第百六話 話合
俺 土方歳三と、新選組 局長 北野 武、一番隊 隊長 斎藤一ら 新選組の顔役たちと、京都守護職 綾野という男、徳川幕府からの使者、天皇に成る男と、現状とこれから先のことについて、大事な話し合いをします。
時代は幕末、長らく続いた 武士の世と徳川幕府の支配する世が、終わろうとしていた。突出して動いた長州藩に、大義名分もないまま 征討令を出し、潰しに行った徳川幕府と各藩は、将軍の死により、中途半端な状態で 引き揚げて来てしまった。この事により、先に攻撃をされた長州藩に、反撃として 徳川幕府を倒したいという大義名分を、与える事になってしまった。最後まで、徳川幕府と会津地方に味方すると決まっている、俺たち 侍の組織 新選組と、俺 土方歳三の運命や如何に?
新選組の道場内にて、俺 土方歳三と新選組 馬鹿局長 北野 武、一番隊 隊長 斎藤一、四番隊 隊長 近藤勇、北野 勝 勘定方筆頭、八番隊 隊長 安藤優子さん、会津藩の若殿 京都守護職の綾野という男、徳川幕府の使者の者と、天皇に成る男とで、今後についてを話し合う。
「まず、徳川幕府は滅ぶ。俺の忠告を無視して、病弱な将軍を代替わりさせないまま、長州藩に攻撃をした。そりゃあ 将軍は死ぬし、戦を舐めるなという話。各藩に征討令を出したのに、中途半端なまま帰って来て、これで長州藩に、反撃の機会と 徳川幕府を倒す、大義名分を与える事になった。あとは倒幕の為に、どの藩が 長州藩と手を組むかだ」と俺。
「待って下さい。徳川幕府が滅ぶなんてことが…。」と、徳川幕府の使者。
「ああ。おいらの知っている歴史でも、もう少し時間が経てば、徳川幕府は解体されて、滅ぶな。ただし、おいらの知っている歴史に、新選組はなかったし、トシ坊の忠告を聞いて、病弱じゃない ちゃんとした将軍を立て、長州藩を攻撃した後に 和睦を結べば、徳川幕府が滅ぶのも 防げたかもしれないけどな」と、北野 武 新選組 局長。
「まあ 新選組は、負けるにも負け方があって、最後まで徳川幕府の味方をするから、内戦を長引かせないように、一つの手として 江戸城の無血開城も、選択肢の中に入れといてくれ。徳川幕府が滅びるならね」と俺。
「会津地方は、どうなりますか?」と、京都守護職の綾野という名の男。
「まず、越後国から会津藩までが、会津地方だ。そこまでは、いいか?」と俺。
「はい。私の知っている、越後国 のちの新潟ですね。それから 会津藩、のちの福島までが、私の管轄する 会津地方です」と、京都守護職の綾野という名の男。
「おうっ、綾野という名の男。ちゃんと、未来と歴史を解っているじゃねえか。1番良いのが、長州藩と会津藩が手を結び、今 こうして話し合っている通り、徳川幕府や 全国各藩と、話し合いながら 物事を決めていけばいいのだけど、よりによって この時代、会津藩 筆頭家老が、糞詐欺師 クソ高倉健なんだよ。クソ高倉健は、約束は守らない 約束の時間には大幅に遅れる、そんでもって不幸の王様 クソ大和田に、ポイントを打たれ クソ高倉健が何処に居るか、いつでもクソ大和田が分かる状態になっているんだよ。結果、不幸の使者になった 糞詐欺師 クソ高倉健は、必ず 失態を重ねるし、必ず失敗る男なんだよ。だから、会津藩が 長州藩と、手を結ぼうにも、糞詐欺師がそれを阻止するだろう。あの糞詐欺師は、俺が思っている事と反対のことを言うと、クソ大和田に唆されただけで、そう自分の中で決定してしまっている。其奴が、よりにもよって会津藩 筆頭家老をしているから、会津地方はともかく、会津藩の未来は 厄介だな。京都守護職の綾野君、新選組で 食べる米 飲む酒も、会津地方産なんだ。一番隊 隊長、斎藤一のおかげでな。新選組としては、会津地方を統轄するのも、斎藤さんだ。糞詐欺師 クソ高倉健絡みで、会津地方に 何かあれば、斎藤さんを頼ってくれ」と俺。
「よろしくな、綾野 剛」と、斎藤さん。
「かしこまりました。こちらこそ、よろしくお願いします」と、京都守護職の綾野という名の男。
「あとは、これから天皇に成る男か。これまでの話は、聞いていたよな?」と俺。
「はい」と、天皇に成る男。
「徳川幕府が滅びると、日本はゼロトップになる。武士という命懸けではあるが、特権階級の存在もなくなる。日本国の天皇に2つある役目は、何だと思う?」と俺。
「日ノ本の為に、神道の儀式を執り行うことだと思います」
