいですし」と、安藤 ジュンヤ。
「手柄か…。ジュンヤは、鳥羽伏見の戦いも、大活躍だったし もう手柄は、充分 立てたんじゃないかい?それと、俺たち 新選組が、活躍しているという事は、日本国内での内戦が終わっていないという事だしね。あとは、死ぬにしろ 生き残るにしろ、晩節を汚さない事だね。京の都の人たちだったり、ここ多摩地方も、新選組の存在は、大歓迎されたけど、この先 新選組の存在が、凶となりかねない。薩賊の存在以外は、同じ 日本人同士の戦いだ。気をつけないとね」と俺。
「はい!トシさんの言う事は利く。トシさんの言い付けは、守る。トシさんに、反対された事は しない。本来の新選組 局長 北野 武さん からの厳重な 申し送りです。例え 僕たち 新選組の存在が、凶になろうとも、武さん からの申し送りだけは、必ず 守ります」と、安藤 ジュンヤ 新局長。
「て、事は 最後まで 侍として、俺が しっかりしないといけないんだな。戦力だけはあるから、そうそう負けないしね」と俺。
すると、「ウーキッ!」という 一番隊 隊員 沖田総司の元気な 声が、聞こえた。声の感じだと、江戸城無血開城の交渉は、上手くいった印象だ。しかし、沖田は、源爺のそばで、はしゃいでおり、斎藤さん が来るまでは、交渉がどうなったか?は、解らない。もともと 沖田には、戦国時代の頃より、言質が取られない為と、沖田 自身、木登りと猿真似が得意だから、「ウキ、ウキ」とだけ、言ってなさいと伝えてもある。この頃の沖田にとっては、未来に、今の沖田にとっては 過去に、モンキー・D・ルフィの存在がある。ちなみに、ワンピースの世界では、赤髪のシャンクス、D・サンジの順番で、俺は登場しており、いずれは 両名ともに、俺の過去として、それぞれの役目を持って、地球へも来れるようになる。話を戻そう。斎藤さん が、やって来た。
「副長、江戸城無血開城の交渉は、上手くいきました。薩賊 小便垂れ 西郷隆盛は、大したことのない 糞野郎でした。江戸城は、すっからかんにして、最後の手続きは、元 幕臣 勝海舟が、行います。俺は、生まれ変わったら、徳川幕府のではないですけど、将軍になってください と、頼まれました」と、斎藤さん。
「交渉が上手くいって、良かった。幕臣の中には、使える 奴らも、ゴロゴロ いるだろうしね。薩賊 小便垂れ 西郷隆盛が、使えねえ 糞野郎なのは、知ってる。これから 西郷隆盛の影武者も、薩賊 クソ大和田が、立ててくるだろうしね。斎藤さん が、将軍になる事は、賛成だ。旗本から 大出世だし、その時は 斎藤さん の本名、オダギリジョーで 日本の軍部の実権を握りなさい。これで 俺たちが、多摩地方に居る 意味がなくなったから、北上して行くけど、斎藤さん は、どうする?自由行動で、いくかい?」と俺。
「そうですね。江戸城無血開城を見届けたら、軍艦にて 会津地方に向けて、北上します。まだ 旧幕府軍には、新政府軍の言いなりには ならないぞ という、火種が 燻っていますので。副長、お気をつけて」と、斎藤さん。
「お気をつけては、こっちの台詞だー!」と俺。
「もう 沖田さん!江戸城無血開城の交渉が上手くいったなら、ちゃんと教えてください。僕には、新局長としての役割と責任が、あるのですからね」と、安藤 ジュンヤ。
「ウーキッ!」と言い、はしゃぎながら 源爺に抱きつく、沖田総司。
「ふふふ笑。沖田君、交渉 ご苦労様でした」と、源爺。
「ウキ!」と、敬礼する 沖田総司。
