第百二十三話 坂本
日本の為に出来ること、坂本という名の、将来 歌手と役者になる男の中身と成るべく、土佐藩へと 俺は動きます。将来名 福山雅治だけあって、クソ大和田が乗っ取りを企み…。今の俺の名前、近況、想いも、描かれています。では!
時代は幕末、滅びゆく 徳川幕府とともに、新しい時代 新しい世が、若者たちの手に委ねられていき、日本国にとっても 大きな時代の転換期を迎えていた。そして 幕末の志士と同様、若者の1人 新選組 副長、俺 土方歳三も、長州藩から 戻ってきたばかりだが、四国へと向かおうとしていた。幸い、円という 円の範囲内の事柄が、全て 手に取るように解るので、日本全国を円で覆い、将来 歌手と役者になる男に、話しかけるタイミングを見計らっていた。
新選組の副長室にて、俺と6歳の少女 哀姫は、俺が具現化した AQUOS君と呼んでる 液晶テレビで、将来名 福山雅治の動向を注視していた。1人になる タイミングを見定めてね。ようやく1人になり、話しかける。向こうにも、AQUOS君を具現化してね。
「そこの貧乏 侍、名は何という?俺の名は、新選組 副長、土方歳三だ」と俺。
「テレビが出現して、話しかけられた…。しかも、話しかけてきた相手が、史上最強の剣客集団 新選組 副長、土方歳三殿」と貧乏 侍は驚き、その場に正座する。
「うん、そこまではいいけど、ちょっと待て。ワイプで、薩賊 クソ大和田が、出演してきやがった。名前は伏せて、名字だけ 教えてくれ」と俺。
「また、アイツか!芸能界の闇で、オレの身体を乗っ取ろうとしているのです。僕の名字は、坂本と申します。土佐藩士をしております」と、坂本という名の男。
「うん、了解した。坂本君は、顔は平たいけど カッコいいから、将来 芸能人だと、クソ大和田が絡んでくるのも無理はない。クソ大和田にも、クソ大和田の側の人間たちにも、将来 芸能人になることはないから、クソ大和田なんかに、身体を乗っ取られないようにして、この時代での使命を果たしなさい。じゃあ 哀姫、一旦 AQUOS君の電源を切って」と俺。
「了解しもした。ボタンをポチッと」と言い、哀姫は 液晶テレビの電源を切る。
俺は、円の範囲を薩摩藩だけ、外す。
「これで、AQUOS君に ワイプが出て、クソ大和田が出てくる事はない。そんじゃ カナパンマン 、テレビを点けて」と俺。
「了解しもした。電源を、ポチッとね」と哀姫。
テレビが点き、土佐藩士 坂本という名の男だけが映る。
「坂本君、突然 テレビが消えて、済まなかったね。ワイプという名の小窓に、薩賊 クソ大和田が、出てきていたからね。今はもう、映ってはいない。で、モノは相談だけど、坂本君の中身として 俺が四国で、活動したい。その間、俺が中身となって とこで何をしているか?は、坂本君も 体感できる。何より、俺が坂本君の中身となれば、例え将来 福山雅治に至るまで、クソ大和田なんかに、身体を乗っ取られるなんて事も、金輪際 なくなる。どうかい?」と俺。
「貴方様は この時代も、未来の芸能界にとっても、光です。僕の身体でよかったら、好きにお使いください。正直、この時代に 土佐藩で、僕が何を成せばいいのか?皆目、見当がつかなかったのです。ただし、土佐藩での僕は、身分が低いのです。新選組の副長殿とも あろうお方が、下士なんかで 大丈夫でしょうか?」と、坂本君。
「刀は、差してるんだろう?」と俺。
「はい」と坂本君。
「じゃあ、大丈夫だ。貧乏 侍とはいえ、刀があれば 闘える。下には下の、戦い方がある。俺が 坂本君の、中身となって 土佐藩で、日本国のために潜伏活動をするのは、OKか?」と俺。
「はい!アイツに身体を乗っ取られるどころか、僕の身体で 日本のために働ける。どうか、よろしくお願いします」と坂本君。
「よっしゃ 哀姫、ちょっくら四国に行ってくる。哀姫は、AQUOS君で ここから様子を見守っててくれ」と俺。
「了解しもした。馬鹿トチーヤイ、なるべく早く 戻って来てくだちゃいヤイ」と哀姫。
「うん、分かった。ただし、クソ大和田が絡んでるから、不測の事態が起こり得る。それは、覚悟していてくれ」と俺。俺は、最後に哀姫を抱きしめ、円を使い 坂本君の中身に成りに行く。
と、空間が有り 、坂本君と、薩賊クソ大和田が居る。俺が、円を使い 解ったことは、クソ大和田が創り出した空間だという事だ。
そして、クソ大和田が「いやあよお、大和田に身体を明け渡す、名誉ある道を選ぶか?口ばかりのソイツの言う事を聞くか?好きな方を選べ」とほざく。
「新選組 副長、土方殿に、僕の中身になってもらいます」と、坂本君は即答する。
