第百四十九話 武士
侍に成る事を志し、侍に成れた 新選組副長、俺 土方歳三は、大政奉還が行われ、武士が自分たちの職をなくすために戦う事を、北野 武 局長と話し合い、日本国内での内戦に、新選組が参戦する準備をします。今の俺の名前、近況、思い、俺にとっては 本当の自分の名前、何で 日本が 災害大国になってしまったのか?と、俺が 念能力者に成れたのち、大災害を防ぐことが唯一の役割の本来の皇室のメンバーになる者たちの名前も、描かれています。では!
時代は幕末の終盤、欧米列強の外圧には屈した 徳川幕府が、何の大義名分もないまま 第二次征討令を、長州藩を潰す為に 発令し、烏合の集と共に 攻め入った。そして、最新式の武器を持ち 死にものぐるいで戦う 長州藩によって、烏合の集たちは 返り討ちに遭っていた。もともとは、黒船の来航から始まった 徳川幕府の衰退と、日本国内での内戦を、人的被害を最小限にし、尚且つ 諸外国に付け込まれないように、新選組 副長、俺 土方歳三は、気を配っていた。最後まで、徳川幕府と会津地方に味方する事が決まっている 新選組の侍達も、いずれは参戦して 勝ち残る 長州藩や、薩賊たちと 戦場で激突する事が、迫ってもいた。
新選組 内 北野一家は、念の為 引っ越しをし、新選組の屯所で 寝起きする者は、戦いに身を投じる者たち、俺や 一番隊、四番隊に八番隊の者たち だけが、住んでいる。といっても、我らが 新選組 馬鹿局長 北野 武 君は、何かにつけて 屯所へと顔を出す。
「トシ坊、何やら 徳川幕府の、影武者だか 本物だか 分からない将軍が、政権を朝廷へと返す、大政奉還をしたらしいぞ」と、北野 武 局長。
「うん、将来 歌手と役者になる男、土佐脱藩浪士 坂本君の手柄だね。ただし、これで 坂本君は、この時代での使命を果たしたから、いつ 暗殺されても おかしくない。勿論、俺が 坂本君の中身になって、薩長土肥同盟を成立させたから、新選組の侍たちが、坂本龍馬を暗殺したりは、しないけどね」と俺。
「おうっ、さすが トシ坊だな。坂本龍馬の暗殺に、新選組は 動かないんだな。おいら が、殺そうと思えば 簡単に殺せるけどな。この時代の使命を果たしたら、終わりか…。おいら にも、明治天皇を江戸へと 引っ越しさせる、使命が残っているしな。本当は、トシ坊たちと 一緒に、日本国内での内戦の収拾に、戦いたいけどな」と、北野 武 局長。
「明治天皇の江戸への引っ越しの他にも、馬鹿局長や 北野一家には、哀姫の安心安全を守るという 大事な役割もある。斎藤さんが、動きまわっているお陰で、負けると分かっている戦さの条件が、どんどん 良くなっているけど、負け戦さは 負け戦さだしね。負け戦さの悲惨さは、よく分かっているから、なかなか 哀姫を連れて行く訳にも、いかないしね。馬鹿局長、俺の全ての人生通しての宝物 哀姫のお守り どうか よろしくな」と俺。
「おうっ、了解した。幸い 母ちゃんが、京に残るから 哀姫のお守りは、新選組 内 北野一家で、しっかり 面倒を見るよ。トシ坊たち 戦いに行く者たちが、安心して 戦えるようにな」と、北野 武 局長。
「うん、それと お守りのついでに、新選組は、サキちゃんの功績もあり、孤児院としての役割も、果たしていたから 年端のいかない子供らは、仏教の高僧 久米さんに、預けよう。サキちゃんと 北野 勝 勘定方筆頭のお陰で、教育は バッチリだしね。子供らの将来を考えた時に、子供好きの久米さんにも、将来を見据えて 考えてもらいたい。この日本国内での内戦が終われば、武士の世も 刀の時代も、終わる。四民平等と言って、武士が 特権階級では なくなる。薩長土肥同盟の武士たちは、自分たちの仕事を無くす為に、戦うんだよ。それも勿論、命懸けでね」と俺。
「ゲラゲラゲラ 笑。命懸けて、自分たちの仕事を無くそうとしているのか。そんな者、馬鹿を通り越して アホなんじゃねえか?」と、北野 武 局長。
「うん、長州藩は お取り潰しがかかっているし、俺が創った 奇兵隊は、武士たちではない。だから、戦う 理由がある。でも、クソ大和田や 薩賊 蠢く、薩摩藩の武士たちは、日本国内での内戦の終結と共に、職を失う という目に遭うな。薩賊なんて、クソ大和田の本拠地 薩摩藩と朝鮮も あるから、どうでもいいけどね」と俺。
「トシ坊、朝鮮といえば 朝鮮が、日本国内での内戦に乗じて、攻め込んでくるんじゃないか?という情報も、あるぞ」と、北野 武 局長。
