第百三十一話 悲路
将来、歌手と役者を志す 坂本龍馬の中身と成り、勝ち残る 長州藩の同盟先にと、会津藩に行きます。しかし 会津藩 筆頭家老に、糞詐欺師 クソ高倉健が、下僕から 返り咲いていて、結果 上手くいかず…。今の俺の名前、近況、想い、今は亡き 子分の名前も、描かれています。では!
時代は幕末、徳川幕府の消滅と江戸時代の終わり 時代の転換点に、戦国時代よりも多くの、日本の芸能界で活躍する者たちが、それぞれの使命を持ち 幕末の動乱期を生きていた。一方、新選組 副長、俺 土方歳三は、これから起こる 日本国内での内戦をなるべく早く終わらせ、人的被害を最小限にするように動いていた。前述した通り、土佐藩にも 将来、歌手と役者を志す者が居て、名は 坂本龍馬という。本人の了解を得て、俺が 中身となり、土佐藩の全権大使として、会津藩へと向かった。内戦を勝ち残る 長州藩の同盟相手としてね。同盟を結ぶ話は、まとまりませんかけたが、不幸の使者にして 糞詐欺師の会津藩 筆頭家老 クソ高倉健が、同盟の話を破棄したところだ。
「西の長州藩と東の会津藩との、同盟の話がまとまっていたのに、ここで 不幸の使者 高倉か…。今 会津藩の存亡が懸かっているから、詐欺だけは働くなよ。そんで、会津藩の下僕は、何の案があるんだ?」と俺。
「きよじ君、高倉は もう会津藩の下僕では、ありません。高倉が、低い地位のままじゃ いいわけないじゃないですか。今も、会津藩 筆頭家老として、越後国を会津地方から、追放して来ました。高倉の言うことを聞かないと まずい事になる。それを、しっかり 見せつけないといけません」と、クソ高倉健。
「日本一の米どころで、義を持ってしか動かない 雄藩の越後国を、会津地方から 外しただとっ怒!相変わらずの糞詐欺師っぷりじゃねえか。クソ高倉健、どうせ 薄汚え手口でだろうしよ 怒」と俺。
「きよじ君、罪と罰です。見せしめに、高倉の言うことを聞かないと、まずい 事になると分からせなければ、いけません。高倉がその気になれば、きよじ君の腕の一本や二本、どうにでもなる事を、きよじ君自身 分かっている筈ですよ」と、クソ高倉健。
「ああ。お前の汚ねえ手口の詐欺で、過去に腕を一本や二本、失ったよ。不幸の使者にして 糞詐欺師と居ると、こっちまで 俺まで詐欺に遭うから 立ち去るけど、会津藩は どの藩とも同盟を結ばず、このまま 攻め込まれるのを分かったまま、ただ 時間が過ぎていくという事で、良いってことか?」と俺。
「良く ありません!」と、会津藩の者たち。
「嫌だなぁ、きよじ君。高倉が、筆頭家老に返り咲いた会津藩が、攻め込まれる訳 ないじゃないですか。せっかく きよじ君と再会したので、高倉帝の復権の話を進めましょう」と、クソ高倉健。
「断る!はーっ…、わざわざ土佐藩から 歩いて ここまで来たのに、また 糞詐欺師の詐欺か…。もはや手遅れだろうけど、会津藩の者たちは、この会津藩の下僕 糞詐欺師 クソ高倉健の詐欺に気をつけろよ。約束の時間には、大幅に遅れる。その上、必ず 間違える、必ず 失敗する男だからな。汚ねえ 二枚舌も、使いまくるし。そんじゃ、帰る。下の下の策だけど、薩賊を登用し、薩長土肥同盟を作らざるを得ないからな。じゃあな」と俺。
「待ってください!」と、会津藩の者たち。
「きよじ君、高倉のバッグには 徳川幕府があるのですよ」と、クソ高倉健。
「もう 今更、徳川幕府が滅ぶのは、常識なんだけどな。あーっ!この不幸の使者だけは…。じゃあな」と俺。
この結果を受けて、俺は 長州藩に向けて、悲路に着く。新選組としては、最後まで 徳川幕府と会津地方に味方する事が、決まっているのに 不幸の王様 クソ大和田が時間を巻き戻した事によって、不幸の使者 糞詐欺師 クソ高倉健が、会津藩 筆頭家老に返り咲き、間違い続ける 不幸をばら撒く 状態になり、更に悪化の一途となっている。俺は、どうしても俯き 下ばかりを見つめ、長州藩を目指す。
長州藩に到着すると、対 徳川幕府が死活問題の長州藩は、死にものぐるいで 活気に満ちていた。
「土佐藩士 坂本龍馬だ。長州藩の同盟先の話し合いをしたい。長州藩の武士の長に、取り次いでくれ」と、俺は伝える。
