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破滅の王 : 第1巻 覚醒  作者: モーゼス・オノジェグウォ
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モンスターの解放

戦場はもはや見分けがつかなかった――廃墟と塵埃、そして死だけが広がっていた。


コルの体は黒い雷に覆われ、抑えきれない怒りを帯びた暗黒の稲妻が轟いていた。皮膚は稲妻の力に灼かれ、息は荒く荒んだ。しかし、彼の目は…その目は果てしない破壊の虚空だった。


瓦礫の中に立つオーウェンは、ついに恐怖を感じた。


コルは消えた。


沈黙と緊張が長く続いた後、爆発的な力が空気を砕いた。


ドカーン!


コルの拳がオーウェンの腹部を突き破り、彼は後方に吹き飛ばされた。地面は裂け、山々は衝撃波に崩れ落ちた。オーウェンの体は廃墟を突き破り、血まみれの跡を残していった。


コルが再び襲いかかる前に、オーウェンはかろうじて回復した。


黒い稲妻の閃光。


空中を移動する影。


速すぎる。強すぎる。止められない。


バキッ!


コルの拳がオーウェンの顔面に叩きつけられ、骨が砕け、現実そのものが歪んだ。血の跡をたどりながら、空を吹き飛ばされたオーウェンの世界がぼやけた。


歯を食いしばり、感覚が痛みに襲われた。ついていけなかった。


「これは――」オーウェンは声を出そうとしたが、コルの次の攻撃に言葉は奪われた。


コルは至る所にいた。


破壊の嵐。


怪物。


ドカーン!


コルはオーウェンの上に現れ、彼を地面に叩きつけた。衝撃は遺跡を丸ごと飲み込むほどの深いクレーターを作った。


オーウェンは血を吐き、その衝撃に体が痙攣した。彼はなんとか立ち上がろうともがいた。


「…コル、やっと本性を現したな」オーウェンは弱々しくも挑発的な声で、かろうじて言った。「だが、もう自分が誰かも分からんのか?」


コルは何も答えなかった。


彼は姿を消した。


オーウェンの本能が叫んだ――動け!


遅すぎた。


コルが背後に現れ、オーウェンの胸を突き刺した。


グチャグチャ。


オーウェンの体が硬直し、口が開いて無言の悲鳴を上げた。コルの指から黒い血が滴り落ちた。


コルは身を乗り出し、低い雷鳴のような声を上げた。


「一つだけ分かったことがある」とコルは囁いた。


オーウェンは身震いし、体中が痛みに貫かれた。


コルはオーウェンの胸の中で手を捻った。


「私はお前より強い。」


雷鳴がオーウェンの叫び声をかき消した。


影の中から、姿なき者たちが見守っていた。


彼らの目は満足げに輝いていた。


「今、起こっている。」


「どちらかが他方を食い尽くす。」


「最強の者だけが立ち上がる。」


彼らは最初からこの戦いを指揮していた。コルかオーウェンのどちらかが勝つことではなく、どちらかが他方を食い尽くすことだった。


そして今、コルがオーウェンの手を振りほどき、息も絶え絶えに喘ぐオーウェンを残して去った時、最後の一歩が迫っていた。


コルの脳裏に声が響いた。


「彼の心臓を奪え。貪り尽くせ。彼の力はお前のものだ。」


コルの呼吸は荒く乱れていた。視界は怒りと力、そして何か暗いものでぼやけていた。


かろうじて生きていたオーウェンは、這って逃げようとした。体は砕け、再生能力は衰え、彼は負けようとしていた。


コルは、黒焦げの拳を振り上げた。


オーウェンの目は恐怖に見開かれた。 「え、待って――」


コルの指がオーウェンの心臓を握り締めた。


虚空に隠れていた魔女たちが微笑んだ。


「ああ……食べろ」


コルの握りが強まった。瞬間が長引いた。


そして――


闇がすべてを飲み込んだ。

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