第百五十七話 処理
新選組も 参戦していた 鳥羽伏見の戦いを、旧幕府方は 戦死者 2人で終え、その戦死者の供養も、会津地方 担当の若殿 滝沢秀明が、しっかり終えた。戦さの勝利と、沖田風邪の消滅を祝って、沖田総司を元気付けに行きます。そして、反則を使い続け、詐欺を働く 糞詐欺師 クソ高倉健が、味方面して 現れ…。俺にとっての本当の自分の存在、今の俺の名前、1度 手放さざるを得なかったモノ、それ故に 手に入れるモノも、描かれています。では!
幕末と呼ばれる時代が終わり、日本国の元号も、明治と改められ、新しい時代が幕を開けようとしていた。ただし、変革には 痛みはつきもので、日本国内で 勃発している 内戦の処理を、しなくてはならなかった。薩賊たちなら ともかく、議を持って戦う 旧幕府方の者たちや、新選組 副長、俺 土方歳三も、古き良き時代を守ろうとした 旧幕府方の人的犠牲者を、最小限にとどめるよう努めていた。鳥羽伏見の戦いは、新選組の侍達の活躍もあり、新政府軍とぬかす 敵が、反則を使っても、旧幕府方の戦死者は 2人のみで、旧幕府方の圧倒的 勝利といえよう。急ぎ 戦死者の供養を執り行い、各自 次に向けて、動き出そうとしていた。そんな中、勝った方に味方する、不幸の使者にして 糞詐欺師 クソ高倉健が、会津藩 筆頭家老の肩書きを持ち、近づいて来ていた。
「土方殿!2人も 出た、戦死者の供養をきちんと終えました」と、会津地方 担当の若殿 滝沢秀明より、報告があった。
「うん、確かに。各自、それぞれ 地獄が存在するように、天国も 煉獄も、存在するから、子孫だったり 縁者が しっかり供養を行うか?で、天国や 煉獄での扱いが、変わるからね。地獄の沙汰までは、変わらないけど。死んだ後、確認してみてくれ。それと 斎藤さんが、先に先発して 会津地方で、内戦処理の下準備をするのは、生きる気を失っている 沖田を元気付けて、不幸の使者 糞詐欺師 クソ高倉健が、鳥羽伏見を立ち去ってからにしてくれ。勝った方に味方する あの糞詐欺師は、どんどん クソ大和田に加担する上に、俺に会うと テンションが上がり、不幸の使者としての被害が、大量になっていってるからね」と俺。
「かしこまりました。あの不幸の使者だけはっ怒!糞詐欺 以外に、何が できるんだ」と、憤る 斎藤一。
「まあ、いいさ。さあ この勝ち戦と、沖田風邪の消滅を祝って、生きる気力を失っている 沖田総司を、元気付けに行こう」と俺。
鳥羽伏見の戦いの折も、大八車の上で 寝込んでいた 沖田総司の元へと向かう。
「安藤優子さん、沖田の見守り ご苦労様。俺も 沖田風邪を半日で 克服して、【円】を使えば、解っている範囲だと、源爺も もう 沖田風邪を克服している。日本国内での内戦の戦線が、北上していくにつれ ちゃんと源爺とも、途中で 合流しよう。それと沖田、最大級の呪いや祟りの一種、沖田風邪が消滅したぞ。ちょっとは、元気を出せ」と俺。
「ウキ…」と、元気に ならない沖田。
「トシ君も、新選組の皆んなも、旧幕府方の方々も、この勝ち戦 おめでとうございます。参戦していない 西郷隆盛に、不幸の使者 不幸の王様が、歴史を どう捻じ曲げようと、この鳥羽伏見の戦いは、旧幕府方の勝利です。その事を、私は しっかり記憶しておきます。新選組の侍たちは、どう 生きるか?は できたので、死 以外でも この侍としての人生を、どう終えるかです。それと、会津地方の若殿 滝沢秀明君、源義経の後の2回目の人生、しっかり 生きるのよ!新選組は、最後まで 貴方達の味方よ」と、八番隊の安藤優子さん。
「はい!もう 敵味方に別れることがないので、しっかり頑張ります。この命、燃やしても です」と、滝沢秀明。
