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「副長、土方」  作者: 東 清二
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第百四十四話 看病

敗北するモノたちに味方する 新選組しんせんぐみにも、負の連鎖が巻き起こっており、新選組しんせんぐみの良心 井上源三郎いのうえげんざぶろうに、不幸の王様 クソ大和田おおわだがつくらせた、沖田おきた風邪と呼ばれる 最大級の呪いや祟りが、重症化している。懸命に看病をする 沖田総司おきたそうじだが、治らず…。今の俺の名前、近況、思いと、天皇が偽者故に、日本国が災害大国になり、どうすれば それを防げるのかも、描かれています。では!

時代は幕末、争いや 戦さをし続けて、人を殺戮する 火力と技術力だけはある 欧米列強。戦国時代に、女 子供が欲した 戦さのない世を目指し、徳川幕府のもと 200年以上、武士の世 その分、平和な世を続けてきた我が日本。ただし 鎖国政策で、国を閉じ 外国からの情報を遮断した為、徳川幕府の者たちですら、欧米列強との火力と技術力の差に、気付かず 黒船がやって来て、大慌てをする始末だ。学べば済む 火力と技術力の高さを背景に、欧米列強は圧力をかけ、徳川幕府は 外圧に屈した。日本は、開国へと舵を切る中、世界の中心を示す 龍玉りゅうぎょくがある、清国しんこくが、事実上 欧米列強の支配下に置かれた。欧米列強の次のターゲットは、日本国で もはや徳川幕府では、対等には 対応できなかった。それを良しとしない若者たちは、倒幕へと傾いていき、良きかは?分からないが、古い時代が 終わろうとしていた。


一方、俺が 日本人の場合は、常に俺に 皇位継承権があり、将軍にも 成れた、新選組しんせんぐみ 副長、俺 土方歳三ひじかたとしぞうは、日本国内での内戦の処理と、第一次で 終わらせたい世界大戦を見据え、他国に 付け込まれないよう、気を配っていた。ただし、最後まで 徳川幕府と会津地方あいづちほうに、味方する事が決まっている 新選組しんせんぐみにも、敗北する方に 付くためか?不幸の王様 クソ大和田おおわだの所為もあり、負の連鎖が続いていた。四番隊 隊長 近藤勇こんどういさみは、操作系の念能力によって、遠隔操作され 調子のいい日 調子が悪い日があり、なんとか 俺の言うことだけは、聞いてくれる状態だ。そして、新選組しんせんぐみの良心 八番隊の井上源三郎いのうえげんざぶろうに、沖田おきた風邪と呼ばれる クソ大和田おおわだが、術者を総動員させて作り上げた 最大級の呪いや祟りの一種が、発症して 重症化していた。源爺げんじいに、沖田おきた風邪が降りかかり、落ち込む 沖田総司おきたそうじは、沖田おきたなりに 治そうと、健気に看病をしていた。


徳川幕府が、長州藩ちょうしゅうはんに向けて、第二次征討令を発令し、烏合の集と共に 攻め入っている。当然、いずれは 新選組しんせんぐみも、戦わなければいけないが、同じ 日本人同士の長州藩ちょうしゅうはんに、攻め込む 理由がない。後方支援を目的とする 八番隊の井上源三郎いのうえげんざぶろうを欠くのは手痛いが、今は 源爺げんじいの病を治す為、沖田おきたと距離を置かすしかない。源爺げんじいは、江戸の西部にある 多摩地区に、引越し 養生と鍛錬をする事に 同意をしているが、責任感のある 沖田おきたが、自分で治そうと努力し、源爺げんじいの引越しに、同意をしてなかった。


俺は、源爺げんじいの部屋へと行き、無念で 悲しいけど、沖田おきたの看病が無駄だと、伝えに行く。

沖田おきた、このままいくと 源爺げんじいの病状は、悪化していく。まだ 沖田おきた風邪で、死者は出ていないが、もしかしたら 源爺げんじいが、死ぬかもしれない。斎藤さいとうさん が、沖田おきた風邪に 患った時は、沖田おきたと一定期間 距離を置いたら、無事 完治した。確実に治す方法があるのだから、それを実行しよう」と、俺は 沖田おきたを諭す。

だけど 沖田おきたは、首を横に振り 看病を続ける。


話を聞いていた 井上源三郎いのうえげんざぶろうは、気力を振り絞って 立ち上がり、「トシ君、沖田おきた君の看病のおかげで、良くなりました。トシ君が、新選組しんせんぐみの副長として、私の赴任先を命じてください」と、沖田おきたを気遣い なるたけ 優しく言った。

「うん、江戸の西部で 徳川幕府の情報を伝えてくれ。源爺げんじいの退職金も、既に 北野きたの まさる 勘定方筆頭かんじょうかたひっとうが用意して、大八車に乗せてある。米と日本酒も、たんまりと積んである。連絡手段も、斎藤さいとうさん が構築した。あとは、源爺げんじい得意の槍を、忘れずに持って行くように。出立は、明日の昼。ただし、明日の朝、戦え。以上だ」と俺。

「戦え…?分かりました。私は、明日の昼に、新選組しんせんぐみの為に、江戸の西部へ向けて、出立します。トシ君、沖田おきた君の保護者である 私が、沖田おきた君から 離れるので、その間 沖田おきたくんの面倒を、くれぐれも よろしくお願いします」と、井上源三郎いのうえげんざぶろう

