退屈侍☆見参(*゜▽゜*)

そのお侍は退屈だった。

まちはいつも平和で大悪党などいやしない。

いつもかっこよく大悪党を懲らしめる自分の姿を

想像する。

「つか～～まえ～～たり～～～」

そういって周囲の人もやんややんやの大喝采。

「はあ・・そんなこと起こりっこねえか・・・」

そうして平和な街をブラブラ歩く。

周囲をみわたせば、団子を食ったり茶をすすったり、

せんべいをかじったりと、平和そうに何か食っている。

「なんか食おう」

そういってお侍は団子を食った。

　　　おわり