第百二十九話 天寿
土佐藩にて、クソ武市半平太の脅しに屈せず、ワンライフワンタイムの闘いに勝った 病弱姉さんが、良い形で 寿命を迎えます。ちゃんと、羊の執事が迎えに来て…。今の俺の名前、近況、想いも、描かれています。では!
時代は幕末、戦国時代の後に訪れた、武士の世 そして、平和な世が終わろうとしていた。最後まで、徳川幕府と会津地方に味方する 新選組にも、難儀な状況となっていた。厄介なのが、この頃 全宇宙の支配者だった クソ大和田という名の糞野郎の存在だ。全宇宙の支配者の権限で、時間を巻き戻しやがった。この事により、会津藩の下僕まで 格下げしておいた、糞詐欺師 クソ高倉健が、時間が巻き戻された事により、元の地位 会津藩 筆頭家老に、返り咲いてしまった。この売ってはならない 人や物まで、クソ大和田に売り、自分は有利な優位な位置にいて、約束の時間には 大幅に遅れる、その上 必ず 間違える 必ず 失敗する 糞詐欺師が会津藩の舵取りをする地位に返り咲いた事により、会津地方には 不幸が降り注ぎ、長州藩と同盟を結ぶ藩から、会津藩が脱落しようとしていた。
一方、俺 土方歳三は、【円】という 自分がつくりだした円の範囲内のことは、手に取るように分かるという念能力を習得していたので、念能力者としては超一流の俺は、将来 歌手と役者を志す 土佐藩士 坂本龍馬の中身と成り、土佐藩にて 商売ならぬ 命も懸かるビジネスをしていた。そんな中、坂本君の姉 病弱姉さんが、天寿をまっとうしようとしており、最後の晩餐を 俺と乙女姉さん 病弱姉さん だけで、開いていた。
「せっかくの病弱姉さんにとっては、最後の晩餐なのに 人数が三人とは…。3という数字は、人数では 必ず派閥が出来て 最も安定しない数字だからね」と俺。
「はい。でも、龍馬。今日で 私は居なくなるから、今夜だけは 我慢してね」と、病弱姉さん。
「美人薄命かぁ。その点、乙女姉さんは、長生きしそうだなぁ」と俺。
「龍馬!どういう意味よ!?」と、乙女姉さん。
「フフッ笑」と、微笑む 病弱姉さん。
「じゃあ、乙女姉さんは、強いから 長生きする、という意味にしておこう」と俺。
「それなら、私も 納得よ。じゃあ 龍馬の大好物の鰹のタタキを、用意しなきゃね」と、乙女姉さん。厨房へ行く。
「うん、何で 俺の大好物が、鰹のタタキに なっているのか…。俺の大好物なら、寿司や海鮮丼、あとラーメンや 牛肉料理なんだけどね」と俺。
「フフッ笑。龍馬の大好物、覚えておくわ」と、病弱姉さん。
「ささっ、鰹のタタキに お酒よ。お姉様が、天に召される日。盛大に、食べましょう」と、乙女姉さん。
「鰹のタタキに、安物のお酒で、盛大に食べる。うん、不可能だ。これなら 日本酒だけでも、俺の事務所から 持って来れば良かった。病弱姉さんの存在が、公になるリスクがあったからなぁ。まあ、俺の好物止まりの鰹のタタキがあるだけでも いいとするか…。」と俺。
「龍馬。龍馬の事務所は、日本酒まで 取り扱っているの?」と、乙女姉さん。
「ああ。金になって、犯罪じゃなければ、何でも取り扱っているよ。幸い、【円】という 自分がつくりだした円の範囲内のことは、全て 手に取るように分かるからね。これなら、ビジネスなんて余裕でできる。勿論、リスクもあって 【円】を使える 他の者に、俺の居場所ぐらいはバレるけどね。【円】で得られるモノと比べれば、そのぐらいのリスクは承知の上だ。俺は、戦えるしね」と俺。
「フフッ笑、龍馬。たった それだけの念能力で、これだけの結果を出せるのね。もう 私は、思い残すことはないわ。弟の身体が、世界中を不幸にしようとしている 不幸の王様に、乗っ取られる可能性も、完全になくなったので」と、病弱姉さん。
「うん、じゃあ 羊の執事が、天国から 病弱姉さんを迎えに来る前に、この時代の俺の本名を教えとくよ。京の都の治安を守りながら、最後まで 徳川幕府に味方する 史上最強の剣客集団の名が、新選組。その組織のNo.2 副長を務めているのが、俺 土方歳三だ。俺の本来の身体は、新選組の副長室にあり、俺の宝物の少女がしっかり 世話してくれてる。坂本君の身体を乗っ取ろうとしていた 不幸の王様は、クソ大和田というのだけど、時間を巻き戻しやがった分だけ、俺は 土佐藩に居れる。勿論、害も有って 不幸の使者 糞詐欺師 クソ高倉健が、会津藩 筆頭家老に返り咲きやがったけどね。その糞詐欺師相手に、病弱姉さんが天寿をまっとうしたら、長州藩との同盟へと交渉に行かないといけない。クソ高倉健は、詐欺師だと分かったうえでね。じゃあ 病弱姉さん、この時代の俺の本名は伝えたし、羊の執事が迎えに来るよ」と俺。
