第百四十八話 手紙
時代は幕末の終盤、徳川幕府の悪手により、幕末という時代が終わろうとしている中、最後の侍足らんとする 新選組の副長、俺 土方歳三は、たかだか 日本国内の内戦で、諸外国に 付け込まれないよう 気を配っていた。先に 新選組を離れた 井上源三郎より、手紙が届き その内容に、俺は 一安心した。新選組 馬鹿局長 北野 武は、創作手紙で 沖田を笑わせようとして…。史上最強スリートップの者たち、今の俺の名前、近況、思い、何で 日本が 自然災害大国になってしまったか?今の俺が、念能力者になったのち、付き合う女性たちの名前も、描かれています。では!
時代は幕末の終盤、何の大義名分もないまま 徳川幕府は、長州藩を潰すために、悪手 第二次征討令を発令し、烏合の集と共に 攻めいった。この事により、徳川幕府の命運も、幕末と呼ばれる時代も、終わろうとしていた。解っている事は、長州藩には、武士をモノともしない最新式の武器と軍艦があり、薩長土肥同盟が結ばれており、勝ち残るのは、烏合の集とは 違って、死にものぐるいで戦う 長州藩の方だと、いう事だ。それでも、負けるにも 負け方がある と、最後まで 徳川幕府と会津地方に味方する、最後の侍 足らんとする 新選組に巻き起こっていた 負の連鎖は、底を打った。新選組 副長、俺 土方歳三は、たかだか 日本国内の内戦を理由に、諸外国に 付け込まれないように、気を配っていた。
沖田風邪と呼ばれる 最大級の呪いや 祟りの一種を、患った 井上源三郎は、完治させる為、江戸の西 多摩地区に移り、無事 到着した旨の手紙が届いた。早速、源爺が 先に京の都を離れ、気落ちし 寝たきりになった 沖田総司の部屋へ、新選組 馬鹿局長 北野 武と共に、向かう。その際、源爺より、俺宛の手紙と 沖田宛の手紙は、有ったが、馬鹿局長宛の手紙は なかったので、沖田を笑わせるために、手紙を創作するように、俺は 馬鹿局長に伝えておいた。
「沖田、やっと 源爺より、手紙が届いたぞ。俺宛の手紙には、無事 源爺が 江戸の西 多摩地区に到着した事、退職金が多過ぎたとの事と、体調が すこぶる良くなったと、書いてあった。ホイッ、源爺からの沖田宛の手紙だよ」と、俺は 伝え、源爺からの沖田宛の手紙を渡す。
沖田宛の手紙に、何と書かれていたかは、分からないが、沖田は 食いいるように 手紙を読み、読み終わると 手紙を枕の下にしまい、また 寝たきりになった。
「まったく、沖田は…。せっかく 源爺から 手紙が届いたのに、また 寝たきりに戻るのか。ここからは、創作手紙だけど、源爺から見た 新選組 馬鹿局長 北野 武の設定で、馬鹿局長が 創作手紙を読むよ。沖田を、笑顔にするためにね。じゃっ、馬鹿局長」と俺。
「おうっ、源さん からの手紙の体裁、創作手紙だな。了解した。拝啓、天下一の強者 北野 武 殿へ。おう、さすが 源さんだ。ちゃんと、分かっている」と、北野 武 局長。
「うん、史上最強 スリートップなら、新選組の副長と 一番隊 隊長をしているよ。続けて」と俺。
「おうっ、トシ坊と 斎藤さんが、史上最強 スリートップの2人か…。トシ坊、もう 1人って 誰なんだ?史上最強 スリートップのウチの2人が、新選組に在籍しているとは。それなのに、何で 馬鹿の付く 局長だけど、おいら が新選組の局長として、据え置かれているんだろう」と、北野 武 局長。
「うん、史上最強 スリートップの最後の一角は、人間ではない。俺が 名付けた、松風という名の強くて優しい 馬だ。一子相伝で、最強の馬の系譜を紡いできた松風と、出会った 哀姫が、松風に 乗馬するのを、松風 自身に、認めてもらうのも 難儀だった。松風は、強くて 気高い馬だからね。動物と話せる 動物となら 友達になれる哀姫が、頑張って 松風の世話をして、話しかけて やっと、松風に 騎乗する事は、松風に許された。哀姫との 取引で、松風 自身、哀姫と同じく、糞尿をしなくても よくなったしね。ただし 松風が 寿命を終え、一子相伝で 史上最強の馬としての役割を終え、消えてなくなるのに、哀姫は 猛反対をした。せっかく 松風に認めともらって、せっかく仲良しになれたのにね とね。基本、余程の事がない限り 俺は 哀姫のお願いを、断らないので、俺が 松風と話し合い、まず 松風に騎乗できる者は、将来 天使になれる者とした。その上で、松風に生殖能力が無くなる代わりに、年齢を4歳で固定する事にした。史上最強の馬の系譜は、松風をもって 完成した。松風の恋人は、デカ・ミケという名の躾の行き届いた メスの猟犬を、哀姫が紹介して、運命の相手とした。俺が、松風に求めたのは、強さだけど、速さだったら チビウマという名のポニーが、沖田総司の愛馬だよ。ちなみに、チビウマは 3歳で、年齢が固定されてるけどね。いつか 競馬というシステムが、出来たら 松風も チビウマも、大活躍するだろうしね。源爺が 居なくなって、チビウマも 居ないんじゃ、沖田が 寝たきりになるのも、無理はないけど いずれは、沖田が 一緒に居たいだけ、一緒に居られるようになる。だから 沖田も、少しは元気を出しなさい」と俺。
