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「副長、土方」  作者: 東 清二
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第百六十四話 飯炊

北上していく戦線より早く、北上している 新選組しんせんぐみの参戦する者たちは、関東圏に入り、食べられるうちにと、飯を炊いて 食べます。炊く飯の量を、新局長が決めますが、将来のアヤとなり…。また 会津地方あいづちほうの為に、先発して 動いていた 斎藤一さいとうはじめと合流でき、今後の事を決めます。ダブルごうは、京へと向かい…。今の俺の名前、本当の自分の存在、状態、思い、クソ大和田おおわだたちを完全に消す為に、1度手放したモノ、それ故 手に入るモノ、俺の女たちについても、描かれています。では!

幕末と呼ばれる 時代が終わり、徳川幕府の元 国を閉じていた 日本国は、明治天皇の元 、国を開いていく新しい世を迎えようとしていた。ただし、古き良きモノは 残したいし、日本国内での内戦の収縮と収拾を図る為に、新選組しんせんぐみ 副長、俺 土方歳三ひじかたとしぞうと、新選組しんせんぐみ 一番隊、四番隊、八番隊、連絡要員 森田剛もりたごうとで、関東圏へ入った。そして、負けるにも 負け方があると、下準備の為 会津地方あいづちほうに先発していた、一番隊 隊長 斎藤一さいとうはじめと 鉢合わせをしようとしていた。


「トシさん!僕の使っている 【えん】の中に、斎藤さいとうさん が入りました。もしかしたら、斎藤さいとうさん に、会えますか?」と、最近 新局長になった 安藤あんどう ジュンヤが、訊いてきた。

「ああ。ジュンヤの使う【えん】で 感知できるなら、とっくのとうに 斎藤さいとうさんのアジア圏 全部を覆う 【えん】の中だ。江戸の西 多摩地方に居る 源爺げんじいに、会いに行く前に、斎藤さいとうさん に、会えたら 有り難い。こちらに斎藤さいとうさん が、向かって来てるという事は、会津地方あいづちほうの各藩が、恭順の意を示しつつ、戦える準備は終えられたのだろう。じゃあ、飯でも炊こう。斎藤さいとうさん 次第では、俺たちも すぐ転戦の可能性もある。食べれるうちに、食べておこう」と俺。

「私の出番ですね。腹が減っては戦はできない と、言いますし」と、八番隊 隊長 安藤優子あんどうゆうこさん。

「新局長、初采配だ。どれくらい 飯を炊いとくか?判断しといてくれ。組織の長として、判断は 早ければ早い程 良いし、決めるという事に、今から 慣れてくれ」と俺。

「僕が、決めるのですか!?リュウスケ、どうしよう…。安藤優子あんどうゆうこさん、皆んなが お腹いっぱい食べられて、少し 炊いた米を、予備に とっておく事で、いいですか?」と、安藤あんどう ジュンヤ 新局長。

「それで、良いわよ。せっかくの越後産の新米だから、美味しく 炊かなきゃね」と、安藤優子あんどうゆうこ 八番隊 隊長。


「もう 関東圏で、こっちに向かっている 斎藤さいとうさん と、会った後は、源爺げんじいに会いに多摩地方へ向かうけど、炊く米の量は、それだけで いいのかい?」と俺。

「はい!新選組しんせんぐみの皆んなが、お腹いっぱい食べて、少し 余るぐらい炊きます」と、安藤あんどう ジュンヤ 新局長。

そのまま 越後産の美味しい お米が炊かれ、生きる気力を失っている 沖田総司おきたそうじ 以外は、「美味い 美味い」と言いながら、飯を食べた。


沖田おきた、これから 負け戦さの上に、北上しながら 各地を転戦だから、飯も 食べられる時に、食べといた方がいいぞ」と俺。

「ウキ…。」と、食べる 気力もない 沖田総司おきたそうじ

「まったく、沖田おきたは…。解ってる 範囲だと、源爺げんじいは 最大級の呪いや 祟りの一種、沖田おきた風邪を克服して、元気になっているよ。斎藤さいとうさん、源爺げんじい、俺と罹って、クソ大和田おおわだの逆恨みで 発生した 沖田おきた風邪も、消滅した。だから、責任なんて 感じてないで、もう少しだけ 飯を食べなさい。もうすぐ、斎藤さいとうさん とも、久し振りの再会だしね」と俺。

