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まえがき 

私は、無力です。ほかに弥勒菩薩の化身はいませんか?

 私はミロクといいます。


兜率天とそつてんからの派遣

 「この人間界という地獄よりもひどい世界を変えて来い。」と、とそつてんというところから、派遣されてきました。


●愚かな人間達

 けれど、この世界の人間達はあまりにも愚かで、たとえば船に穴が開いていて沈没しかかっているのに、「おれは船のこの部屋がいいんだ」「ここに座らせろ」などとどうでもよいことで争い、日がな一日を過ごしています。

 早く船底を塞ぐか逃げるかしたほうがいいのに。「船底を塞ぐと服が濡れる」だの、「誰がやるのか」、争いネタが尽きることはなく、まあ、これが地獄よりもひどい人間界なわけです。

 人間界の大部分のものたちには、わずかな仏のかけらがあるばかりで、善行も偽善やみえや欲得ずくで行われることが多いわけです。

 日々うまいものを求めては食いあさり、見た目の美しさを競い、見栄を張りあい、いじめと小競り合いに明け暮れるわけです。仏の教えなんざあどこへやら。地獄なんだから当たり前だといえばそのとおりなのです。


●ミロクとしての使命と無力感

 が、ミロクである私は、そこを変えないといけません。でも脆弱な肉体しか与えられておりません。

 すぐに風邪を引いたり肩こりや腰痛に悩まされたりしています。

 たいした能力もなく「悪人を救え」といわれても途方にくれるばかりです。

 早く御役御免になりたいばかりです。


●逃避

 嫌気がさして「仏の修行を放り出したくなる」、といっても愚かなる衆生ほどの堕落もできず、世間では変わり者と思われ、ひっそりと隠れながら早く役目を終えることを期待しながら漂っています。

世間並の義務を果たすために、仕事をしています。が、仕事といっても、穴が開いたバケツで、風呂桶に、水をいれるようなものが少なくありません。水を汲んでも汲んでも、漏れてしまうわけです。「穴を閉じてくれ」といっても予算がないの一点張りで、そのくせ、毎年、毎年、どうでもよいことに、予算は使われていくばかりです。破滅に向かって、ひたすら前進しているというところでしょうか。

 この世の人間たちに期待するのは、やめて、この中に生み出された芸術なぞを楽しみながら漂っています。生きるでもなく死ぬでもなく。

 地獄で孤独に余生を漂いながら過ごす。目立たず贅沢せずに洞穴にでも籠っているといったところでしょうか。


●天啓 

 来る日も来る日も「人類救済の手立てなどおもいつかないな。」と悶々としておりました。

 気分転換に富士山に登ることにしました。富士の山頂で、ご来光を浴びておりますと、突然、「仲間を集めよ。」との指令がありました。


●仲間集め 

 「仲間なんているのだろうか?」

 仲間を集める手立てのひとつとして、「ミロク倶楽部」なるものをつくることにしました。


●ミロク倶楽部設立

 ミロク倶楽部では人類救済のためにひとりひとりがまずはやれることを少しでもやろうとすることです。

 いま人類はおそかれはやかれ滅亡を免れないところまで追い込まれています。

 いま私たちは未来の子どもや孫、さらには子孫たちの犠牲にして生活をしています。

 私は生きていて恥ずかしいし、じぶんがあまりにも無力でなさけないのです。

 が、幸い日本では言論の自由が保障されているのでとりあえずいいたいことはいえそうです。


●一人ひとりができることをやろう 

 持続可能な人類のためにひとりひとりがすべきことできることをしましょう。


●ミロク憲章

 「ミロク憲章」と名付けてわたくしが思い付くままに記して生きたいと考えています。

 未来五十六億年ぐらいを想定していますので百年ぐらいのタイムスパンで考えると反対したくもなるでしょうが、あなたのDNAをきちんと残して行くためには選択肢はあまりないところまで追い込まれているのですよ。