目の前に居た 長州藩士は、「干されている 長州藩と同盟を、結んでくれる藩があるのですか?直ぐに、取り次ぎます」と言い、俺が 高杉 新作だった頃に会っていた、長州藩の武士の長に、早速 会えた。
「おうっ、久しぶり!長州藩の武士の長。元 高杉 新作、この身体だと 土佐藩士 坂本龍馬だ。土佐藩の全権大使として、長州藩の同盟先に、会津藩を選んで 話し合って来たが、会津藩の筆頭家老に 糞詐欺師が復権していて駄目だった。相手が、不幸の使者 クソ高倉健だったから、下手に同盟を結ぶと 長州藩にまで、不幸が降りそそぐしね」と俺。
「坂本殿、例え 不幸が降り注いでも、今の長州藩に味方し、同盟を結んでくれる藩が欲しいです。徳川幕府の取り決めにより、干され 武器の購入や 軍艦の購入も、出来ません。奇兵隊だけが、頼りです」と、長州藩の武士の長。
「うん、同盟相手なら まず、土佐藩がある。そんで、武器の購入なら 薩摩藩だ。薩摩藩 長州藩 土佐藩だけだと、三つ巴になり 最も安定しない数字 3だから、もう一藩加わる。ただし、出来れば 採用したくなかった下の下の策なので、薩賊 薩摩藩が最初で、薩長土肥同盟となるけど、大丈夫かい?」と俺。
「薩賊…。長州藩にも、金だけなら あるので、同盟さえ結べて 武器や軍艦が手に入るなら、同盟の名前など どうでもいいです。長州藩の取り潰しが、懸かっているので」と、長州藩の武士の長。
「了解。土佐藩に寄ってから、薩賊と京にて呼ばれている 薩摩藩に、長州藩と同盟を結ぶように、命じてくるよ。長州藩の武士の長、徳川幕府は 第二次征討令を出したら 滅ぶし、俺が 高杉 新作として、テコ入れしてあるから、大丈夫だ。勝利が決まった時点で、振り上げた拳を直ぐに降ろすように。同じ民族の日本人同士の内戦だからね」と俺。
「かしこまりました。取り潰されなければ、充分です。振り上げた拳など、直ぐに降ろします」と、長州藩の武士の長。
「そんじゃ土佐藩に帰り、報告 連絡 相談を済ませたら、薩賊に会いに 薩摩藩に、行ってくるよ。じゃあな 元気でな、武士の長!」と俺。
「はい。何卒、武器と軍艦の購入の件と、同盟の話をよろしくお願いします」と、頭を下げる 長州藩の武士の長。
俺は、まずは 土佐藩へと、向かう。
《はーっ…。色々な身体に 色々な名前で、生まれ変わり続け、俺の過去たちは、天国にて 歯噛みしながら、出番を待っている。いつ出番がやってくるかというと、2018/05/16今現在、2回目の東 清二として、最後の最後の人生を送る 俺が寿命を迎えるか?念能力者に成れたらだ。しかし まぁ、この最後の最後の人生だけは、上手くいかない。最低最悪の人生となる事を覚悟していたが、元 全宇宙の支配者 クソ大和田と大和田の側の人間たちが、ピンポイントで この最後の最後の人生に被害をもたらすべく、全力で動いた。それに加え、俺の唯一無二の子分 菅原文太が、二度ほど詐欺に遭い 俺にとってのキー、念能力が手に入らない。更に、友人も 訳の分からない判断で、俺が 念能力者になる事を、防ぐという事態になった。だから 今の俺は、朝が来る度「生き地獄、1日追加」と思い、毎日 俺は、「馬鹿を通り越して、アホなんじゃねえか?」と感じ、ただただ 念能力の復活を、それに向けて具体的に、何も出来ないまま 待ち続けている。最悪、寿命まで あと13年間と四カ月、このままだと覚悟だけはしてね。俺にとっての本当の自分、大天使長 ドン・リュシフェルに至る、最後の最期だ。本来なら、この挫折と敗北の人生など、30歳になった時点で 終えるつもりだったのに…。今は 俺の全ての人生通しての宝物 ピノコ・ナディア・哀姫に巡り逢い、応援を背に受けたいなぁ。俺の心など、とっくに折れて しまっているから…。》
こうして 不幸の使者 糞詐欺師 クソ高倉健により、会津藩は 埋没していった。この詐欺師と、不幸の王様 クソ大和田のセットで、行く先々を不幸にしていくんだよなぁ。次回の話は、俺は 土佐藩に戻った後、薩摩藩へと向かいます。さて、どうなることやら。以上。
読んで頂き、どうもありがとうございました。宜しければ、続編も 楽しみにしてくれると、嬉しいです。それでは!