坂本家の居間に、光が差し込み 光の輪ができる。そして、「天国より、迎えに来ました」と 羊の執事が現れた。
「久し振りだな、羊の執事。調子は、どうだい?」と俺。
「創造主様は、黙っててください。本当は、貴方様も 天国へと、お迎えしたいところなのですが…。」と、羊の執事。
「うん、土方歳三としての人生が終わったら、土方歳三は 俺の過去として、天国へと行くよ。羊の執事、確認なんだけど、今の天国も レンゴクも、クソ大和田や 大和田の側の人間たちと、不幸の使者で 糞詐欺師のクソ高倉健や クソ田中裕子 美人局夫妻、クソ渡辺真理は、村十分で ちゃんと立ち入り禁止かい?」と俺。
「はい。創造主様のお作りになった 村八分を超える、村十分により 糞野郎も 糞女も 含めて、立ち入り禁止です」と、羊の執事。
「だったら、病弱姉さんが天国に行っても、大丈夫だ。もう クソ大和田に、運動神経のない ブサイクなデブ クソ水沼武が入れ知恵し、整合性なく あちこちの時代や場所に、送り込まれているから、今を掴むのが限りなく 難儀だ。病弱姉さんにも、何匹も 羊の執事が、担当として 付くんだよな?」と俺。
「はい。勿論です」と、羊の執事。
「じゃあ、病弱姉さん。天寿をまっとうしたので、天国行きで 大丈夫だ。条件も、俺が 今、確認しといたからね。天国には、今 目の前に居る 全員 合気道 初段の強くて使える 羊の執事が、うじゃうじゃ居て 病弱姉さんを護り サポートしてくれる。序でに、病弱姉さんの病も治るし、年齢も 18歳から20歳までで、自由に選べる。試される場所 地球での、我慢と苦労と辛抱の人生、お疲れ様。元気でね」と俺。
「ええ、龍馬も 元気で。弟の身体がゴミみたいな男に、乗っ取られずに済み、そればかりか 幸福の王子様のこの時代の本名まで、知れた。新選組 副長、土方歳三様を、天国にて お待ちしております」と言い、病弱姉さんは、羊の執事に 連れられ、天国へと旅立った。
光がなくなり、俺と 心配がなくなり 満足気な 乙女姉さん だけが残った。 続
《美人薄命の病弱姉さんか。俺の過去 土方歳三は、確実に 天国に居て、出番を待っているので、病の治った 病弱姉さんが天国に居れば、会えているだろう。天寿といえば、2018/04/30今現在、2回目の東 清二として、やっと最後の最後の人生を送り、死に場所も 見えた俺に、天寿が訪れればいいのに。この最後の最後の人生では、小学生時分 元 全宇宙の支配者 クソ大和田の勝手な都合と判断で、何度も やり直しを喰らい、とうとう 送り込まれる選択肢の最後 福岡の極道編で、俺の人生も 哀姫の人生も、破綻した。それからは、クソ大和田の世で 俺が住む場所や 通う学校 初めての就職先と、ずっと俺のまわりには、クソ大和田の側の人間たちが配置され、俺は ただただ耐え凌ぐしかなかった。ただし、流転に次ぐ流転の末、2018/04/30今現在 俺のまわりには、クソ大和田も 糞野郎に糞女も、見当たらない。寿命を迎えられる部屋もある。ユニットバスとはいえ、風呂付きの部屋!だから、ずっと 待ってんだ。俺の宝物 ピノコ・ナディア・哀姫と、奇跡ってヤツを起こして、巡り逢えることを。大丈夫 哀姫が逢いに来ても、やっと 風呂付きの部屋に住めてるからね。あとは 奇跡なんかじゃなく、持ってて当たり前の 俺の念能力が、とっとと復活することだ。小3から、丸岡という名の糞親父と村公により、強制【絶】の状態にされ、しかも 誰でも、俺の念能力の師匠と成れる状態にされ、今 俺は そのままの状態で、37歳に成ろうとしている。そして、この最後の最後の人生、その分 最低最悪の人生だけは、人生 上手くいかないなぁ と、痛感している。こんなに弱い俺、脆い俺を、過去を振り返っても、俺は 知らないからね。全ての事柄のキーパーソンの今の俺のキーを、念能力としてしまったのは、俺の大失敗だったが、やっと 不死身のクソ大和田も、完全に消せるようになる 俺の超一流の念能力の復活を、待つのみだ。そうすれば、俺の宝物 ピノコ・ナディア・哀姫が、もう 悲しむ事はなくなる。俺に、念能力を!》
こうして、病弱姉さんは、俺も 条件面を納得し、天に召された。元 全宇宙の支配者 クソ大和田や 大和田の側の人間たちが、俺の創った 村十分により 天国に立ち入り禁止になった後なら、天国は 良いところなので、俺も 病弱姉さんの死を、安心して 見届けた。羊の執事たちは、使えるからね。次回の話は、土佐藩の全権大使として、俺は 糞詐欺師 クソ高倉健が居る、会津藩へ 長州藩との同盟交渉に、向かいます。敵は、糞詐欺師。さて、どうなることやら。以上。
読んで頂き、どうもありがとうございました。宜しければ、続編も 楽しみにしてくれると嬉しいです。それでは!