「じゃあ、沖田は 、ちっとも元気に ならなかったけど、健康になった 源爺に出会えれば、ちょっとは元気になるだろう。次は、行く先々に不幸が訪れる 不幸の使者 糞詐欺師 クソ高倉健 対策だ。時間が 巻き戻された、反則により 会津藩 筆頭家老に、返り咲いているからね。糞詐欺師を追い返したら、各自 持ち場へと、解散だ。俺も、一度 新選組の屯所へと帰る。宝物に、別れの挨拶を、しないといけないからね。じゃあ、必ず 間違える男 必ず 失敗する男、クソ高倉健の糞詐欺師っぷりを、楽しんでくれ。もうすぐ 味方面して、現れるよ」と俺。
すると、「会津藩 筆頭家老、高倉です。いやー、散々な戦さ でしたね。大丈夫です。次は、高倉が居ます」と、意味のわからない 言葉と共に、糞詐欺師 クソ高倉健が、姿を見せた。
「戦に、参戦しなかった奴が、何の用だ?」と俺。
「いやだなー、きよじ君。負けると分かっている戦に、高倉帝が 参戦する訳、ないじゃないですか」と、クソ高倉健。
「新選組も含めた、旧幕府軍が 負けたと、思っているのか?」と俺。
「いやだなー、高倉は、歴史の教科書を読んでいるのです。確かに、この鳥羽伏見の戦いは、旧幕府方の負け戦です。ドラえもんの道具で、錦の御旗を掲げた 精兵たちが、たくさん 現れませんでしたか?きよじ君が、どれだけ 頑張ろうが、高倉帝の力を借りないと、勝てないのです。その証拠に、きよじ君の背中に、斬られた跡があるじゃないですか。生き残れたのは、高倉が きっと会津藩 筆頭家老を、してあげてたのが一番の理由でしょう。ただし 高倉は、会津藩 筆頭家老なんて ちっぽけな役職に、とどまる つもりはありません。もっと上の役職を、きよじ君 自ら 決めてください」と、クソ高倉健。
「まず、未来から 偽物の錦の御旗を掲げて来た敵は、お前の仕業か?」と俺。
「ええ。高倉帝と、未来を担う 西郷隆盛君に、念のためにとお願いされて、それでは と、許可しました。きよじ君も、皇軍である事を示す 錦の御旗を掲げた、それも 未来より やって来た敵に、恐れ慄いた事でしょう。そういえば、未来から 来た者たちの姿が、見当たりませんね。高倉に 未来を教えるという、大事な役目があるのですけれど」と、周りを見渡した クソ高倉健。
「まず、時間軸を超えて、未来から やって来るなんて、重大な 反則なんだよ。次に、本物だか 偽物だか 知れねえ 錦の御旗なんて、全部 へし折って、叩き斬ってやったよ。そんでもって、俺の名前は きよじ では、ねえよ。会津藩 筆頭家老を、ちっぽけな役職と言うのなら、辞めるという事で、良いんだな。この場には、正式な 会津地方 担当の若殿も、存在して話を聞いているからな」と俺。
「待ってください…。この中に、会津地方 担当の若殿が居る…。嫌だなぁ、そういう大事な事は 先に言って もらわないと。そうですか、では 皆さんに真実を伝えます。きよじ君は、思っている事と、反対の事を言う。真実中の真実ですよ。皆さん、勘違いしないように、注意しないと いけませんよ。それでは、きよじ君の了解を得て、高倉帝の名前通り、私が 天皇にでも なりましょうか?皆さん、よく 聞いててください。きよじ君は、思っている事と 反対の事を言いますからね」と、クソ高倉健。