「うん、その神道の儀式は、大災害を防ぐために行われてきたんだよ。天皇の役目は、災害を防ぐ事と、戦争に勝つことだ。君が 天皇に成るのは、了承したから、次の元号は 明けて治めるで、【明治】としなさい。基本的に元号は、漢字 二文字で構成されているからね。聖徳太子の頃から、元号は だいたい俺が決めてきたけど、たまに糞詐欺師 クソ高倉健が、天皇を任命し 元号をクソ高倉健が決めると、大災害が起きる。クソ高倉健は、常にクソ大和田と繋がりを持ち、クソ大和田は 大災害が起きることを、望んでいるからね。糞みたいな野郎を省略して、糞野郎中の糞野郎だしね。明治以後の元号は、俺は決めない。例え、日本に大災害が起きてもね。あと君は、日本国内の内戦が終わったら、江戸に住みなさい。君が江戸に住むなら、江戸の地名を東の京と書いて、東京とする。今は徳川幕府が衰退して、日本の中心は京の都だけど、東京を日本の首都とする。今は、神道の儀式をしっかり学び、明治という時代だけでも、戦争には勝つ。大災害は、起こらない。そんな時代に、してくれ」と俺。
「重々、承知 致しました」と、天皇に成る男。
「馬鹿トチーヤイ!話し合い、終わったヤイか?」と、哀姫がやって来た。新選組以外の者は、俺のことが 馬鹿トチーヤイと呼ばれている事に、驚いている。
「ああ、哀姫。大事な話し合いなら、終わったよ。久し振りに真面目な話を、長々としたから 疲れた。じゃあ、一番隊 四番隊は、いつもの通りに順に、御用改めに。北野 武 馬鹿局長と、北野 勝 勘定方筆頭は、サキちゃんと一緒に、俺の宝物の哀姫を、京の都にて 預かる準備を、今のうちから しといてくれ。では各自、平常通り 日常へと戻ってくれ」と俺。道場に集まっていた者たちは、各自 解散し、俺と哀姫は、いつも通り玄関の座椅子にて、門番がてら 時を過ごした。
《明治。天皇が本物で、ちゃんと天皇としての役目を果たしていた時代。俺は、土方歳三としての人生を終えたあと、東郷 将吾に似た名で、ジェネラル・サー東郷 将吾と呼ばれ、軍人をしていた。明治天皇を任命しといて、俺だけ 何もしない訳には、いかないからね。東郷 将吾の時は、年齢を25歳に固定してあったので、日清戦争 日露戦争と勝利し、軍神と呼ばれる事になった。ただし、明治という時代が終わり、天皇が糞詐欺師 クソ高倉健が任命した、偽者になってしまった。そりゃあ大正に、関東大震災も起こるし、その結果 偽者の天皇は死んだ。厄介な事に 次の天皇を任命したのが、クソ大和田だ。第一次世界大戦は、俺の手柄として 日本は、戦勝国となったが、第二次世界大戦は、クソ大和田に クソ偽者の昭和天皇、それに乃木 のちに八木が、手柄争いを三つ巴で繰り広げ、勝てるタイミングを逃し続けた。そして、神の国 日本が、戦争に負ける事態になった。それからは、天皇も皇太子も偽者なので、日本は戦争を放棄した。そして、2017/11/24今現在 平成という元号は、2回目の東 清二として、最後の最後の人生を送る俺が、皇太子として東宮御所を創り、住んでいた頃に付けたが、俺が皇太子として 神道の儀式をしていたのは、12歳までだ。東宮御所は、俺が自分の才覚で稼いだお金で、自分が住む為に創ったが、クソ小和田 ブタ子に 当時は誰だか分からなかったが、八木の娘 クソ八木 祥子が住み着き、そしてクソ大和田が出入りし、嫌気がしたので 東宮御所から、離れることにした。偽者の天皇や皇太子が、いくら神道の儀式をしたところで無駄で、日本は災害大国となってしまった。明治天皇がちゃんと存在しているのは、確認済みなので、平成の次の元号は、【永久】としたい。天皇が明治天皇で、皇太子が中大兄皇子でね。それには、2017/11/24今現在も、念能力者ではない 俺が、再び念能力を手に入れるまで、待っててくれ。待つのは最大で、俺の寿命までの今から14年間。か、俺の念能力が復活するまでね》
こうして 新選組や、徳川幕府の者 ならびに天皇に成る者、京都守護職の綾野という男らと、これからについて話し合いをした。一々描きたくなかったから、触れたくなかったから書かなかったけど、この話し合いの場には、元 全宇宙の支配者 クソ大和田も居て、明治天皇は職務を全うしたが、明治という時代が終わりを告げると、クソ大和田や 大和田の側の人間たちによって、大きな災厄を日本にもたらせる事になる。次回の話は、斎藤さんが、新選組として この時代を生きた足跡を残すため、写真を発明します。しかし、クソ大和田が…。さて、どうなることやら。以上。
読んで頂き、どうもありがとうございました。宜しければ、続編も 楽しみにしてくれると、嬉しいです。それでは!