「正解。ソイツの名前が、クソ大和田といって、クソ大和田と大和田の側の人間たち、あと糞詐欺師 クソ高倉健の存在が、芸能界の暗部 闇だ。序でに、未来永劫 坂本君の中身には、本人の了解を得たうえで 俺しかなれないようにしとくぞ」と俺。
「そんな事が、出来るのですか?是非、お願いします!」と坂本君。
俺は印を結び、俺以外 誰も、坂本君の中身となれないようにする。
「待て!また 何か、しやがったな。ただでさえ、こっちは悲惨な状態なんだ。ここはソイツの体を乗っ取って、借金も 借りも、チャラにしないといけないんだ!」と、クソ大和田。
「そんな事だろうと思ったよ。印を結んだから、坂本君が未来永劫、身体を乗っ取られない事と、クソ大和田は ずっと、その身体 その顔のままが決定した。そんで、フィージョン」と俺。
俺は、坂本君の中身となる。成ってみたら 視力が悪く それはいいけど、坂本君は、褌を締めていなかった…。
「待て!何、勝手に決めているんだ!もう この体では、コッチは やっていけないんだぞ。まあ、いい。こんな事もあろうかと、時間を巻き戻せるようにしといたからな。新選組の存在が、邪魔だから よお。お前ら2人が、1人になっても 何も出来ないようにしてやるからよお。お前は、下級武士だ。下っ端中の下っ端だ。お前が行く 土佐には、オレの自慢の息子 武市半平太が、居るからよお。オレの それも、自慢の息子だ。いずれ、土佐のトップに成り 天下を取るからよお。じゃっ、時間を巻き戻してと」と言い、クソ大和田は チャチな時計を取り出し、念能力を使って 時計の針を逆回しに動かしていく。時間を巻き戻すなんて反則だが、クソ大和田が どう時間を操作していたのかは?見れたし、確認もした。
そして、俺は1人 土佐藩士 坂本として、土佐藩に降り立った。あとは、どのくらい時間が巻き戻されているか?と、日本国のために俺が 土佐藩で、何をすべきか?だ。 続
《俺は、広末涼子さんの事を、あだ名で リョーちん と呼んでいるのだけど、封印されてる 俺がフジテレビのドラマ『白い巨塔』で、共演した際、リョーちん は、俺の過去が坂本龍馬じゃないか?と言っていた。2回目の東 清二としての最後の最後の人生で、付き合う筈だった女性が、広末涼子さんだった。ただし 敵は、当時は全宇宙の支配者だったクソ大和田だけじゃない。詐欺師の自覚すら持たない、不幸の使者にして糞詐欺師のクソ高倉健が、フジテレビにやって来た。俺を騙して 許可なく念能力者にしておいて、クソ大和田に脅されただけで、俺の念能力はおろか 俺の友人3人も、クソ大和田に売りやがった。そして、クソ高倉健曰く、ゴールド会員になったから、俺の側の人間に成れたと、思い込みやがった。意味がわからないけど、クソ大和田の口先胸先3寸のゴールド会員になったところで、何の手柄も立てず 俺や俺の側の人間たちの、存在や情報を売って 自分だけ優位なポジションを取る、糞詐欺師 クソ高倉健が、普通の脳みそで考えれば、俺の側の人間になれる訳がない。それなのに、この不幸の使者は、俺にとっては鬼門となった福岡の極道編にも、俺の側の人間に成れたと思い込み、詐欺を働きに来やがった。口癖が「きよじ君は、思っている事と反対の事を言う」で、正直者が馬鹿を見てきた俺の全ての人生通しての、糞詐欺師っぷりだ。そんな クソ高倉健の遺言が、俺が正直者だったと解り「コンチキショウ」だった。もう1人、未来を予知できる代わりに、俺のこの最後の最後の人生に被害が出ることがリスクとして クソ大和田に設定された、クソ渡辺真理が、甚大な被害をもたらす中、7日間ルール 俺が念能力を7日間保持しないと、ちゃんとした念能力者ではないというルールを、又もや クソ大和田に唆され、作りやがった。その結果、3日間と2日間以外、俺は1番大事にしていた この最後の最後の人生において、念能力者ではない。俺は、憎しみは 永遠に忘れないから、復讐はちゃんとする。念能力が、手に入り次第ね》
こうして、名字が 坂本で、土佐藩での潜伏と出張が始まった。ただし 長州藩での 高杉 新作としての人生と違うのは、哀姫がAQUOS君で 逐一、見守っている事と、福山雅治は 才能に溢れているので、心の声として 俺に話しかけ、説明してくれる。これで、ブレずに済むので、有難かったりする。次回の話は、坂本という名の下士として、土佐藩の上士や 偽善者で クソ大和田の自慢の息子 武市半平太と、戦います。さて、どうなることやら。以上。
読んで頂き、どうもありがとうございました。宜しければ、続編も 楽しみにしてくれると、嬉しいです。それでは!