「はーっ、まず 天皇は、この星の最高責任者の権限で、徳川幕府がなくなり 明けて治めるで、明治天皇という名で、俺が 任命したよ。もう とっくに、元号は 明治だしな。それと、糞詐欺師 クソ高倉健が天皇に成ったら、日本が 神々の守る 国じゃなくなる。天皇と皇太子の役目は、戦争に勝つ事と 大災害を、神道の儀式で 防ぐことだけだ。仮に 糞詐欺師 クソ高倉健が、天皇に成ったら 日本は、戦争に負けるだけじゃなく、大災害まで 起きるだろう。クソ高倉健が、天皇を任命した場合は、大災害が起きる事を忘れたのか?そもそも お前に、天皇に成る資格も、天皇を任命する権限もない上でだ。日本国内での内戦が終われば、明治天皇の元 日本は1つにまとまるよ。不幸の使者 糞詐欺師 クソ高倉健、二度と 俺の前に姿を見せるんじゃねえ。今後 一切、俺に 関わるんじゃねえ。どこかへ、帰れ!さもなくば、素っ首 叩き斬るぞ」と俺。
「嫌だなー、殺気 立たせないでくれ。皆さんも、今のきよじ君の言葉を聞いて、分かったでしょう。ハイッ、きよじ君は 思っている事と、反対の事を言う。不幸の使者だけなら ともかく、高倉が 糞詐欺師の訳、ないじゃないですか」と、クソ高倉健。
「クソ高倉健!テメエは 確かに、糞詐欺師だよ。テメエの糞詐欺で、副長は 片腕、失ったからな。落とし前は、つけさせてもらうぞ」と言い、斎藤一が抜刀した。
それを見て、新選組の侍達も、抜刀し 、クソ高倉健に 銃口も、突きつけられた。
「嫌だなー。きよじ君が、思っている事と反対の事を言う というのは、公式プロフィールなのです。今の天皇は、分かりました。しかし、次の天皇は、高倉帝が、任命しますからね。道を開けてください。帰ります」と言い、不幸の使者 糞詐欺師 クソ高倉健は、逃げるように帰っていった。
「こりゃ、元号が 明治の間は、大丈夫だけど、次の天皇を糞詐欺師 クソ高倉健が任命したら、大災害が起きるな。じゃあ、各自 それぞれの持ち場へ、帰還を始めてくれ。何も、失わない為にね」と俺。
旧幕府方は、鳥羽伏見の戦いに勝利し、各自 それぞれの担当する持ち場へと、威風堂々 帰還を始めた。 続
《はてさて、土方歳三が官房長官に、北野 武が 年齢を30歳に固定された上で、歴代最長の内閣総理大臣に就任するのは、2018/11/02を生きる 俺 東 清二が、寿命で死ぬか?持ってて当たり前の、俺の念能力の復活に懸かっている。2回目の東 清二としての 俺にとっては、本当の自分 大天使長 ドン・リュシフェルに成れる前の、最後の最後の人生を送っている 俺は、37歳と ちょっとになった。寿命まで、あと12年間と9ヶ月を切った。不幸をばら撒く 不幸の王様 クソ大和田と それを助長する大和田の側の人間たちを完全に ぶっ消すには、一度 俺が過去に手に入れたモノを、手放すしかなかった。俺が、一度 手放したモノ、【無限】【自由】【愛】という概念、金 地位 名誉 人脈 仲間 女 念能力 才能、それらを手放す事で、この最後の最後の人生で、キチンと念能力者に成るか、寿命で 死ねば、やっと クソ大和田たちを、俺が 完全に消せる条件を満たす。手放したモノを再び 手に入れたら、もう 手放さない。そして、本当の自分にたどり着いた 俺は、【永遠】と【絶対】をも、手に入れる。そうなったら、活動休止中の幸福の王子でも、しますかね。俺の寿命なんて、とっとと尽きてくれ。それか、念能力を返せ!》
こうして 鳥羽伏見の戦いは、旧幕府方の勝利に終わり、かつ 不幸の使者 糞詐欺師 クソ高倉健が現れた割には、斎藤さんの威嚇もあり、対して 被害も受けずに済んだ。次回の話は、旧幕府方の帰還して行く 者たちに、次の戦さの準備をさせる話と、俺 自身、哀姫と 新選組内 北野一家の待つ、新選組の屯所へと、帰ります。その間に、歴史は 書き換えられます。さて、どうなることやら。以上。
読んで頂き、どうもありがとうございました。宜しければ、続編も 楽しみにしてくれると、嬉しいです。それでは!