第百三十九話 森田
時代は幕末、長州藩へと とうとう徳川幕府による 第二次征討令が発令され、日本国に 内戦 勃発。そんな中、俺の唯一無二の子分 菅原文太より、使者が来て、その使者は 森田 剛と名乗り、永遠の不良少年で…。今の俺の名前、近況、思いも、描かれています。では!
時代は幕末、火力と技術力だけは勝る 欧米列強の外圧に、国を閉じ 武士の世、その分 平和な世を二百年以上続けてきた日本国は、徳川幕府が外国からの圧力に屈した事により、国が開かれていく事になった。その事は、日本国内の内戦から 始まり、戦争や 第一次で終わらせたい 世界大戦へと、火種が燻り続ける事を意味していた。一方、この時代 侍に成る事を志し、侍に成れた 新選組 副長、俺 土方歳三は、徳川幕府により発令された、長州藩への第二次征討令により 始まる、日本国内での内戦の犠牲者を、なるべく少なくなるように動こうとしていた。
新選組の玄関にて、俺は 新選組の銃火砲部門の責任者 内田 ジュンと、鉄砲 大砲 拳銃の進化の未来について、話し合っていた。既に 徳川幕府により、第二次征討令が発令されており 戦さを知らない徳川幕府の者らと、烏合の集の幕府方の各藩が、長州藩へと攻め入っており、俺としても 拳銃の未来と限界を、知っておきたかった。
すると、幕府方で参戦予定らしい、思わぬ 来客があった。
「菅原文太さん からの使者で、森田 剛といいます。ここに、俺の兄貴分が居るはず なのですが…。」と、永遠の不良少年 森田 剛。
「この時代に、簡単に 本名を明かすとはな。ちなみに俺は、新選組 副長、土方歳三だ。文太からの使者が、何の用だ?」と俺。
「徳川幕府方に加わり、薩賊 クソ大和田と、その息子たちを始末するように言われ、来ました」と、森田 剛。
「うん、まず クソ大和田を殺したところで、ウジ 蠅が集って、再生するんだよ。仮に 居なくなっても、雨後のタケノコのごとく、姿を現し 不幸をばら撒くしな。俺とお互いの存在を、完全に消すか?消されるか?の戦いを、二千年以上前から 繰り広げてるし、不幸の王様 クソ大和田を消せる状態になれば、俺の手で消すよ。それと 森田 剛、幕府方で参戦といっても、負けるのは 徳川幕府の方だ。1度 敗北すると、家族も 大切な人も、ペンペン草も生えないぐらい、奪われるぞ。何せ 薩賊 クソ大和田も、その息子たちも、糞野郎中の糞野郎たちだからな。どちらにしろ、新選組は 最後まで、徳川幕府と会津地方に、味方することが決まっている。せっかくの便りをよこさねえ 文太からの使者だから、新選組の侍達と、遊んでなさい。例えば、新選組 銃火砲部門の内田君に、銃の撃ち方や かわし方を教わるとかね」と俺。
「ああ、使者じゃなくて 、本人が来いという話しだしな。最新式のミニエー銃の撃ち方と、拳銃の撃ち方は 教えられる。ただし、かわし方までは 俺じゃ教えられない。副長にでも、教わるんだな」と、銃火砲部門の内田 ジュン。
「銃の撃ち方を教えてもらえる。うおっ凄!うおっ凄え」と、面白い 喜び方をする 森田 剛。
そのまま、内田君と 森田 剛は、銃の射撃場に向かい、入れ代わりに 新選組 馬鹿局長 北野 武が、姿を見せた。
「トシ坊!内田君と一緒に、将来 ジャニーズ事務所に入る 少年が、居たぞ。トシ坊の知り合いか、何かか?」と、北野 武 局長。
「うん、名前は 森田 剛といって、存在は知ってた。永遠の不良少年だよ。文太からの使者らしいから、しばらく遊ばせて留めておくよ。使者を送るぐらいなら、文太 本人が来いという話だし、徳川幕府による 長州藩への第二次征討令に、幕府方として参戦する予定だったらしい。幕府方は、烏合の集で 装備も武器も 古いから、どちらにせえ 森田 剛には、最新式のミニエー銃と拳銃の扱い方を、学ばせとく。北野 武 馬鹿局長や、斎藤さんの推薦があれば、俺の舎弟として 引き取るよ。森田 剛の場合は、強姦さえしなければOKだしね」と俺。
「おうっ、トシ坊。青姦は、どうだ?」と、北野 武 局長。
「ったく、馬鹿局長は…。この時代、プライバシーが保たれている 部屋はそんなにないし、それなら 青姦も、しょうがない。ただし、強姦をしちゃいけないのは、俺も 馬鹿局長も、同じだ。もう既に 長州藩に、幕府方が攻め入っていて、いつが俺の出番か?【円】を使いながら 確認している最中なのに、何で 馬鹿局長と、青姦について 話し合わないといけないんだよ。注意が削がれると、【円】が使えなかったり、少なくても 【円】の精度が、落ちるんだよ。馬鹿局長も、ちゃんと避妊しないと、子供が出来たら 即、結婚だからな」と俺。