「ああ。日本一 美味しい米のとれる、越後国を狙っている。不幸の使者にして、糞詐欺師 クソ高倉健が、不幸の王様 クソ大和田が 時間を巻き戻した事により、会津藩 筆頭家老に返り咲きやがったので、糞詐欺師の言うことを聞かない 越後国を、まずは 会津地方から 外して、その上 売ったんだろう。売っちゃいけないモノも売る 糞詐欺師 クソ高倉健の、いつもの汚いやり口だ。勿論、神話の時代に、俺や 俺の側の人間たちが、クソ大和田たちが 待ち構えている 朝鮮を経由せずに、世界の中心を示す 龍玉のある場所から、日本へ渡った時に 初めて着いた場所が、越後国だからね。燦然と稲穂が実っていて、これを食べれれば 一生、食うに困らないという場所が、越後国だったからね。その後も、俺の過去 直江兼続 公に、上杉謙信 公と、俺にとっては 所縁のある場所だ。チョン公なんかに、奪わせない。幸い、【円】が使えるし、俺が 何とかするよ」と俺。
「おう、了解した。日本が弱ってるところに、付け込もうとするなんて、相変わらず チョン公は、血が汚れているな」と、北野 武 局長。
すると、「トシさーん!ただいま、戻りました!」と、新選組 一番隊 隊員 安藤 ジュンヤと、リュウスケが 元気そうな様子で、たった2人での 市中見回りから、戻って来た。
「まったく、君達は…。たった2人で、市中見回りをするなんて。大政奉還により、徳川幕府は 只の一大名になったから、もう 忠義立ても、いらないんだけどな。新選組で 育てていた子供らの安全を確保したら、俺も 一番隊も、内戦に参戦だから 修羅場を潜り続けてきた ジュンヤや リュウスケには、必要ないかもしれないけど、戦さに参戦する 準備をするように。斎藤さん 曰く、鳥羽伏見 辺りで、戦う事になるらしい。斬らなきゃ 斬られるし、撃たなきゃ 撃たれるからね。あとは、新選組 銃火砲部門の内田 ジュンに、最新式の武器と戦う方法を、聞いておこう。一番隊の2人とも、俺より 後に死なないと駄目だからね。侍として、自分の死に場所ぐらい、自分で 決めなさい」と俺。
「おうっ、安藤 ジュンヤ先輩は、まだ ガキだから 流れ弾かなんかで、トシ坊より 早く死んでしまうんじゃねえか?」と、北野 武 局長。
「武さん 怒!新選組 伝統の、改良された 鎖かたびらも 有りますし、僕たち 侍は、流れ弾なんかで 死なないんですからね。武さんの方こそ、僕たちの居なくなった 京の都の事と、新選組で 育てていた子供達の面倒を、ちゃんとみないといけないんですからね」と、安藤 ジュンヤ。
「おうっ、安藤 先輩。子供達の面倒なら、おいら達 北野一家だけじゃなく、将来 有名人になる、仏教の高僧 久米さん にも、見てもらえるから 大丈夫だ。安藤 先輩が、トシ坊より先に 無駄死にしたという訃報を、楽しみにしておくよ」と、北野 武 局長。
「武さん 怒!」と、安藤 ジュンヤが言い、北野 武 馬鹿局長は、安藤 ジュンヤに、追いかけ回される。
ただ 確かに、武士の世 刀の時代 平和な世が、終わりを告げようとしていた。 続
《はーっ…。2018/09/13今現在、日本国は 平和だが、大正から 天皇も皇太子も、糞偽者続きで、皇室の役目 戦争に勝つ事と、神道の儀式で 大災害を防ぐ事、両方とも 出来ていない。第二次世界大戦での 手痛い敗戦で、日本は 戦争を放棄したが、糞偽者たちは 大災害を防ぐという、唯一になった役目も、果たせていない。その上、責任を放棄し、生前退位とやらで、風俗嬢に 本番を2度も 違う相手に強要した、糞偽者の皇太子が天皇に成ろうとしている。不幸の王様 クソ大和田の婚約者だという理由で、生き残った 小和田 雅子が、皇后じゃ、 相変わらず 大災害の危機に、日本は 晒されたままだ。まあ 長くて、 あと12年間と11カ月の俺の寿命が尽きれば、何とか するけど。皇太子に 中大兄皇子、天皇に 明治天皇、上皇に 死んだ後の俺 ドン・リュシフェル、法皇に 東 清二 法皇とくれば、災害が起こらないどころか、日本は 無敵で、世界の一等国になれる。全ての事柄のキーパーソンの2回目の東 清二として、生き地獄をのたうち回っている 俺のキーが、一度 手放さざるをえなかった、念能力なんだ。俺ので いいから、とっとと 俺の念能力、復活しろ!日本中どころか、世界中が それを待ち望んでいるんだ》
こうして 大政奉還により 武士の世、その分 平和だった世が、終わり 新選組も、日本国内での内戦の収拾にと、参戦することになる。次回の話は、新選組は、孤児院としての機能も 持っていたので、その子供らを久米さん に預ける事と、刀の時代が終わったので、新選組の銃火砲部門の内田 ジュンと、弾丸を刀で斬る 練習です。果たして?以上。
読んで頂き、どうもありがとうございました。宜しければ、続編も 楽しみにしてくれると、嬉しいです。それでは!