「ウキ…。」と言い、少しだけ 飯を食べ、沖田おきたは 大八車の上に敷いた布団に、寝込んだ。


「トシさーん!炊いた お米が、少し 余りました。これで、良いですよね?」と、安藤あんどう ジュンヤ 新局長。

「うん、飯は 余るぐらいが、丁度いいけど、沖田おきたが 全然、飯を食べない。痩せ衰えていく一方だ。多摩地方に居る 源爺げんじいとの合流までに、沖田おきたの命の灯火が、もてばいいんだけどね」と俺。

沖田おきたさん!沖田おきたさんの分の食事、だいぶ 残っているじゃないですか。腹が減っては戦はできぬ ですよ」と、安藤あんどう ジュンヤ 新局長。

布団を被ったまま、沖田おきたは YESとも Noとも取れない「ウキッ」とだけ、言う。

残った 沖田おきたの分の食事は、安藤優子あんどうゆうこさん が気を利かせて、お握りにしてくれた。

そして、ちょんまげで なく、それでも 尚、お洒落な髪型の軍服姿の斎藤一さいとうはじめと、元 京都守護職の綾野剛あやのごうが、威風堂々と姿を見せた。


「副長、お久し振りです。達者でしたか?」と、斎藤さいとうさん。

「うん、哀姫かなひめが居ない事と、沖田おきたが生きる気力を失っている以外は、達者だよ。天才中の天才達は、脆いところも あるみたいだ。斎藤さいとうさんも、ちょんまげをやめて 軍服姿で、相変わらず カッコいいじゃないか。これで正式に、ちょんまげ と刀の時代は、終わったな。会津地方あいづちほうの調子は、どうだい?」と俺。

「まず、会津地方あいづちほう 担当の若殿 滝沢秀明たきざわひであきが、しゃかりきに頑張っています。俺は、軍艦の操舵の仕方を覚えました。糞詐欺師 クソ高倉健たかくらけんの詐欺により、越後国が 会津地方あいづちほうから 外されたので、越後国は 物資の補給地点にします。小さくまとまっている 福島県になる 会津藩あいづはんだけは、会津藩あいづはん 筆頭家老と嘯いている クソ高倉健たかくらけんが居るので、弱くて 脆いです。どうやったら あの糞詐欺師は、必ず 失敗する 必ず 間違える方法を、取り続けられるのか?意味が分かりません。理由も、分かりません。ただし、会津地方あいづちほう 各藩は、新政府軍に 恭順の意思は示しつつ、いつでも 戦える準備は、しておきました」と、斎藤一さいとうはじめ

「了解。下準備、ご苦労様。こっちは、ダブル安藤あんどうが それぞれ出世したのと、相変わらず 沖田おきたに、生きていく気力がない。沖田おきたに関しては、なるべく早く 元気になった健康になった 源爺げんじいに、引き会わせるしかないな。斎藤さいとうさんは、江戸で 血が流れないように、源爺げんじいと合流するまでは、このまま帯同してくれ。元 京都守護職、綾野剛あやのごうは 京の薩摩屋敷に、薩賊さつぞく クソ大和田おおわだが、匿われているから、京へ行き クソ大和田おおわだを放牧させてきなさい。薩賊さつぞく、クソ大和田おおわだが居ると、京の都も 明治天皇も、沈む。不幸の王様 クソ大和田おおわだは、不幸をばら撒き 続けるからね。元 京都守護職としての最後の仕事だ」と俺。

「かしこまりました。会津地方の為の最後の奉公をしに、京へ行って参ります」と、綾野剛あやのごう


森田剛もりたごうは、どうする?現状、斎藤さいとうさん と合流できて、余裕なら ある。ごう 繋がりで、綾野剛あやのごうと 京へ行く手もあるぞ。ダブルごうでな」と俺。