「子供が出来たら、即 結婚!ひえー、おっかねえ。トシ坊、徳川幕府が 自らの首を絞める事になる、無意味な 長州藩への、第二次征討令の戦況は、どうだい?」と、北野 武 局長。
「うん、まず 幕府方は、武器で 負けてる。そんで、士気でも 負けてる。長州藩は、生き残りが懸かっているから、武士も 町民や農民から選抜した、奇兵隊も 存分に活躍している。徳川幕府や 将軍が、一度でも 退こうとすれば、薩長土肥同盟が、威力を発揮する。しかも 将軍が、本名 横山 ヒロユキという名の裏切り者なので、退くだろうね。鳥羽伏見 辺りで、新選組も 出陣だね。さあ その内、戦さ支度でも しないとな」と俺。
「鳥羽伏見にて、新選組も 出陣なのに、おいら 局長なのに、京で 留守番…。」と、落ち込む 北野 武 馬鹿局長。
「哀姫を見守る だったり、お留守番も 大事な仕事、大事な役目だ。しっかり!馬鹿局長」と俺。
すると 射撃場より、新選組の銃火砲部門の内田 ジュンと、文太からの使者 森田 剛が、楽しげに話しながら 帰って来た。
「副長、この使者、なかなか やりますね」と、内田 ジュン。
「ああ。裏稼業のトップで、俺の唯一無二の子分 菅原文太からの使者だからね。永遠の不良少年とはいえ、ケンカの強さは 折り紙付きだ。じゃあ、森田 剛、【円】という念能力を使えるようになりたくないかい?人物も 物も、自分が伸ばした【円】の中に有ると、手に取るように解る。勿論、リスクのない念能力など なくて、【円】を使える 他の者には、居場所がバレる。居場所がバレたくなければ、【円】を使わなければいいだけだ。俺も 馬鹿局長も 内田君も、【円】を修得済みだ。剛 繋がりで、合気道の達人で 創始者の渋川剛気が、どうしても 必要だと言った念能力も、【円】だ。俺が 授けるから、【円】を習得して、みないか?」と俺。
「はい!俺に、習得できるならですが…。」と、森田 剛。
「ホイよ」と俺。俺は、印を結び、森田 剛が【円】を使えるようにする。
【円】が使えるようになった 森田 剛は、すぐさま 【円】を使い、俺や 馬鹿局長や 内田君を確認して、「うわー、3人とも 凄え!」と言う。
「文太からの使者として来て、【円】の範囲が、馬鹿局長や 内田君 並みに広い、森田 剛も 大した者だよ。これで 俺の唯一無二の親友 本名 オダギリジョーの了解が得られれば、俺の側の人間にもなれるし、俺の舎弟を目指して 新選組の侍達と、遊んでてみないか?俺の宝物も、すぐ近くに 住んでいるしね」と俺。
「菅原の大親分の 更に親分の人の舎弟…。成ります!目指します!」と、森田 剛。
「じゃっ、斎藤さんが帰って来たら、文太からの使者が来た 事を祝って、宴会といこう。哀姫も、紹介しないと いけないしな」と俺。
「うおっ、凄え!うおっ凄え」と、森田 剛。
新選組が分断されないように 動いている、斎藤さんの帰り 待ちとなった。 続
《2018/07/10今現在、やりたくもなかった 無駄に2回目の東 清二として、本当の自分 大天使長 ドン・リュシフェルに至る前の、最後の最後の人生を送る 俺は、何をやっているんだ 俺は?ただのアホなんじゃねえか?と思いながら、最期を過ごしている。天皇と皇太子が糞・偽者で、日本が クソ大和田の望みどおり 災害大国となっていく中、何も 出来ないなんて…。最悪、俺の あと13年間と2カ月を切った 寿命まで、このまま続行だ。たかだか 1度、手放さなければならなかった、俺が 持ってて当たり前の、念能力が復活すれば 良いだけの話なんだけど。さてと、明日も きっと生き地獄だ》
こうして 清水の次郎長一家を過ごした後なので、文太からの使者 森田 剛が、やって来た。この永遠の不良少年が、上手い具合に 活動休止中の武装戦線・4代目のメンバーたちと、ジャニーズ事務所で、先輩 後輩として 仲良く、馴染んでくれた。あとは、今の俺が 這い上がらなければ…。念能力だけ なんだけど。次回の話は、森田 剛が、斎藤さん 本名 オダギリジョーに認められて、俺の舎弟となれるか?です。さて、どうなることやら。以上。
読んで頂き、どうもありがとうございました。宜しければ、続編も 楽しみにしてくれると、嬉しいです。それでは!