第百三十四話 名義
故あって 俺は、坂本龍馬の中身となり、薩摩藩 名義で、外国製の最新式の武器と軍艦を手に入れ、代金を 長州藩士 伊藤博文が、支払います。これにより、薩長土肥同盟の足掛かりが、生まれます。今の俺の名前と近況と想い、コマツという名の未来の宮内庁長官についても、描かれています。では!
時代は幕末の動乱期、火力と技術力だけは勝る 欧米列強の外圧に屈した 徳川幕府、これにより 日本は開国へと進み、多くの若者たちが、それぞれの使命を持って、この動乱期を生きていた。そんな時代の転換期に、新選組 副長、俺 土方歳三は、侍に成るという志しを達成していた。一方、元 全宇宙の支配者で あちこちに不幸をばら撒く、不幸の王様 クソ大和田が、将来 歌手と役者になる男、土佐藩士 坂本龍馬の身体を乗っ取ろうと企んだ。其れを阻止した俺は、将来名 福山雅治の了解を得て、坂本龍馬の中身となった。最上策のA案ではなく、B案だが 薩長土肥同盟の為に、薩摩藩にて 海援隊を使って、ビジネスをしようとしていた。
日本初のカンパニー 海援隊の者らと、素性を隠した 長州藩士 伊藤博文、薩摩藩士 大久保利通、そして 俺で、薩摩藩 名義で 外国から最新式の武器や軍艦を手に入れ、海援隊が仲介し、長州藩が購入する、ビジネスの話し合いを進めていた。薩摩藩の名義を貸す事は、薩摩藩の藩主の了解も得ているので、不幸の王様で 薩賊 クソ大和田と、クソ大和田によって 育てられたという、小便たれ 西郷 吉之助と大久保 スグルたちを、いかに このビジネスに絡ませず、外せるか?だ。
「伊藤 博文君、この身体だと 俺の名は、土佐藩士 坂本龍馬だけど、元 高杉 新作で、それだと 伊藤君は、この時代の俺の本名と副長を勤める 組織の名前も、知ってるだろう?確かに、薩摩藩 名義で、長州藩に 外国製の最新式の武器や軍艦を渡せるので、仲介をする海援隊と話しを進めてくれ。これが、日本初のビジネスだ」と俺。
「うわぁーっ、よしっよし、相手は トシさんだ。海援隊 様、金に糸目はつけません。長州藩は、存亡の危機です。ただし、最新式の武器と軍艦があれば、徳川幕府とも 戦える。トシさん が、わざわざ 長州藩の為に、奇兵隊を組織してくれたので。高良健吾の不摂生で、トシさんが道端で 遊女なんかに看取られ、命を落としている。その借りを返す為にも、長州藩を勝ち残せたい。よろしくお願いします」と、伊藤博文。
「龍馬!金に糸目をつけないなんて。いくら 龍馬のビジネスだからって、そんな事 あるのか?」と、海援隊の者。
「うん、まず 長州藩には、下関という 金を生み続ける場所がある。そして、何の大義名分もないまま 攻め込んで来る 徳川幕府に負けたら、長州藩は 取り潰しにあう。金も 全部、接収される。なので、金に糸目をつけてる場合じゃない。海援隊の仕事としては、最新式の軍艦に 最新式の武器を積み込み、長州藩に運ぶだけだ。それぐらい、出来るよな?」と俺。
「余裕だー!」と、海援隊の者ら。
「うん、あと海援隊の者らも、ここに居る 皆んなも、上策ではないけど 薩長土肥同盟という同盟を結ぶ。各自、それに向けて 動いてくれ」と俺。
「龍馬、唯一 下士の武市半平太が、土佐何ちゃら という党を、つくっていたぞ」と、海援隊の者。
「クソ武市半平太は、人望の無さが 絶望的なので、ほっといても 切腹だろうから、大丈夫だ。それよりも、日本初のカンパニーとして、武器と軍艦をちゃんと長州藩に届けなさい。俺が この身体で、土佐藩士をしてるのも、あと僅かだしね」と俺。
「伊藤博文殿、武器と軍艦が手に入った 暁には、薩長土肥同盟をなにとぞ、よろしくお願いします」と、大久保利通。
「分かりました。こちらこそ、お願いします」と、伊藤博文。
「よしっ、俺の役目 終わり!」と俺。
「トシさん!同盟の血判書を結ぶまでは、仲介をしてください」と、伊藤博文。
「大元の身体を、京に置いた ままなんだけどね。同盟に向けて、大久保利通は、薩摩藩で 燻っている 小松帯刀という名の男を、連れて来ておいてくれ。ドSのいじめっ子だけど、過去に 俺と関わりがあり この先も、きっと関わってくる」と俺。