「兄貴、ダブルごうって 何ですか?まったく。じゃあ 俺は、京へ行き クソ大和田おおわだが 京を離れたら、薩賊さつぞく クソ大和田おおわだを監視をしながら 、兄貴たちと合流します。俺が 用心棒を務める ちびっ子ギャング団 団長、哀姫かなひめ様の様子が、気掛かりですしね。そもそも 俺は、連絡要員として 帯同していたので」と、森田剛もりたごう

「うん、哀姫かなひめの様子は、知りたい。よろしく。それと、哀姫かなひめの用心棒は、合気道の達人で 創始者の渋川剛気しぶかわごうきだから、遠い 将来、トリプルごうが 揃うかもな。じゃあ、各自 かかれ」と俺。

元 京都守護職 綾野剛あやのごうと、俺の舎弟 森田剛もりたごうは、京へと向かい、参戦している 新選組しんせんぐみの俺たちは、源爺げんじいとの合流を目指し、江戸の西部にある 多摩地方へ向かった。 続


《さて、2018/12/18今現在、俺の過去たち 同様、土方歳三ひじかたとしぞうも 天国にて、出番待ちをしている中、記憶を失ったうえで、2回目のひがし 清二きよじとして、1回目のひがし 清二きよじの時の未来、2018/12/18を生きる 俺が、念能力者に成れるか?寿命で 死なないと、俺の過去たちも 天国に居る 俺のがわの人間たちも、人間が試され続ける場所、地球には来れない。俺にとっては 本当の自分 大天使長 ドン・リュシフェルに至る前の最後の最後の人生は、挫折と敗北を知り、俺の相方になる 桜井和寿さくらいかずとしが 歌っていた通り、僕らは思っていた以上に 小さくて 弱くて 脆い、 という 自分を知った。ただし 俺も、もう 37歳と ちょっとになった。寿命まで、あと12年間と8ヶ月を切った。転落と流転の末に、全てを失った 俺は、その代わり 俺の周りには、クソ大和田おおわだも 糞野郎と糞女から成る 大和田おおわだがわの人間たちも 居ないという、おおよそ一千年振りの平穏な 日々だ。人を幸せにする事が好きな 元 幸福の王子の俺が、不幸をばら撒く 不幸の王様 クソ大和田おおわだたちを、完全に消す為に 1度手放したモノ 【無限】【自由】【愛】金 才能 地位 名誉 念能力 女 人脈 、そして 喜びという感情。俺に 俺の念能力さえ 返ってくれば、まずは 死神の鎌【改】という 不死身のクソ大和田おおわだも、完全に消せる シロモノが、使えるようになる。復讐をし、死んで、本当の自分に成って 復讐を終えれば、失ったモノを取り戻し、もう 手放さない。そして、【永遠】と【絶対】をも、手に入れる。その後は、天上界と地球を行き来しながら、本当の自分に成った ピノコ・ナディア・哀姫かなひめ、ニケ姫、ミケ姫、へなちょこ天使になる 恋人枠の浜崎あゆみ、プリンセス オードリー・ヘップバーン、プリンセス オブ プリンセス ダイアナ、売れてる 女優さんが多い 準女枠の女性たちと、暮らし 一緒に生きていく。寿命までは、まだ 時があるから 俺のキーにしてしまった 念能力だけ、返してくれ。そうすりゃ、自分のことも 地球の事も、任しておけ。さあ、未来よ 今になれ!》


こうして 無事に、久し振りに 斎藤さいとうさん と、再会することができた。会津地方あいづちほうの為の下準備を終えた上で、総髪で 軍服姿で 相変わらず 時代に合わせて、お洒落な格好で 俺の唯一無二の親友は、姿を見せた。あとは、沖田おきたが 元気になれば、良い。さて、次回の話は、江戸の西部 多摩地方で、源爺げんじいと合流します。沖田おきたが、抱きつき…。以上。

読んで頂き、どうもありがとうございました。宜しければ、続編も 楽しみにしてくれると、嬉しいです。それでは!

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