「了解。ちゃんと、沖田総司おきたそうじも、八番隊の安藤優子あんどうゆうこさんも、生きて 源爺げんじいの所へ 届けるよ。約束する」と俺。

「それを聞いて、安心しました。トシ君は、約束は守る お方なので」と、源爺げんじい


「うん、それと源爺げんじいが先に、新選組しんせんぐみを離れる事で、沖田おきたが 自分の所為だと 落ち込まないように、沖田おきた風邪の作られた由来を、説明しておくよ。不幸をばら撒く、不幸の王様 クソ大和田おおわだとの、俺とお互いの存在を、完全に消すか?消されるか?の戦いにおいて、俺の過去や 前世に当たる男が、天国に3人存在した。クソ大和田おおわだ大和田おおわだがわの人間たちでは、アホでカスで糞しかいないので、俺の過去 1人とも戦えない。殺されるだけだ。そこで クソ大和田おおわだは、呪いと祟りに 目を付けた。弱みやを握って つけこんだり、嘘八百を並べて 唆したりで、何とか 3人ぐらいなら 呪い殺せる術者を集めた。ただし、本来 呪いや祟りは、俺や 俺の過去たちを含めた、俺のがわの人間に、害を及ぼしたら 発生するモノだから、術者を何十人集めても、俺の過去たち 3人を、呪いなんかで 殺す事は、不可能だった。呪いは 存在する分、呪った者にも 跳ね返ってくるので、クソ大和田おおわだに騙された 術者たちは、悲鳴をあげ 何人かの術者は、存在そのものが消えて亡くなっていった。そこで、俺と 俺のがわの人間たちに、被害を及ぼそせるなら 何でもする クソ大和田おおわだは、呪いと祟りのターゲットを、沖田総司おきたそうじに変えた。それでも、純粋で 無邪気な 天才 沖田総司おきたそうじを、呪い殺すなんて 不可能で、その間も 術者たちは、どんどん 消えて亡くなっていった。なので クソ大和田おおわだは、将来 沖田おきたに利益を与えた者に、呪いと祟りが降り注ぐ 事にした。ターゲットの人数は、3人でね。俺が ぶち切れ、残った術者は、火にくべ処分したから、もう 源爺げんじい沖田おきたも、新たに呪われる事はない。源爺げんじいが、回復すれば、 あとは 俺に、沖田おきた風邪が降りかかり、俺が 回復したら、ターゲットの3人を満たして、沖田おきた風邪は、消滅だ。不幸の王様 クソ大和田おおわだの逆恨みで 発生した、呪いや祟りだから、100パーセント 沖田おきたの所為ではない。だから 沖田おきた、そんなに悲しい顔をしないで。病は気から、俺は 半日で、沖田おきた風邪を克服して見せるから」と俺。

「ウキ…。」と、やっぱり 元気の出ない 沖田おきた

沖田おきた君、源爺げんじいの槍さばきを見てください」と言い、見事な 槍さばきを披露する 源爺げんじい

それでも、沖田おきたは 俯いたままだ。

源爺げんじい、それだけ 動けるなら、明日の朝 対決だからな」と、俺は さりげなく、喧嘩の対決の宣戦布告をしておく。強い者を見ると、戦いたくなる。俺の悪い癖だが…。 続


《はー…っ、2018/08/13今現在、2回目のひがし 清二きよじとして、俺にとっては 本当の自分 大天使長 ドン・リュシフェルに成れる前の、最後の最後の人生を送る 俺は、もう 疲れ果てた…。始まる前から 心が折れていた 最後の最後の人生だが、初めて 俺が時代に機能せず、宿敵で 不幸をばら撒く 不幸の王様 クソ大和田おおわだの書いたシナリオ通りの、最低最悪の人生となってしまった。クソ大和田おおわだ大和田おおわだがわの人間たちの手の内から 出るだけでも大変で、不幸の使者にして 糞詐欺師 クソ高倉健たかくらけんが、最後まで詐欺を働き、念能力も禁止され 才能まで奪われた俺は、自分の身さえ 守れなくなったので、鬼門となった 福岡にて、皇位は返上した。自分の身さえ守れない者が、日本国民の安心と安全を守れる訳がないからね。俺の最後の最後の人生に被害が出る代わりに、未来を予知できるようになった、まさに悪魔の子 クソ渡辺真理わたなべまりも、恩を仇で 返し続け、クソ大和田おおわだ大和田おおわだがわの人間たちの望み通り、日本は 災害大国となった。大災害を、神道の儀式によって 防ぐことが唯一の役目の天皇や 皇太子が、糞偽者だから 日本に災害が、降り注ぎ続けている。でも もう、俺は 最期を迎えようとしていて、孤独だが 俺の周りには、クソ大和田おおわだ大和田おおわだがわの人間たちも居ない。俺の寿命まで、あと13年間と1ヶ月を切っている。最悪、寿命が尽きるまで 待つけど、俺に 俺の念能力を返してくれ。それを、キーとしてしまった。念能力さえ 復活すれば、神道の儀式も、俺や 明治天皇、中大兄王子が執り行う。そうすりゃ、日本に 大災害なんて、起きたりしないから。もう 日本人が、災害で 命を落とす事を、聞きたくもない。知りたくもない。俺は そんな事、ハナから望んでやいない》


こうして 沖田総司おきたそうじの献身的な 看病でも、井上源三郎いのうえげんざぶろうを患う 呪いや祟りの病 沖田おきた風邪は、良くはならない。やっぱり、沖田おきたと 一定期間、距離を置くしかない。次回の話は、かつて 井上源三郎いのうえげんざぶろうが「槍なら、トシ君に勝てる」と豪語していたので、先に 新選組しんせんぐみを離れることになる 源爺げんじいと 俺が、槍VS刀で 決闘をします。さて、どうなることやら。以上。

読んで頂き、どうもありがとうございました。宜しければ、続編も 楽しみにしてくれると、嬉しいです。それでは!

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