第50話「ホットドッグ」
第50話
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・種類:鋼の剣
・攻撃ランク:2
・耐久ランク:2
・魔法属性:---
を3本
・種類:鋼の剣
・攻撃ランク:3
・耐久ランク:3
・魔法属性:---
を2本
親方マサムニルが「いまある在庫の剣じゃ。持ってけじゃ」といって渡してくれた。
・・・・・・・・・・
量産型の剣が
・種類:鋼の剣
・攻撃ランク:1
・耐久ランク:1
・魔法属性:---
で、耐久量が30であることは、魔法属性エンチャントバングルを造った時の実験で分かっている。
今回、耐久ランク3の剣を1本使って実験したところ、耐久量が180であることが分かった。
これらの実験結果からわかることは、
耐久ランク 耐久量
1 30(3本での実験結果)
2 60(3本での実験結果)
3 180(1本での実験結果)
4 720(予測値)
5 3600(予測値)
・この剣の耐久量を超えないように起動魔道具に供給魔力量リミット機能を設けること
・一度使った剣はメンテナンスを必ず行い耐久量を回復させること
この2つは装備者の命を守るためにも必要なことだ。
さてと、魔法属性エンチャント魔道具のための大サイズの魔石がなくなってしまった。
まずは調達のために、“冥界の大森林”の奥地へ行かなくちゃなぁ~と考え事をしていると、ノックの音がした。
トシード:「なんだ。入っていいぞ」
ドアを開け、セバスが入ってくる。
執事セバス:「夜食にホットドッグをお持ちしましたが、いかがでしょうか?」
トシード:「悪くない。もらうよ」
すました顔で答える。
いやー、ちょっと小腹空いたなと思っていたところだったんだよなぁ~。
セバスって気が利くな、凄いな、さすがシゴデキのセバス!
セバスがホットドッグと紅茶を置いて、部屋を出ていくのを、余裕そうな感じで、興味なさげに待つ。
急げ、セバス、急ぐのだ~。
待ちきれないぞ~。
セバスがドアを閉めると、速攻でホットドッグに手をのばす。
手のひらに収まる温かいホットドッグ。
そのバンズはふわりと蒸された柔らかさで、手にほんのりとした熱が伝わる。
香ばしいソーセージが中央に収まり、鮮やかなケチャップとマスタードが絶妙な線を描く。
ピクルスのシャキッとした食感を予感させる香りが鼻をくすぐる。
かぶりつくと、バンズの柔らかさとソーセージの弾力が口の中でひとつになり、ジュワッと旨味が広がる。
ケチャップの甘酸っぱさとマスタードのピリッとした刺激が絶妙なバランスを作り、ピクルスの爽やかな酸味がそれを引き立てる。
目を閉じれば、時が一瞬止まり、このひとくちが幸せを運んでくる。
ホットドッグを食べ終えた後、満足感がじわりと広がる。
手元のカップからはふわりと漂うアサームミルク紅茶の香り。
茶葉の豊かなアロマと、あたたかなミルクのやさしさが調和している。
口にふくむと、ほのかに甘く、どっしりとした紅茶のコクが舌の上で広がる。
ホットドッグの後味が、まるでこのミルクティーによって優しく包み込まれるようだ。
カップを両手で包み込むと、ほんのりとした温もりが指先から伝わり、全身がほっと緩む。
このひとときは、心まで温めてくれる。
シゴデキセバス、褒めてつかわすぞ
と心の中でつぶやく。
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