「安藤 ジュンヤ 新局長、沖田が ウキウキしか言わないのは、今に始まった事じゃないから、そこから 沖田の状態で、沖田の意志をくみ取るしかないな。じゃあ、念の為 斎藤さん は残るけど、他の新選組の者らや、源爺 部隊 50人は、【円】を使って、江戸城無血開城が成ったら、急ぎ 北上するぞ。これから 冬場を迎えようとしているし、会津地方や その北は、豪雪地帯で 、雪のせいで 身動きが取れなくなるかもしれない。少なくとも、雪中行軍は 大変さは、俺が 上杉謙信だった頃に、散々 味合わされたしね。だから、最低でも 冬になる前に、会津地方までは、到達しよう」と俺。
「はい!新選組と、源さん 部隊 50名、出発 準備!」と、安藤 ジュンヤ 新局長。
そして、江戸城無血開城が行われ、斎藤一を除く、新選組の参戦する者らと、源爺 部隊 50名は、戦線より 早く、北上を開始した。江戸城無血開城の代わりに、新政府軍には、徳川埋蔵金など 一銭も、入りはしなかった。 続
《はーっ…。2019/01/09今現在、やりたくもなかった 2回目の東 清二として、未来を生きている俺は、この最後の最後の人生を、その分 最低最悪の人生を、淡々と過ごしている。全ての事柄のキーパーソンの、今の俺のキーとしてしまったのが、念能力だ。その念能力が、キチンと手に入らなかった。元 幸福の王子の俺が、本当の自分 大天使長 ドン・リュシフェルに成れる 前の、やっとの最後の最後の人生。だが、皇太子として始まった この人生、敵は 不幸をばら撒く 不幸の王様 クソ大和田で、不幸の使者にして 糞詐欺師 クソ高倉健の詐欺により、全宇宙の支配者だった。2019/01/10今現在は、クソ大和田は、寄生するモノがなくなり、全宇宙の支配者の座を追われているけど。そんな アホで カスで 糞野郎のクソ大和田 相手に、福岡にて 俺は大敗して、数千年以上前からある 俺の歴史の中で、初めて 挫折と敗北を、思い知らされた。当たり前だけど、俺が 皇太子として、神道の儀式をしていたのは、12歳までなので、それ以降 どんだけ 糞・偽者の天皇と皇后、クソ大和田のイヌの糞・偽者の皇太子、クソ大和田の婚約者として 生き残った 小和田 雅子たちが、神道の儀式を執り行おうが、日本は 自然災害大国に、なってしまった。戦争を放棄した 日本国にとって、皇室の唯一の役割は、大災害を防ぐ事 だけなのにね。37歳と ちょっとになった 今の俺の寿命まで、あと12年間と7ヶ月を切った。そこまで 待てれば、日本は 自然災害大国では なくなる。俺が 念能力者に成れるか?寿命が尽きれば、俺自身、神道の儀式を再開するしね。天皇が、福岡県にて ちょろちょろしていた 明治天皇。皇太子は、俺の過去、中大兄皇子という、最高の布陣でね。たかだか、念能力を手に入れれば、不死身のクソ大和田たちを、完全に消せる この最後の最後の人生。せめて、俺の全ての人生通しての宝物 ピノコ・ナディア・哀姫と、一緒に居られたら、この生き地獄、ちょっとは マシなのになぁ。さあ、いずれ 欲しいモノ 全てを、手に入れてやる。念能力さえ、返ってき次第ね》
こうして 抗戦派を斎藤さん と沖田が説得して、江戸城無血開城が成った。無駄な犠牲と血は、俺としても 流したくなかったしね。戦いたい者は、北上しなさい という話だし。次回の話は、かつて 武田信玄が治めていた場所にて、新選組 四番隊 隊長 近藤勇が、狙撃されます。果たして?以上。
読んで頂き、どうもありがとうございました。宜しければ、続編も 楽しみにしてくれると、嬉しいです。それでは!