第百六十話 砲弾
鳥羽伏見の戦いも 無事 終わり、新選組の旧屯所へと一時帰宅した、俺 土方歳三で あったが、薩賊 クソ大和田と 小便垂れ 西郷隆盛等の指揮の下、ガキンチョたちが 旧屯所へと、大砲の弾を撃ち込んで…。今の俺の名前、天国に居る 土方歳三の地球へ来れる 条件、クソ大和田たちを完全に消す為、俺が 1度手放したモノ、失敗だった 俺の最後の最後の人生の担当者の名前も、描かれています。では!
幕末と呼ばれる時代が 終わり、日本国内での内戦という 混沌の後、珍しく 強くて優しい天皇、明治天皇の存在もあり、日本は 新しい時代を迎えようとしていた。幕末と呼ばれる時代に、侍に成るという事を 志し、侍に成れた、新選組 副長、俺 土方歳三の最後の役目が、将軍にも 天皇にも なれた俺が、侍として 鳥羽伏見の戦いの後に、北上していく戦線に行き、外国に付け込まれないように 気をつけながら、内戦の収縮と収拾を図ることだった。そして、鳥羽伏見の戦いで 勝ったと思い込んでる 薩賊クソ大和田が、俺の居る 新選組のバレている屯所、古い方の屯所を攻撃しようとしていた。
「トシさん、僕達の居る 古い方の屯所が、薩賊たちに攻撃されようとしています。斬りますか?」と、新選組 一番隊 隊員 安藤 ジュンヤが、切羽詰まった様子で 告げる。
「うんにゃあ、薩賊たちと いっても、俺の解る 範囲だと、不幸の王様 クソ大和田と 小便垂れ 西郷隆盛たち だけで、残りの敵は 年端もいかない 家族を人質にとられてるガキンチョたちだけだ。だから、ジュンヤは リュウスケと一緒に、ガキンチョたちの家族を解放してきてくれ。勿論、家族を人質に取るような 奴等だから、斬っても 構わない。この敵に バレている、古い屯所なら ぶっ壊れても、問題ない。俺は ここで、残っている酒で、沖田と酒盛りをしているよ。人質を解放できたら、教えてくれ。大砲を撃つのが、薩賊、クソ大和田と 小便垂れ 西郷隆盛なら、そうそう 屯所にも、俺にも 沖田にも、砲弾は 命中しない。人質 解放に、行ってらっしゃい」と俺。
「分かりました。トシさんも、命の危険が あれば、ちゃんと逃げてくださいね。大砲の照準を、敵が 合わせているのに、酒盛りしている場合では、ありませんからね」と言い、安藤 ジュンヤは、リュウスケと共に、人質解放に向かった。
俺が、生きる気力を失った 沖田と、砲弾の音だけは 聞こえる中、酒盛りをしていると、新選組 馬鹿局長 北野 武と、銃火砲部門の内田 ジュンが、様子を見に来た。
「トシ坊!この旧屯所 めがけて、大砲が撃ち込まれている中、何を 沖田君と、酒盛りをしているんだ!?」と、北野 武 局長。
「うん、戦さ場に 持って行かない、余った 酒が あったからね。勿体ないので、沖田と一緒に、飲み干す事にした。内田君は、武器 弾薬等々、運び終えたかい?」と俺。
「ああ。先発している 斎藤一が、手引きしてくれているから、各地を転戦する準備は、できた。あとは、土方歳三と沖田総司を、戦さ場へ連れて行くのみだ」と、内田 ジュン。
「了解。じゃあ 全然 当たらない、砲弾を撃ち込んでいる、薩賊 クソ大和田と、小便垂れ 西郷隆盛の敵情視察にでも、行ってきますかね。馬鹿局長は、生きる気力を失っている 沖田を見守っててくれ。今の 痩せ細った沖田の身体の状態で、いつものように クソ大和田を、三日三晩 ぶん殴り続けたら、沖田の方が 死んでしまいそうだからね。馬鹿局長、【円】を使って 大砲の照準や 入射角 発射角を、確認して。大砲を撃たされてる ガキンチョ達は、この旧屯所に 砲弾を当てる気がない。薩賊 2人対 俺と内田君とで、ぶっ飛ばしてくるよ。沖田だって、京の都を離れるから、酒盛りでも してなさい」と俺。
「おうっ、了解した。何とか 生きる気力を失った 沖田君を笑わせられないか?挑戦しているよ」と、北野 武 局長。
俺と内田君とで、大砲を撃ち込んでいる者らの場所へ、行く。そこには、号泣している 子供らと、薩賊 クソ大和田と 小便垂れ 西郷隆盛が、居た。
「新選組 副長、土方歳三だ。どうせ、家族を人質に 脅迫されているんだろうけど、ガキンチョ共 今自分たちが、何をしているのか?分かっているのか?」と俺。
子供らは、「家族を人質に取られている…」とか、「薩摩藩が、天下人になると言われて…」とかを、口々に言った。
「ハハッ笑、バカが!自分から 名乗りやがったぞ。新選組は、賊軍だ。その副長とやらを、殺せ。褒美は、いくらでも 出せるぞ」と、クソ大和田。
「これでもか?」と、銃火砲部門の内田 ジュンが、クソ大和田と西郷隆盛に、銃口を向けた。
「待て!大和田を、殺そうとするんじゃねえ。こっちは、錦の御旗を賜った 皇軍なんだ。誰でもいいから、そいつらを殺せ。褒美は、いくらでも出す。お前らの家族が、どうなっても いいのか?」と、クソ大和田。
「それでも、撃ちたくありません…」と、ガキンチョたち。