●思いつくままに

本当は、順番なり、なんなりがあって、と思いますが、天啓ですので、受けた順番に記述します。

もし、私のかわりになんなりと受けた方がみえれば、お教えください。


●369まで、記したいが、、、

力量が不足しているようで、援助を求めます。あと、360記述したいのです。


1 観光について

 パワースポットを巡礼せよ。

 「風地観」という易経の教えがあるように、この世の見聞を広め、己を向上させていくことは必要なことである。

「観」については、観光をイメージすると、わかりやすいだろう。

 観光が、光(ひかり:神や仏の教え)を観る(みる:単に見るだけでなく心で感ずることも含める)ということなのだ。

 すなわち、旅行などを通じて、神や仏の教えを学ぶことができ、己を向上させていけるはずなのだ。

 だからこそ、巡礼なり、参拝なりがあるわけだし、今風にいえば、パワースポットめぐりというのだろう。

 単に、みやげものを買うのだの、うまいもの、めずらしいものを食い漁るだけ、自慢話をするだの、見栄のはりあいの小道具では、本末転倒だけど、そこから、真実というか、神や仏のことばを探ってほしいのだが、、、、

 そして、たとえ、神や仏の教えを感じることができたとしても、むやみやたらに行うと、問題はある。

 

2 公共交通機関について

 車にはできるかぎり乗らない。なるべく運転しない。所有しない。電気自動車のほうが、幾分か、まし。移動は電車やバスが基本。自転車や歩きはさらに、いい。

 -排気物質が空気中にまき散らされています。増えるばかりです。地球資源も日々消費されて、枯渇に向かっています。


3 電力について

 電力を大切に。

 電力というものは、大変にありがたいものです。

 夜でも、昼と同じように、活動できるわけですし、いままで、かなりの労力と時間のかかっていたものが、一瞬のうちに成し遂げられてしまいます。

 ほんとうに、ありがたいものですが、さて、その生成のために、我々はとんでもないリスクを抱え込むことになってしまいました。


4 原子力について

 原子力発電と心中。脱原発だけでは、不十分。 

 プルトニウムが、無害化するであろう、十万年の安全を確保せよ。我々は、プルトニウムをあまりにも沢山生産してしまいました。害を減らすには十万年かかります。十万年期限の時限爆弾をセットしてしまったわけです。

 私は放射能汚染を食い止める技術を確保する必要があると考えています。

 爆弾がセットされたけど解除する技術がないのです。

 それをしないと十万年以内に深刻な放射能汚染がおきます。

 十万年前は日本は大陸とつながっていたわけですし、十万年のうちには、大規模な地殻変動は必ずおきます。起こらないと考える方が、無理がありますね。

 

5 食べ物について

 食べ物を大切に。

 食糧事情が、逼迫しています。そのためには、肉食をやめる。できるだけ避ける。家畜を養うためには農作物が必要です。農作物をつくるという手間暇かかるわけです。肉食を急にやめるのが無理なら量を減らしてください。

 

6 享楽的な生き方について

 享楽的な生き方はほどほどに。

 享楽的な生き方のひとつに、ゴルフがあるのでしょう。日本では、ビジネスと位置付けられた時期もありましたが、、、環境汚染を進めます。

 

7 戦争について

 正義は、だれしも持っています。正義と正義がぶつかると、戦争になる場合があります。殺し合いをしても、無益なことと思いますが、、、


8 精神的にタフになろう!

 日本人に生まれたことは物質的には大変に恵まれたことですが、精神的には?と感じることが多いですね。閉塞的な社会であり、一度ドロップアウトすると戻って来るのが難しいという問題があり場合によっては、「生きるか死ぬか」の選択を迫られます。

 私の友人も何人か失いました。表面的に豊かなだけに「本質的には地獄より地獄的だ」といえるでしょう。


9 ものごとは、裏と表

 一方からみれば、地獄だけど、隠れて生きていれば、天国にみえるということはあるでしょう。でも、まやかしです。そう、隠れて生きていて、贅沢をせずに、人類が残した芸術だけを楽しんでいれば、私にとって幸せな時間は過ぎるのですが、

 ミロクの化身である私は、それだけで、満足してはならないと指令を受けるわけです、、、


でも、今日はここで、力が尽きそうです。

ミロクの化身は、私だけではないとのことです。

私と、同じ使命の人に救いを求めます。





とりあえず、あと、360完成されたところで、ミロクの世の中になるのでしょう。

今日の私は、ここまでですが、明日の私たちは、もう少し改善案がださせるでしょう。 




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