表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
「副長、土方」  作者: 東 清二
127/192

第百二十七話 蝙蝠

将来、役者と歌手になる男 坂本龍馬さかもとりょうまの中身となり、土佐藩とさはんにて活動する俺は、蝙蝠コウモリ野郎と揶揄されても、事務所を新設し 下士たちに、這い上がれる道を作ります。最後の最後の人生を送る、今の俺の名前、近況、想い、何で 人生が破綻してのか?の、恨み辛みも 描かれています。では!

時代は幕末、欧米列強に 火力と技術力だけは劣る日本国は、外圧に屈した 徳川幕府が舵を切り替え、開国へと向かっていた。経験値だけはある 老中とか家老よりも、日本国の時代の担い手たちは、馬力のある 若者たちへとバトンが渡されている。そんな若者の1人、新選組しんせんぐみ 副長、俺 土方歳三ひじかたとしぞうは、故あって 将来、歌手と役者になる男 土佐藩とさはん坂本龍馬さかもとりょうまの中身となり、土佐藩とさはんに潜伏していた。どうしたら この先起こる 日本国内での内戦を、人的被害を最小限に収められるか?が、俺の目的であった。


元 全宇宙の支配者 クソ大和田おおわだにより 巻き戻された時間が、今度は 太陽が沈み 夜がやってくると、早送りされる。しかも、そのクソ大和田おおわだの自慢の息子 偽善者 武市半平太たけちはんぺいたが、土佐藩とさはんの下士の長をしていた。糞みたいなゴミみたいな存在の武市半平太たけちはんぺいたは、上士に ぶっ飛ばされ 見苦しい命乞いをした。その代わり、俺の判断で 武市半平太たけちはんぺいた 以外は、下士とはいえ 使えるかどうか?チャンスが与えられることになった。


土方ひじかた殿、武市たけちさんは駄目ですか?あれでも 下士として、幼馴染なのですが…。〉と、坂本さかもと君の心の声。

〈ああ、駄目だ。偽善者のうえに、性根が腐っている。坂本さかもと君の身体を乗っ取ろうとしていた、糞野郎中の糞野郎 クソ大和田おおわだの息子だけあって、クソ偽善者だ。使いものにもならない。クソ武市半平太たけちはんぺいたは、この人生では、遅かれ早かれ 切腹だろうしね〉と、俺は 坂本さかもと君に答える。

そうこうしているうちに俺は、板垣退助いたがきたいすけ 後藤象二郎ごとうしょうじろうと、土佐藩とさはんの家老と一緒に、城へと到着した。


「じゃあ 家老、武器庫へ案内してくれ。日本国内の内戦に備え、土佐藩とさはんの武器と装備を、見ておきたい」と俺。

「かしこまりました。すぐに、行きましょう」と家老。武器庫へと、案内される。

「うん、旧式の銃や大砲もあるけど、新しくしていけば大丈夫かな。火力と技術力だけは、日本国は 欧米に劣るし これからは、武士道なんて 通じなくなる。刀よりも、槍。槍よりも、鉄砲。そして、大砲と。鉄砲や大砲の技術を、なんとか学んで 上士だけじゃなく、下士でも 使えるようにしときなさい。家老も 板垣退助いたがきたいすけも、時間が早送りされる中、どこまで準備が出来るかが、肝心だからね。武器庫は把握したから、城下町に 事務所を設けよう。普段、俺が 居る場所 仕事をする場所としてね」と俺。

「分かりました。すぐに、設けましょう」と家老。

俺に 家老、それに土佐藩とさはんの上士 ほぼほぼ全員で、城下町へ行く。

そして、城の程近くの町屋に、事務所を設けることができた。


「じゃあ、土佐藩とさはんの家老に上士たち、何か起こるまでは、俺は この事務所に居るか?下士たちと一緒に居るので、それを知っておいてくれ」と俺。

「かしこまりました。なるべく顔を出します」と家老と上士たち。

「それじゃあ 早速、下士たちのところへ行ってくるよ。職業軍人を育てるのは、俺の得意とするところだからね。君たちは、徳川幕府が滅び 新しい仕組み、新しい天皇、新しい世がくることを、分かった上で 今何をすべきか考え、行動してくれ。じゃあな」と俺。