「ウキ…。」と、ちっとも 元気にならない沖田総司。
「おうっ、トシ坊。トシ坊から 凄え話を聞かせてもらったから、今度は おいらの将来の展望の話だな。まず、馬鹿が役職に付くとはいえ、最後の侍、新選組の馬鹿局長に成れた。弟の勝は、母ちゃんの自慢の息子だ。おいら が、母ちゃんの自慢の息子になるには、内閣総理大臣に成らないといけない。だから 次の人生で、おいら 芸人になる。日本で、1番の芸人にね。その後は、トシ坊のGOサインが出るまで、いつでも 内閣総理大臣になれる位置で、待機するよ。だから それまでの間、おいら が、テレビに出て トシ坊や 沖田君、元 新選組の者たちを、笑わせたり 楽しませたり 出来れば、最高だな。じゃっ、おいら の創作手紙の続きだな。何とか、新選組の馬鹿局長として、沖田君を笑わせないとだな。それが出来ないんじゃ、内閣総理大臣に成るどころか、芸人で 1番に成れるかも、分からないからな」と、北野 武 馬鹿局長。
「創作手紙、まだ 続くのか…。沖田を楽しませるなら、なんか美味いモノ ご馳走した方が、早いんじゃねえか?まあ、いいけど」と俺。
「拝啓、日本で 1番の芸人、北野 武 殿。新選組の局長を務めあげた 貴殿の事だから、きっと 日本で1番の内閣総理大臣に、なれるでしょう。No.2は、新選組 副長を務めあげた 土方歳三 殿に、なって もらいましょう。トシ坊、こんな感じで どうだい?」と、北野 武 馬鹿局長。
「うん、俺が 死んだ後か、土方歳三から 生まれ変わった後なら、土方歳三をNo.2として、北野一家が 使う分には、構わないよ。ただし、新選組の者らは、せっかく侍に成れたのだから、新選組も、時を待って 復活させよう。勿体ない。俺や 沖田や 斎藤さんは、この人生を終えたのち、武装戦線という名のケンカチームの組織に属する事に、多分なるけど、それでも 新選組は、馬鹿局長がトップで、土方歳三が副長で、継続してやっていこう。哀姫を見ても 解るとおり、天国へ行けば 年齢は固定できる。馬鹿局長が30歳で、土方歳三が25歳で、年齢を固定してね。じゃあ、沖田。また 源爺から 手紙が届いたら、持って来るよ。ちゃんと、生きて会えるからな。じゃあな」と伝え、俺は 沖田の部屋を、後にした。
北野 武 馬鹿局長は、沖田を笑顔にする為に、あの手この手で 笑わせようと、頑張っていた。 続
《はーっ…。2018/09/07今現在、お笑い芸人として、1番になれた 北野 武君も、まだ 内閣総理大臣には、なってないんだよなぁ。何もかんも、2018/09/08今現在、やりたくもなかった 2回目の東 清二として、俺にとっては 本当の自分、大天使長 ドン・リュシフェルに成る前の、正真正銘の最後の最後の人生を、寿命で 終えるか?念能力を手に入れるまでは、俺は 何も出来ない…。本来 、この最後の最後の人生は、皇太子として俺は生まれ、天皇になる筈だった。実際、東宮御所を作り 住み、12歳までは 皇居にて、俺は 神道の儀式を行い、災害を防いでいた。でも、小和田 雅子と八木 祥子という2人の糞女に、クソ大和田も絡み、東宮御所は乗っ取られた。大災害を防ぐことが、唯一の役目の天皇と皇太子が、糞偽者なので 日本に、大災害が降り注ぐ事になった。俺の寿命まで、あと12年間と11ヶ月を切った。それを待つのを覚悟しながら、俺に 俺の念能力を返してくれ!復讐をして、死に、復讐を終えたら、活動休止中の幸福の王子も、するから。念能力さえ手に入れば、俺の宝物 ピノコ・ナディア・哀姫に、ニケ姫とミケ姫、恋人枠の浜崎あゆみ さん、プリンセス オードリー・ヘップバーン、プリンセス オブ プリンセス ダイアナ、売れてる女優さんが多い 準女枠の女性たちと、天上界で暮らす。東 清二 法皇と、ドン・リュシフェル 上皇、明治天皇に、皇太子になる 中大兄皇子で、神道の儀式を執り行えば、大災害どころか 災害すら起きなくなる。だから、俺の念能力よ 復活してくれ!耐え凌ぐにも、限界がある》
こうして、無事、源爺より 手紙が届き、沖田は ともかく、俺は 一安心した。馬鹿局長が頑張っても、寝たきりになった沖田を、元気にする事は 出来なかったが、その分 源爺の体調が回復したから、あとは合流するまで、上手く連絡を取り合えばいい。次回の話は、町民と農民から成る 奇兵隊はともかく、薩長土肥同盟の武士たちが、新選組との激突も 控え、何の為に戦っているか?です。果たして?以上。
読んで頂き、どうもありがとうございました。宜しければ、続編も 楽しみにしてくれると、嬉しいです。それでは!