表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

20/89

第20話「魔道具発明家イネザベス・クスヴァリ」

第20話

ご愛読いただきありがとうございます。

すでに、ブックマーク/星評価をつけてくださった皆様ありがとうございます!

初級ダンジョン実戦訓練から帰ってきた我々を待ち受けていたのは、魔石教育担当のイネザベス・クスヴァリ先生であった。


魔物を倒すことで、必ず手に入る魔石。

Dランク魔物からは極小サイズの魔石

Cランク魔物からは小サイズの魔石


今回はAランクのサイクロプスがドロップした茶色の大サイズの魔石があるのだ。

イネザベス先生が待っていたのは、この魔石である。


通常、Aランクの魔物を倒すには一騎士団相当の戦力が必要であるため、これほどの魔石を手にする機会は極めて稀である。


魔石は色で次のように分類される:

赤の魔石(火属性)

青の魔石(水属性)

緑の魔石(風属性)

茶の魔石(土属性)

黒の魔石(闇属性)

黄の魔石(光属性)


また、魔石のサイズと魔力量の関係は以下の通り:

極小サイズ     (1)

小サイズ     (10)

中サイズ    (100)

大サイズ   (1000)

極大サイズ (10000)


今回手に入れたサイクロプスの魔石は、茶色の土の魔石であり、大サイズの魔石であるため、魔力量は極小サイズの1000倍にも達する。


一般的な魔道具は極小サイズの魔石で動くため、大サイズの魔石を使用することで、どれほどのことが可能になるのだろうか。


イネザベス先生は、三賢モジャー・モーリンの一番弟子であり、新進気鋭の魔道具発明家である。

彼女のキラッキラッとした目の輝きから察するに、相当な魔道具が誕生するに違いない。


・・・・・・・・・・


翌日、さっそく魔石教育の授業。

“色とりどりの極小サイズの魔石の山”と“茶色の大サイズの土属性魔石”が教壇においてある。


イネザベス:「さて、ここには君たちが持ち帰った魔石があります。事前に伝えていたように魔道具コンテストを1か月後に行うので、この極小魔石をつかって好きな魔道具をつくってください」


彼女は、少しずれた眼鏡をスチャッと左手でなおすと、右手で“茶色の大サイズの土属性魔石”をポンポンと軽く叩きながら


イネザベス:「最優秀賞をとった者には、この大サイズの土属性魔石を与えます。そして、素晴らしい魔道具をつくってほしい」


そういうと、彼女の眼球が鋭く光ったように感じた。


・・・・・・・・・・


早速、生徒たちは、生徒同士で意見交換しながら、魔道具の構想に入っていく。


センナ:「トシードさんはどのようなものをお作りになるのですか?」

トシード:「うーん、そうですね。普段、自分の部屋で使う何かがいいですね」

ミツルク:「トシード君は魔道具作りが得意でいいよね~」

トベルト:「うおおーーー、俺は何も作れる気がしねーーー、嫌いなんだこういうチマチマした作業がぁぁぁーーー」

ミツルク:「落ち着いて、トベルト君。できるって!不細工な魔道具かもしれないけどさ~www」

トベルト:「うおおーーー、揶揄いやがってーーー、いくらヒノーヴァー公爵家だとしても、その発言はひどい、ひどすぎる。訴えてやる!」

ミツルク:「わっはっはっ、相変わらず、面白いですね~。トベルト君は」


ムネルダ:「なになに、どうしたの?すごく楽しそうじゃない」


ミツルクはトベルトの頭をヨシヨシしながら、悪戯っぽい満面の笑みである。

そこに、ムネルダが加わり、トベルトの髪をグシャグシャにして楽しみ始めた。

髪形にすごく気を使っているトベルトは、涙目で耐えている。


私はかまわずセンナと会話を続ける。


トシード:「代表的な生活魔道具としては、

赤の火属性魔石は、ストーブ

青の水属性魔石は、加湿器

緑の風属性魔石は、扇風機

茶の土属性魔石は、浄水器

黒の闇属性魔石は、遮光カーテン

黄の光属性魔石は、ランタン

などですね。

あとは最近だと、

赤の火属性魔石と青の水属性魔石を合わせて、給湯器

赤の火属性魔石と緑の風属性魔石を合わせて、温風ドライヤー

などもありますね」


センナ:「いろいろありますね。でもきっと、イネザベス先生が期待しているのは、オリジナルの魔道具ですよね」


トシード:「そうでしょうね。まずは、どんなものが欲しいかから考えるのがいいでしょうね」


センナは大きく頷いている。


トシード:「センナさんはどのようなものが欲しいのですか?」


センナは何かを思いついたようで、急に下を向き、顔がみるみるうちに赤くなっていく。


トシード:「セ、センナさん、どうしま、した、か」

といいながら彼女のことを覗き込む。


センナ:「遠くにいても・・・お話しできる・・・ような・・・モノが・・・欲しい・・・です」

と近くにいる私がギリギリ聞き取れるような声で訴えかけられた。


トシード:「な、なるほど。わ、わかりました。考えてみます」

なぜか私までドキドキしながら、小声で答えた。

最後までお読みいただきありがとうございました。

気に入っていただけた方は、ぜひ、

・ブックマーク

・下の評価で5つ星

よろしくお願いいたしますm(__)m

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