俺は、燻っている下士たちのところへと向かう。雨風すら防げない、荒ら小屋にとね。


「いやあ 下士たちの皆んな、相変わらず 燻っているかい?」と俺。

龍馬りょうま!中士になったのに、わざわざ こんなところに、来てくれたのか!」と、下士たち。

俺の周りに、人の輪ができる。きっと、元々の坂本さかもと君の人徳もあるのだろう。

「今日は、2つ伝えに来た。もうすぐ、日本国内で 内戦が勃発する。それに備えて、下士とはいえ 職業軍人として、登用される。もう 一点は、俺の事務所の事務員を募集している。見学だけでも、事務所に来ないか?」と俺。

「行く!」と下士たち。

すると、びびって 物陰に隠れていた クソ武市半平太たけちはんぺいたが、「今日は、お前 1人で来たみたいだな」と姿を見せて、「そんな上士でもない 下士でもない、中士と名乗っている 蝙蝠コウモリ野郎の言うことを、聞くんじゃねえ。いずれ まずは土佐藩とさはんのトップには、オレが成る」とほざく。

蝙蝠コウモリ野郎か…。身分としても 立場としても、当たっているかもしれないけど、たかだか 上士の後藤象二郎ごとうしょうじろう相手に、情けなく 命乞いをしていた、薩賊さつぞく クソ大和田おおわだの自慢の息子で、下士として 何も成せない 半端者のクソ武市半平太たけちはんぺいたには、言われたくねえな。お前には、人徳どころか 人望すらないからな。じゃあ 職業軍人を目指す者と、見学だけでも 事務所に来る者は、手を挙げて」と俺。

「誰も、手をあげるんじゃねえ!」と、クソ武市半平太たけちはんぺいた


荒ら小屋に居た 3分の2以上の下士たちが「このまま ここに居ても、何も良くはならない」と言い、挙手した。

手を挙げなかった 下士は、「龍馬りょうま武市たけちさんに 言うことを聞かないと殺すぞと、家族を人質に取られているんだ…。」と、悲しい 苦渋を滲ませた顔で言う。

「ああ。家族を人質に取るっていう汚い手口は、武市たけちの父親 クソ大和田おおわだや、大和田おおわだがわの人間たちの常套手段だからな。勿論、そんな家族を人質に取る クソ武市半平太たけちはんぺいたも、糞みたいな野郎を省略して、糞野郎だしな。今回の見学の誘いが、最終便ではないから、家族を安全なところへ逃がすとか、気が向いたら 、いつでも 事務所へ顔を出してくれ。武市たけち、以外はな。じゃあな」と俺。

燻りの脱却を目指す 下士たちと 俺は、城下町にある 事務所へ行く。


「ここが事務所だ。君たち 下士同様、土佐藩とさはんの家老や 上士たちも、この事務所の存在は知っている。職業軍人を目指す者は、鉄砲と大砲の使い方を熟知しよう。土佐藩とさはんでも、最新式の鉄砲や大砲を揃える。職業軍人に、上士や下士という身分は関係ない。どちらが使えるか?と、手柄や 結果次第だ。そこまでは、いいかい?」と俺。

「はい」と下士たち。

「そして、せっかく この事務所を設立したから、商いも しよう。今は 時代の転換期で、刀より 算盤の方が役に立つ時代となる。かつて 戦国時代に、「世の中、銭や!」と いち早く気付き、金の力を見せつけた 銭屋一家 総長 浜田雅功はまだまさとしという名の、強者も居た。君たち下士も、お金では 苦労しているだろうから、しっかり稼ごう。その上で 大事なのが、情報だ。相場がいくらで、必要な人に 必要なだけ売る。例えば 土佐藩とさはんだって、最新式の鉄砲や大砲が必要だからね。余っているところから買って、足りないところへ売れば、大抵 商いは上手くいく。あとは、足で稼ごう。てくてく、歩いてね。大丈夫かい?」と俺。