西郷隆盛は、「我々は、皇軍では ありません」と、土下座を始めた。
「うん、これで 敵は、クソ大和田 1人になった。下手に クソ大和田を殺すと、薩摩藩に転送されるように設定されているから、両足だけ へし折っておこう」と俺。
俺は 前蹴りで、クソ大和田の両足の膝を、あり得ない角度まで、へし折る。
「ヒィッ、ギッ」と、クソ大和田は、悲鳴をあげた。
「副長、こんな方法も あるんだな」と、内田 ジュンがつぶやく。
「うん、何も 殺すだけが、能ではない。両足 へし折っておけば、薩摩藩にも 行軍にも、向かない。じゃあ、家族が 人質に取られている ガキンチョたちは、自由にしててくれ。どういう基準なら、家族が 無事になるのか、俺には分からないからね。さっ、沖田と 酒盛りの続きでも、してこようっと」と俺。
「副長、ガキ共が 泣き止みましたね。俺は、西郷隆盛を ぶっ飛ばして、ガキ共に ちゃんとした 大砲の撃ち方でも、教えとく。副長が、旧屯所に帰るなら、だんだん 大砲の照準が定まっていく事を、知っててくれ。酒盛りをしている場合では、ないからな」と、内田 ジュン。
「うん、分かった。内田君も、一番隊の2人が 人質を解放しに行っている事を、知っててくれ。ジュンヤとリュウスケが、人質を解放できたら、俺は 旧屯所で 酒盛りをしていると、伝えといてくれ。じゃあ ガキンチョたち!このまま 大砲を撃ち続けても、良し。クソ大和田を ぶっ飛ばしても、良し。小便垂れ 西郷隆盛を、ぶっ飛ばしても 良し。各自、自由行動 その代わり、自己責任。じゃあな」と俺。
俺は 旧屯所へと向かい、内田 ジュンは、西郷隆盛を 前蹴りだけで、ぶっ飛ばしてた。ガキンチョたちは、家族が 例え死んでもいいからと、クソ大和田を攻撃する者、西郷隆盛をぶん殴る者、念のため 大砲の前に居る者と、別れた。そして、俺が【円】を使い 解っている範囲だと、京の薩摩屋敷に 囚われの身になっていた人質たちは、一番隊の安藤 ジュンヤと リュウスケの手により、程なく 解放される事だった。 続
《さてと、2018/11/20今現在、俺の過去たち 同様に、天国にて 出番待ちをしている 土方歳三が、官房長官と新選組 副長を務める為に、地球へ来れる条件が、2回目の東 清二として、最後の最後の人生を送っている 今の俺が、念能力者に成れるか?あと12年間と9カ月もある 俺の寿命が、尽きるかだ。何度 殺しても、何度 消しても 何度 地獄送りにしても、不幸をばら撒く 不死身の不幸の王様 クソ大和田を完全に消す為に、俺が 手に入れたモノを、1度 手放す必要があった。2018/11/20も 生きる俺が、1度 手放したモノは、【無限】【自由】【愛】金 才能 女 人脈 、そして 念能力だ。大失敗だったのが、図らずも 全ての事柄のキーパーソンとなった俺のキーを、念能力としてしまった事だ。その念能力が、3日間と2日間しか 保持できなかった。そして、この最後の最後の人生を担当したのが、俺の唯一無二の親友 オダギリジョーではなく、俺の唯一無二の子分 菅原文太にしてしまった事だ。文太は、簡単に 念能力を捨ててしまったり、俺の側の人間でもない クソ澤野 ジャイアンを子分にしたり、使い物にならない 者たちを、右腕と 左腕として 使っていたり、敵が 全てを懸けて 俺を消そうとしているのに、何の余裕か?この最後の最後の人生に合わせて、ミスが多発した。そして、福岡の片田舎にて、俺の人生も 哀姫の人生も、破綻して 、その後は 大和田の世となった。本来、天皇とプロ野球選手に成る筈だった俺が、転落と流転を繰り返し、何者にも 成れなかったけど、敵の手の内からは脱出 できている。不幸の使者 糞詐欺師 クソ高倉健が、やっと 確実に死に、地獄の片隅にて 大和田の側の人間になったから、もう 売られたり 不幸が訪れる事も、なくなった。あとは、念能力だけ 返ってきてくれ。そしたら、現状 地球にいる、糞野郎と糞女を消し、俺は死に、東 清二 法皇は、小さくして 哀姫が、所有者になる。そして、俺は 待ち焦がれた 本当の自分 大天使長 ドン・リュシフェルになり、やっと クソ大和田と大和田の側の人間たちを、完全に消すんだ。ちゃんと神道の儀式で、大災害を防ぎ 活動休止中の幸福の王子も、務めるから。だから 俺に、念能力を返せ!》
こうして 新選組の旧屯所に、砲弾が撃ち込まれる中、俺は 沖田と酒盛りをして、いつも邪魔をする 薩賊 クソ大和田の両足をへし折り、内田 ジュンに警告されても、また 酒盛りへと向かった。哀姫が居た 京の都には、良い思い出しかなく、これから 転戦するので、離れがたい 思いも、確かにあった。次回の話は、それでも 砲弾にて 新選組の旧屯所は、破壊されます。果たして?以上。
読んで頂き、どうもありがとうございました。宜しければ、続編も 楽しみにしてくれると、嬉しいです。それでは!