「分かりました。小松の奴、貴方様に 関わっていたのですね。良い 関わり方だと、いいのですが…。」と、大久保利通。
計画通り、薩摩藩 名義で、最新式の武器や軍艦を手に入れ、代金は 長州藩を代表して 伊藤博文が支払い、薩摩藩にも 大久保利通らにも、過分な謝礼が支払われた。あとは海援隊が、無事 長州藩に納入をするのみだ。せっかくなので、高杉 新作 以来、俺も 最新式の軍艦とやらで、長州藩に、出向くことにした。
そんな中、相変わらず 猫背で、眼光鋭く 周りを威喝する、この時代は 小松帯刀という名の男が、大久保利通に連れられ やって来た。
「俺に、用だと!?そいつは、どこのどいつだ?」と、小松帯刀。
「ああ。用があるのは、俺だ。この身体だと、土佐藩士 坂本龍馬という名だ。小松が歴史音痴でも、聞いたことのある名前だろう。ちなみに、この身体の持ち主は、福山雅治という名で、将来 歌手と役者をするだろうけどな。これから この最新式の軍艦とやらで、海援隊と長州藩に納入と、薩長土肥同盟を結びに行ってくるから、小松も 一緒に行かないか?大久保利通、将来名 瑛太の方は、クソ大和田や 大和田に育てられた糞野郎たち と、薩賊 対策の為、ギリギリまで 薩摩藩に残しておきたいしね。小松、せっかく この時代に会えたんだ。手柄を立てたくないか?今なら 将来、初代内閣総理大臣になる 伊藤博文とも、一緒に 長州藩 行きだ。行くよな?」と俺。
「行く!篤姫も 居なくなって、ちょうど こんなど田舎、うんざりしていたところだ。手柄も、立てたいしな」と、小松帯刀。
「了解。そんじゃ 海援隊の者共、長州藩に向けて、出航だ」と俺。
「おおーっ!」と、そこら中の者共。
最新式の軍艦とはいえ、難破させない為、海岸線 伝いに 長州藩へと、航海する。
《小松帯刀か。現在名は、石垣 信二で、俺の この無駄に2回目の東 清二としての最後の最後の人生にも、中学生の頃 ドSのいじめっ子として、3年間 クラスメイトだった。監督の八木が、無能で クソ大和田の腹心の糞野郎だった、地獄のサレジオ中学 バレーボール部も、俺も コマツも、経験したし。石垣家は、両親が しっかりしていて、長男の石垣 ケイジは、上杉謙信を俺がしていた時の後継ぎだったり、D・ジャイアント馬場の直弟子 愛弟子だったり、初代 武装戦線の最強の男だったりする。2018/06/06今現在も、生き地獄を継続中の俺が、念能力者にさえ成れば、コマツは、文太の舎弟頭と宮内庁長官、ケイジは、馬場ちゃんと共に、K−1 トップ ファイターに成れる。あとは、本人たち次第だけど。しかし まあ、この東 清二という名に なってしまった、最後の最後の人生だけは、上手くいかない。福岡行きが 仇となり、挫折と敗北、こんなにも 弱くて脆い 自分を知った。寿命まで、あと13年間と3ヶ月を切った。何も 死を迎えることが、全部が全部 悪い事ではないから、寿命なんて とっとと尽きちまえ。だって、土方歳三を含む 俺の過去たちが、歯噛みしながら 出番を待ってる。俺の過去たちも含む、俺の側の人間たちが活躍すれば、日本も 世界中も 必ず 良くなる。あとは、復讐をちゃんと終わらせる事。元 全宇宙の支配者 クソ大和田と その息子を含む、大和田の側の人間たち、結局 クソ大和田の側の人間になった、不幸の使者 糞詐欺師 クソ高倉健、そんな糞詐欺師を手助けし続けた クソ田中裕子、俺の最後の最後の人生に被害が出ることがリスクの、その代わり 未来が予知できる クソ渡辺真理、糞・黒人と、全員消せば 明るい未来しか ないんじゃないかい?情けが仇になるこのは、つくづく よく分かった。さあ 念能力を手に入れて、先ずは 終わりを始めよう。俺の死後、復讐が終わり次第、幸福の王子を務めるから》
こうして 薩摩藩 名義で、外国製の最新式の武器と軍艦を購入し、海援隊を使い あとは長州藩への納入のみとなった。クソ大和田の本拠地で、薩賊と蔑まれている薩摩藩も、糞野郎を外せば なんとかなりそうだ。次回の話は、納入と薩長土肥同盟の締結の話です。果たして?以上。
読んで頂き、どうもありがとうございました。宜しければ、続編も 楽しみにしてくれると、嬉しいです。それでは!