「はい。正直、お金が欲しい」と下士たち。

職業軍人を目指す者、喧嘩は弱いが商いをする者、土佐藩とさはんまつりごとに参加したい者、いっそ土佐藩とさはんを飛び出そうとする者達により、事務所は 熱気に溢れかえっていた。 続


坂本龍馬さかもとりょうまか。坂本龍馬さかもとりょうまの身体は、現在名 福山雅治ふくやままさはるのモノなので、天国に 坂本龍馬さかもとりょうまは、存在しない。でも、土方歳三ひじかたとしぞうは、年齢が25歳に固定され 歯噛みしながら、天国で 出番を待ってる。じゃあ 土方歳三ひじかたとしぞうを含む 俺の過去たちに、いつになったら出番が やって来るかというと、2018/04/18今現在、2回目のひがし 清二きよじとして、正真正銘 最後の最後の人生を送る俺が、寿命で死ぬか?念能力をきちんと手に入れられたらだ。もともと 俺が、この最後の最後の人生で 念能力者になるには、12歳になるか 唯一無二の子分 菅原文太すがわらぶんたに、巡り会えるか このどちらかで、念能力は手に入る筈だった。ただし、俺とお互いの存在を、完全に 消すか?消されるか?の戦いを数千年前から 繰り広げている 当時は全宇宙の支配者だった、不死身のクソ大和田おおわだが、完全に消されるのを恐れて、大和田おおわだがわの人間たちと共に、やっと迎えた 俺の最後の最後の人生に照準を絞って、全力で邪魔をした。そして、「大偉業だ」とほざき クソ大和田おおわだを、全宇宙の支配者に任命した 糞詐欺師 クソ高倉健たかくらけんが、文太ぶんたを騙して 俺に念能力を授ける役目を、手に入れやがった。クソ高倉健たかくらけんは、俺にとっても 俺のがわの人間たちからみても、必ず 間違える 必ず 失敗る男なので、クソ大和田おおわだに ちょっと脅されただけで、俺の念能力だけじゃなく、俺の友人を3人も クソ大和田おおわだに売りやがった。クソ高倉健たかくらけん 曰く、これで クソ大和田おおわだが発行する ゴールド会員になり、俺のがわの人間に成れたと勘違いしやがった。俺の最後の最後の人生に被害をもたらすことがリスクの、その代わり 未来を予知できる クソ渡辺真理わたなべまりの暗躍もあり、俺にとって 1番大事だった 最後の最後の人生は、福岡の澤野さわの ジャイアン ジャイ子 近親相姦夫妻の駄目押しで、破綻を迎えた。せめて、超人的な【ぜつ】の状態にし、流転の末 敵の手の内からは、抜け出した。寿命まで、13年間と五ヶ月を切った。それまで 待つのを覚悟した上で、俺に念能力をくれ!失敗だったけど 念能力が、俺のキーなんだ。念能力さえ復活すれば、不死身のクソ大和田おおわだ大和田おおわだがわの人間たち、全員を完全に消すことができる。復讐を遂げ、天使と成り 世界中を幸せにしてみせるから》


こうして 上士も下士も、仕事ができる 事務所が新設された。【えん】が使えることもあり、事務所さえあれば 仕事はできる。次回の話は、嫉妬した クソ武市半平太たけちはんぺいたが、病弱姉さんを人質に 脅してきます。さて、どうなることやら。以上。

読んで頂き、どうもありがとうございました。宜しければ、続編も 楽しみにしてくれると、嬉しいです。それでは!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